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競馬新聞を買ってみたものの、数字や記号が多すぎて「どこを見ればよいのか分からない」と感じる初心者は少なくありません。
しかし、最初から紙面に載っているすべての情報を読み解く必要はありません。
まずは「レース条件→予想印→馬柱」の順番で確認し、候補馬を比較するときに騎手・斤量・調教などの情報を補うのが基本。
予想印だけなら新聞の評価、馬柱まで読めれば「なぜその馬が評価されているのか」も自分で判断できるようになります。
この記事では、競馬新聞のどこに何が書かれているのかを整理したうえで、予想に使う順番まで初心者向けに解説します。
新聞によって紙面の配置や記号は異なりますが、基本的な読み方は共通しているため、手元の競馬新聞と照らし合わせながら確認してみてください。
限られた紙面に、出走馬の情報が数多く詰め込まれている競馬新聞。
一見するとかなり複雑ですが、紙面を役割ごとに分ければ、見る項目は主に以下の6つです。
今回は、競馬エイトの紙面を参考に、それぞれの項目がどこに掲載されているのかを見ていきましょう。
| 番号 | 主な項目 | 確認できること |
|---|---|---|
| ① | レース条件 | 競馬場・距離・コース・クラスなど |
| ② | 枠番・馬番・馬名・血統 | 出走馬の基本情報 |
| ③ | 予想印 | 新聞や記者による各馬の評価 |
| ④ | 馬柱 | 過去の成績・通過順位・上がり3Fなど |
| ⑤ | 騎手・斤量 | 今回の騎乗条件や前走からの変化 |
| ⑥ | 厩舎レポート | 馬の状態や条件適性を考える補助情報 |
この中でも、初心者の方に優先して見てほしいのが「①レース条件」「③予想印」「④馬柱」の3つ。
⑤騎手・斤量と⑥厩舎リポートは、候補馬を比較するときに加えるイメージです。
最初に見るのは、画像右側のオレンジ色で囲ったレース条件です。
競馬場やレース番号、発走時刻のほか、芝・ダート、距離、クラス、斤量条件などがまとめられています。
同じ馬でも、芝とダート、短距離と長距離では求められる能力が変わります。前走で好走していても、今回の条件が大きく変わるなら同じように走れるとは限りません。
反対に、前走の着順が悪くても、得意な条件へ戻ることで巻き返すケースもあります。
レース条件を見る目的は、馬柱の中から「今回と比較しやすい過去走」を見つけること。予想の土台となるため、最初に確認したい項目です。
画像上部の青枠には、枠番・馬番・馬名と血統が掲載されています。
色付きで表示されているのが枠番、その枠に入った各馬へ個別に振られているのが馬番です。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 枠番 | 出走馬を8つの枠に分けた番号 |
| 馬番 | 出走馬1頭ごとに付けられた番号 |
単勝・複勝・馬連・馬単・三連複・三連単などで使用するのは馬番。枠連を購入するときは枠番を使います。
同じ青枠内には、父や母父などの血統情報も掲載。距離やコースへの適性を考える材料になりますが、初心者が最初から詳しく覚える必要はありません。
過去成績のない新馬戦では血統の重要度が上がる一方、通常のレースでは馬柱で判断できない部分を補う情報として使います。
画像の黄色い枠に並んでいる、◎・◯・▲・△などの記号。これが新聞や記者による予想印です。
どの馬が高く評価されているのかをひと目で確認できるため、自分だけでは候補馬を絞れない初心者にとって便利な入口になります。
ただし、◎は「必ず1着になる馬」、◯は「2着になる馬」という意味ではありません。
あくまで予想した人の評価順であり、着順を指定した記号ではない点に注意が必要です。
また、同じ馬に多くの印が付いていても、人気が集中してオッズが低ければ、馬券として買う価値が高いとは限りません。
予想印の役割は、買う馬を決めることではなく候補馬を探すこと。印の詳しい意味と使い方は、次のパートで掘り下げます。
画像内で最も大きな赤枠が、出走馬の過去成績をまとめた馬柱です。
競馬新聞を使って自分で予想するなら、特に重要な情報。
新聞によってレイアウトは異なりますが、主に以下の内容が載っています。
初心者が最初に注目しやすいのは着順ですが、それだけではレース内容まで判断できません。
例えば、同じ5着でも、後方から追い上げて勝ち馬と僅差だった馬と、先頭付近から失速して差をつけられた馬では評価が変わります。
大切なのは、「何着だったか」だけでなく、「どの条件で、どのように走ったか」まで確認すること。詳しい読み方は、後ほど馬柱を拡大しながら解説します。
馬名の下にある緑色の枠には、今回騎乗する騎手と、馬が背負う斤量が掲載されています。
騎手欄で確認したいのは、有名な騎手かどうかだけではありません。前走から継続して騎乗するのか、今回から別の騎手へ替わるのかも判断材料になります。
斤量も同様で、重いから不利、軽いから有利と単純には決められません。まず見たいのは、過去走と比べて何kg増減したのかという条件変化です。
騎手や斤量だけで着順が決まるわけではありませんが、能力や適性が近い馬を比較するときには無視できない情報となります。
画像下部のピンク色で囲った部分が、競馬エイトの厩舎リポートです。
陣営への取材内容や記者の見解を基に、馬の状態、前走の振り返り、今回へ向けた評価などがまとめられています。
数字だけでは分かりにくい変化を確認できるのが魅力ですが、好意的なコメントがそのまま好走を保証するわけではありません。
見るべきなのは「調子が良い」といった言葉だけでなく、その理由となる具体的な変化です。
厩舎コメントの名称や掲載場所は新聞によって異なりますが、候補馬の評価に迷ったときの補助材料として使う点は共通しています。
まずは①レース条件、③予想印、④馬柱の順番で確認。
それでも判断が難しいときに、②血統、⑤騎手・斤量、⑥厩舎リポートを加えると、情報量の多い競馬新聞でも読み進めやすくなります。
競馬新聞で最も目につきやすいのが、◎・◯・▲・△などの予想印です。
どの馬が評価されているのかを短時間で把握できる一方、意味を誤解すると「◎と◯を買えば当たる」といった使い方になりかねません。
予想印が示しているのは、予想した記者による評価の順番。実際の着順を指定した記号ではありません。
新聞によって多少の違いはありますが、一般的には以下の意味で使われています。
| 印 | 名称 | 一般的な意味 |
|---|---|---|
| ◎ | 本命 | その記者が最も高く評価している馬 |
| ◯ | 対抗 | 本命に次いで高く評価している馬 |
| ▲ | 単穴 | 本命・対抗に次ぐ評価で、勝つ可能性もある馬 |
| △ | 連下 | 2着・3着を含め、馬券に絡む可能性を見ている馬 |
| ☆ | 穴・期待 | 人気は低くても注目したい馬 |
| 注・× | 注意・押さえ | 買い目に加える候補として警戒する馬 |
◎・◯・▲・△は多くの新聞で似た意味を持ちますが、☆・注・×などの使い方は新聞や記者によって異なります。
見慣れない記号があった場合は、紙面内に掲載されている凡例を優先してください。
実際の競馬エイトの予想印欄を拡大したものが、以下の画像です。
※画像は競馬エイトの別レースに掲載された予想印欄です。記号の種類や意味は、新聞によって異なる場合があります。
右端にあるのが記者名。
記者名から左へ横にたどると、その記者が各馬に付けた印を確認できます。
反対に、1頭の列を上から下へ見れば、その馬が複数の記者からどのように評価されているのかが分かる仕組みです。
なお、画像内にある「初ダ」は「初めてダートを走る」という補足情報であり、予想印ではありません。
本紙予想とは、その新聞を代表する予想のこと。
どの記者の予想を参考にするか迷ったら、本紙予想を参考にしてみてください。
一方、各記者の印には、それぞれが重視する予想材料や見解が反映されます。
同じレースでも本命馬が分かれているのは、そのため。
複数の記者から◎や◯が付いている馬は、紙面内で共通して高く評価されている存在です。
ただし、◎・◯印の数が多いことと、馬券として買う価値が高いことは同じではありません。
印が集中した馬は人気も集めやすく、的中しても配当が低くなる可能性があります。
反対に、1人の記者だけが高く評価している馬には、他の記者が重視していない材料があるかもしれません。
そのため初心者は、まず本紙予想を基準に候補馬を確認しましょう。
そのうえで、評価が大きく異なる記者の印やコメントを読むと、情報を追いやすくなります。
予想印の意味が分かっても、気になるのは「実際に◎を買い続けたらどうなるのか」という点でしょう。
当サイトでは、中央競馬を扱う競馬新聞15紙を対象に、本紙◎の複勝成績を比較しました。
検証条件は、2023年3月1日から2026年9月7日までに行われたJRAメイン313レース。
各紙の本紙◎を、1レースにつき100円ずつ複勝購入した場合の結果です。
| 検証結果 | 競馬新聞 | 数値 |
|---|---|---|
| 複勝的中率トップ | 競馬ブック | 63.9% |
| 競馬ブックの複勝回収率 | 競馬ブック | 89% |
| 複勝回収率トップ | 東スポ | 105% |
この結果から分かるのは、的中率が高い新聞と、回収率が高い新聞は一致しないということ。
競馬ブックの本紙◎は、検証した15紙の中で最も高い複勝的中率を記録しました。
しかし、回収率は89%。的中する回数が多くても、そのまま買い続ければ投資額を下回る結果です。
一方、最も高い複勝回収率を記録したのは東スポの105%。
検証期間内ではプラスですが、今後も同じ回収率になることを保証する数字ではありません。
また、今回の結果はJRAメインレース・本紙◎・複勝という条件に限った集計です。
すべてのレースや券種に、そのまま当てはまるわけではありません。
15紙の詳しい成績や集計条件は、当たる競馬新聞ランキングからチェックしてみてください!
予想印だけで買い目を決めるのは簡単ですが、それでは新聞に載っている馬柱やコメントを活かせません。
初心者は、以下の3段階で使うと判断しやすくなります。
印が多くても、今回の条件に合う実績がなく、オッズも低ければ見送る選択肢があります。
反対に印が少ない馬でも、得意条件へ替わる根拠があり、オッズに妙味があるなら候補に残せるでしょう。
つまり、予想印は結論ではなく、買い目に残る馬を絞るための入口。
この役割を理解すると、記者の予想へ丸乗りするだけでなく、自分なりの判断を加えられるようになります。
出走表の大部分を占めるのが「馬柱」。
馬柱には、各馬のプロフィールや過去のレース結果が凝縮されています。
情報量が多く、競馬新聞を初めて開いた人が最もつまずきやすい部分。
ただし、すべての数字を一度に覚える必要はありません。
まずは「今回と近い条件で、どのような走りをしていたか」を確認できれば十分です。
画像は、競馬エイトに掲載された馬柱。
上部に馬名・血統・騎手・斤量・予想印があり、その下に過去3走の成績、出走間隔、条件別成績が並んでいます。
競馬エイトでは、1走分の成績が複数の行に分けて掲載されています。
画像上段にある「1小① 1.24」のレースを例に、各行の意味を整理しました。
| 番号 | 紙面の表記 | 掲載されている情報 |
|---|---|---|
| ① | 1小① 1.24 | 開催回・競馬場・開催日・レース日 (1回小倉1日目・1月24日) |
| ② | 未勝⑨12 | レース条件・着順・馬場状態・着差 (未勝利・9着・12馬身差) |
| ③ | 千七ダ 1495 | 距離・芝またはダート・走破時計 (1700mダート1:49.5) |
| ④ | 57 菊沢一 2.1 | 斤量・騎手・勝ち馬とのタイム差 (57kg菊沢一樹騎手2.1秒差) |
| ⑤ | 頭数・馬番・人気・馬体重 | 出走頭数・馬番・単勝人気・当日の馬体重 (10頭・馬番⑦・6番人気・500kg・B=ブリンカーあり) |
| ⑥ | ⑦23外追上退 | 2・3・4コーナー通過順位 4コーナー位置・走り方 |
| ⑦ | 38.2 M 40.6 | 前半の通過タイム・ペース・上がり3F |
| ⑧ | アンコールアゲイン | 勝ち馬の名前 |
なお、競馬エイトでは着順を囲む記号から馬場状態も確認できます。
例えば、❸なら重馬場で3着を表しています。
印刷状態によっては丸と四角を見分けにくいため、レース条件と照らし合わせながら確認しましょう。
馬柱を見るときは、前走の着順だけで評価せず、今回と条件が近いレースを探します。
画像のアーサーバローズは、過去3走すべてダート戦に出走しています。
今回もダート戦なら参考にしやすい一方、初めて芝へ出走する場合は、過去の着順をそのまま当てはめられません。
前走よりも2走前や3走前のほうが今回の条件に近ければ、そちらを優先して確認します。
完全に同じ条件がない場合は、まず芝・ダート、次に距離や競馬場が近いレースを探してみましょう。
着順は分かりやすい情報ですが、それだけで好走と凡走を判断するのは早計。
同じ5着でも、勝ち馬から0.2秒差だった馬と、2秒以上離された馬では内容が異なります。
なぜなら、着差が小さければ、着順ほど大きく負けていない可能性があるため。
単勝人気からは、そのレースでどの程度評価されていたのかも分かります。
ただし、人気より負けたという理由だけで評価を下げるのは危険。
距離が合わなかったのか、終盤に失速したのか、後方から追い上げても届かなかったのか。
次に通過順位や上がり3Fを確認し、結果に至った理由を探しましょう。
上がり3Fとは、ゴールまでの最後の600mを走ったタイムのこと。
画像では、過去走欄の下部にある「40.6」が該当します。
基本的には数字が小さいほど、最後の600mを速く走ったという意味。
上がり3Fの後ろに付いている囲み数字は、同じレース内での上がり順位を示します。
たとえば「37.5②」なら、上がり3Fが37秒5で、出走馬のなかで2番目に速かったという読み方。
ですが、上がり3Fが最も速い馬=次走で最も強い馬ではありません。
後方で脚をためた結果、速い上がりを記録しても先頭まで届かないケースがあります。前半のペースや通過順位と組み合わせて判断しましょう。
また、上がり3Fの前にある「M」は、レース全体のペースを表します。
速いペースを前方で追走した馬と、遅いペースを後方で追走した馬では、同じ上がりタイムでも内容が異なります。
走破時計は、スタートからゴールまでにかかったタイムです。
時計が速い馬ほど強く見えますが、競馬場や距離、馬場状態が違えば単純には比較できません。
これらは時計の出方が変わる条件。
走破時計は、できるだけ同じ競馬場・距離・馬場状態のレース同士で比較します。
条件が大きく違う場合は、時計の速さよりも着差や通過順位を優先したほうが判断しやすくなります。
過去走欄には、それぞれのレースに出走したときの馬体重も掲載されています。
画像の馬は、500kgで出走していたことが分かります。
馬体重は、重ければ悪い、軽ければ良いという情報ではありません。
成長によって増える馬もいれば、休養明けで余裕が残っているケースもあります。
反対に、大幅な減少が必ずしも状態悪化を意味するわけではありません。
増減だけで判断せず、その馬が好走したときの馬体重と比較するのが基本です。
なお、今回の馬体重はレース当日に発表されます。
新聞に掲載されている過去の馬体重とは分けて確認してください。
馬柱の下部には、「左ダ」「右ダ」「京ダ」「阪ダ」「全ダ」などの条件別成績が掲載されています。
各項目の下に並ぶ4つの数字は、上から1着・2着・3着・4着以下の回数です。
画像の「全」にある「0-1-2-5」なら、ダート戦で1着が0回、2着が1回、3着が2回、4着以下が5回ということ。
「0-0-0-0」は、その条件ですべて着外だったのではなく、まだ一度も出走していないという意味です。
馬柱を確認したら、最後に次の3点を整理します。
すべての数字や記号を覚える必要はありません。
予想印で候補を絞り、馬柱で「今回の条件でも走れそうか」を確認する。この順番なら、初心者でも競馬新聞を予想に活かしやすくなります。
競馬新聞の項目を理解しても、紙面を眺めるだけでは馬券の予想につながりません。
重要なのは、情報を確認する順番です。
初心者は「レース条件→予想印→馬柱→補助情報→オッズ」の順に確認すると、情報の多さに迷いにくくなります。
最初に、予想するレースの条件を確認します。
ここで確認した条件が、馬柱から参考にする過去走を選ぶ基準になります。
例えば今回がダート1,800mなら、芝や短距離の成績よりも、過去にダート1,800m前後を走ったときの内容を優先してください。
次に、本紙予想や各記者の印から詳しく調べる馬を選びましょう。
最初は、本紙◎・◯・▲や、複数の記者から印を集めている馬を中心に2~4頭ほどを選んでください。
この段階では買う馬を決定せず、「馬柱を詳しく読む馬」を選ぶだけに留めましょう。
候補馬を絞ったら、馬柱から今回の条件でも走れそうな根拠を探します。
印が多くても、今回と近い条件で結果を残していなければ、その評価をそのまま信用する必要はありません。
反対に前走の着順が悪くても、今回得意な条件へ戻る馬や、勝ち馬との着差が小さかった馬なら候補に残せます。
「印が付いているから残す」のではなく、「馬柱から好走できそうな理由を見つけられたから残す」という判断が理想です。
馬柱だけでは評価を決めきれない馬が残ったら、騎手・斤量・調教・血統・厩舎リポートを比較します。
有名騎手への乗り替わりや好意的なコメントは目につきますが、それだけで好走が決まるわけではありません。
あくまで、馬柱で能力や適性が近い馬を比較するための補助材料です。
最後に、出走取り消し・馬場状態・馬体重・最新のオッズを確認します。
新聞で高く評価されている馬は人気も集まりやすく、的中しても十分な払戻を得られないことも。
そのため候補馬を絞ったあとは、以下の3点もチェックしておきましょう。
買い目に入る馬を絞れないまま、なんとなく予想するのはNG。
絞りきれなかった場合は、そのレースを見送ることも重要です。
| 判断 | 判断材料 |
|---|---|
| 候補に残す | 予想印があり、今回と近い条件で好走した根拠もある |
| ほかの馬と比較する | 評価できる材料はあるが、条件変更や着差などに不安もある |
| 見送る | 予想印以外の根拠を見つけられず、オッズも見合わない |
予想で大切なのは、新聞に載っている情報をすべて使うことではありません。
レース条件と予想印で候補を絞り、馬柱で根拠を確認。最後にオッズを見て、買う価値があるか判断する。
この流れを繰り返すことで、競馬新聞を読むだけでなく、自分の予想に活かせるようになります。
まだ使う新聞が決まっていない方は、情報量や読みやすさを比較したおすすめ競馬新聞の記事も参考にしてみてください!
騎手・斤量・調教・血統も、競馬新聞に掲載されている重要な情報です。
ただし、これらを最初から細かく確認すると、情報が増えすぎて判断しにくくなります。
まずは予想印と馬柱で候補馬を絞り、評価が近い馬を比較するときに騎手・斤量・調教・血統を使うのが基本です。
| 項目 | 主に確認すること | 避けたい判断 |
|---|---|---|
| 騎手 | 継続騎乗・乗り替わり・過去の騎乗内容 | 有名騎手だから買う |
| 斤量 | 前走からの増減・斤量条件 | 軽い馬ほど有利と決めつける |
| 調教 | 動き・時計・前走時からの変化 | 時計が速いだけで高く評価する |
| 血統 | 芝・ダート・距離などへの適性 | 有名な父を持つだけで評価する |
騎手欄で最初に確認したいのは、前走と同じ騎手が乗る継続騎乗なのか、別の騎手へ替わる乗り替わりなのかという点です。
継続騎乗なら、その馬の癖や特徴を把握したうえでレースへ臨める可能性があります。過去に同じ騎手との組み合わせで好走していれば、ひとつの判断材料になるでしょう。
一方、乗り替わりも必ずしもマイナスではありません。
前走で力を発揮できなかった馬が、騎手や乗り方の変更によって巻き返すケースもあります。新聞に乗り替わりの理由や陣営の狙いが掲載されていれば、厩舎リポートと合わせて確認したいところです。
重要なのは騎手の知名度ではなく、その馬の能力を発揮しやすい騎乗が期待できるかどうか。
実績のある騎手へ替わったという理由だけで、馬柱の内容が不十分な馬を高く評価するのは避けましょう。
斤量とは、レースで馬が背負う負担重量です。
年齢・性別・レース条件などによって決まり、ハンデ戦では各馬の能力差を考慮して個別に設定されます。
斤量を見るときは、今回の数字だけでなく前走からの増減を確認します。
ただし、斤量が増えたから走れない、減ったから好走するとは限りません。
ハンデ戦で重い斤量を背負う馬は、それだけ高い能力を評価されているとも考えられます。また、斤量の影響は馬の体格や距離、レース展開によっても変わります。
「何kg背負うか」だけでなく、「過去に近い斤量で好走しているか」まで馬柱から確認しましょう。
調教欄には、レースへ向けた追い切りの時計や動き、記者による評価などが掲載されています。
時計が速い馬は目につきますが、単純に数字が小さい馬ほど状態が良いとは判断できません。
調教コースや馬場状態、騎乗者、どの程度負荷をかけたのかによって時計の出方が変わるためです。
初心者は、次のポイントから確認してみてください。
特に調教を重視したいのが、新馬戦や長期休養明け。参考にできる近走成績が少ないため、現在の仕上がりを判断する材料として重要度が上がります。
調教時計をほかの馬と単純比較するのではなく、その馬の前走時や過去の好走時と比べるのがポイントです。
血統欄には、父・母・母父などの情報が掲載されています。
血統から判断しやすいのは、芝・ダート、距離、コースなどへの適性です。
ただし、同じ父を持つ馬でも能力や得意条件は異なります。有名な種牡馬の産駒という理由だけで、好走できるとは限りません。
すでに同じ条件を何度も走っている馬は実際の成績を優先し、経験の少ない条件を予測するときに血統を使います。
特に血統を確認したいのは、次のようなケースです。
例えば初めてダートへ出走する馬は、ダートでの実績がないため馬柱だけでは適性を判断できません。父や母父、その産駒の傾向が補助材料になります。
あくまで可能性を考えるための情報であり、血統だけで適性を断定しないことが大切です。
騎手・斤量・調教・血統の重要度は、どのレースでも同じではありません。
| レースや出走馬の状況 | 優先して確認したい情報 |
|---|---|
| 過去成績が十分にある | 馬柱を優先し、騎手・斤量を比較材料にする |
| 新馬戦 | 調教・血統・厩舎リポート |
| 長期休養明け | 調教・厩舎リポート |
| 初めての芝・ダート | 血統・調教・厩舎リポート |
| 初めての距離 | 血統・過去のレース内容 |
| ハンデ戦 | 斤量の増減・近い斤量での過去成績 |
過去成績が豊富な馬なら、実際に走った結果が最も直接的な判断材料になります。
反対に、新馬戦や初めての条件では参考にできる成績が少ないため、調教や血統の比重を上げる必要があります。
すべての情報を同じように見るのではなく、馬柱で不足している部分を騎手・斤量・調教・血統で補いましょう。
ここまで解説した読み方を、実際のレースへ当てはめてみましょう。
使用するのは、冒頭から掲載している競馬エイトの2026年3月22日阪神1Rです。
※以下はレース終了後に紙面と結果を照合した解説です。当時、事前に購入した馬券の結果ではありません。
| 項目 | レース条件 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年3月22日 |
| 競馬場・レース | 阪神1R |
| クラス | 3歳未勝利・牝馬限定 |
| コース | ダート1,400m・右回り |
| 馬場状態 | 良 |
| 出走頭数 | 14頭 |
3歳未勝利戦は出走経験の少ない馬も多く、能力差を判断しにくいレース。
過去の着順だけでなく、ダートでの走り、距離変更、通過順位、上がり3Fまで確認する必要があります。
紙面で最も高い評価を集めていたのが、⑭シオンダンサー。
掲載された7つの予想欄すべてで◎または◯が付いており、記者間でも評価がほぼ一致していました。
⑪ペイシャサウスにも◯を中心とした印が並び、⑥ワイルドチャームには複数の印。⑩メイショウナナユキは、一部の記者が△を付ける程度でした。
| 馬 | 紙面から読み取れる評価 |
|---|---|
| ⑭シオンダンサー | ◎・◯が集中した中心候補 |
| ⑪ペイシャサウス | ◯を中心に高く評価された相手候補 |
| ⑥ワイルドチャーム | 複数の記者が印を付けた相手候補 |
| ⑩メイショウナナユキ | 一部の記者が△を付けた押さえ候補 |
予想印だけを見るなら、まず⑭シオンダンサーを中心に置き、⑪ペイシャサウスなどを相手候補として調べる流れになります。
次に、最も印を集めていた⑭シオンダンサーの馬柱を確認します。
紙面に掲載された過去2走はいずれもダート戦で2着。まだ勝利はありませんが、2戦続けて上位争いへ加わっていました。
今回のダート1,400mは過去2走より短い条件ですが、ダートで安定して先行できていた点は評価材料になります。
つまり、⑭シオンダンサーに印が集まっている理由を、馬柱からも確認できる状態です。
ただし、1,400mでの実績はなく、距離短縮が必ず良い方向へ働くとは限りません。
「高評価だから問題なし」で終わらず、評価できる材料と未経験の条件を分けて整理します。
⑭シオンダンサーの最終単勝オッズは1.3倍。
紙面だけでなく、馬券購入者からも圧倒的に支持されていました。
高い支持を集めている分、単勝が的中しても100円に対する払戻は130円。
能力面で中心にしやすい一方、配当面では大きな利益を狙いにくいオッズとなっています。
予想印と馬柱で好走の可能性を確認したあと、低いオッズに見合うだけの根拠があるかを考える必要があります。
自信を持てなければ、相手選びを無理に広げず、レース自体を見送る判断も必要です。
| 着順 | 馬 | 人気 | 単勝オッズ | 通過順位 | 上がり3F |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | ⑭シオンダンサー | 1番人気 | 1.3倍 | 1-1 | 38.1秒 |
| 2着 | ⑩メイショウナナユキ | 5番人気 | 22.5倍 | 11-10 | 37.6秒 |
| 3着 | ⑥ワイルドチャーム | 3番人気 | 10.4倍 | 3-4 | 38.6秒 |
| 11着 | ⑪ペイシャサウス | 2番人気 | 6.2倍 | 6-8 | 39.8秒 |
⑭シオンダンサーは先頭を走り、そのまま5馬身差で勝利。
予想印と馬柱の両方から評価できた馬が、期待に応えた形です。
一方、2着へ入った⑩メイショウナナユキは、紙面で一部の記者が△を付ける程度でした。
レースでは後方11番手から追い上げ、メンバー最速タイとなる上がり3F37.6秒を記録。印の少ない馬が2着まで伸びています。
複数の◯を集めていた⑪ペイシャサウスは、2番人気に支持されたものの11着に。
印や人気が集中しても、必ず好走するわけではないという例を見ることが出来ました。
このレースの3連単は⑭→⑩→⑥で、払戻は12,000円。
ただし、結果を見たあとに「紙面からこの3頭を選べた」と結論づけるのは後付けです。
⑩メイショウナナユキは紙面上の優先順位が高かったとはいえず、事前に残すには根拠が不十分でした。
この結果から分かるのは・・・
競馬新聞は、「結果を完全に当てることではなく、候補に残す理由と見送る理由を探す為に使え」ということです。
予想印を入口にしながら馬柱で根拠を確認し、最後にオッズを見て購入するか判断する。
この順番を守ることで、紙面の情報を予想へ活かしやすくなります。
最初は「レース条件→予想印→馬柱」の順番で確認しましょう。
まず距離や芝・ダートなどのレース条件を把握し、予想印から気になる馬を絞ります。
その後、馬柱を使って今回の条件に合う馬なのかを確認する流れです。
騎手・斤量・調教・血統まで最初から完璧に読む必要はありません。慣れるまでは、予想印と馬柱を中心に見るだけでも十分です。
確認するレース数に明確な決まりはありませんが、初心者は直近3走を目安にすると整理しやすくなります。
ただし、単純に新しい順から見るだけでは不十分。
今回と芝・ダート、距離、競馬場が近いレースを優先してください。
直近3走に似た条件がなければ、さらに前の成績までさかのぼって探しましょう。
◎が多くても、必ず勝つとは限りません。
複数の記者から◎を付けられている馬は、紙面上で高く評価されている有力候補。
ただし、予想印は各記者の見解であり、的中を保証するものではありません。
◎の数だけで買い目を決めず、馬柱や今回のレース条件も確認して判断しましょう。
紙面のレイアウトや略称、予想印の種類は新聞によって異なります。
一方で、レース条件・馬名・予想印・馬柱・騎手と斤量・厩舎情報など、予想に使う基本項目はほぼ共通。
掲載位置が違っても、この記事で解説した順番はほかの競馬新聞にも応用できます。
初めて使う新聞では、紙面に掲載されている記号や略称の説明も併せて確認してください。
競馬新聞は予想の土台になりますが、紙面の情報だけで買い目を確定するのはおすすめできません。
新聞の発行後にも、出走取消・馬場状態・馬体重・オッズなどは変わります。
新聞で候補を絞ったら、馬券を購入する前にJRA公式サイトなどで最新情報を確認しましょう。
競馬新聞には多くの情報が詰め込まれていますが、すべてを一度に理解する必要はありません。
初心者は、次の順番で紙面を読んでみてください。
競馬新聞は答えが書かれた予想表ではなく、出走馬を同じ基準で比較し、自分なりの結論を出すための道具です。
最初は予想印と馬柱だけでも構いません。
実際のレースと見比べながら使っていけば、数字や略称の意味だけでなく、どの情報を重視すべきかも少しずつ分かってきます。
これから競馬新聞を購入する方や、現在の新聞が自分に合っているか迷っている方は、おすすめの競馬新聞を比較した記事も参考にしてください。
各紙の特徴を見比べながら、自分が読みやすい一紙を選べます!
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【初心者必見】競馬新聞の見方や読み方|実際の予想手順も徹底解説!の口コミ