【 高松宮記念(G1)2016 回顧 】またもや違う展開を見せた高松宮記念。

高松宮記念(G1) 先週のレース傾向

先週はAコースからBコースに変更され、
結果、時計が速い決着が多くなりました。

今回の高松宮記念も例年の傾向より、
時計は若干速いくらいだと考えていましたが、
想像以上に速い時計となりました。

スタートでは、ローレルベローチェがハナを切り、
ハクサンムーン、ミッキーアイルが続きました。

期待の高かったウリウリはゲートが若干悪かったですね。

この3頭の少し後方にビッグアーサーが付いてきており、
絶好と言える位置で待機。

そして、前半は32.7秒とかなり速い時計で流れていました。

4コーナーあたりから後続がジワジワと追い詰めてきて、
コーナーを回ったあたりからミッキーアイルが先頭に立ちました。

ローレルベローチェ、ハクサンムーンはズルズルと後退していき、
外からビッグアーサーが伸びてきて、ゴール手前でミッキーアイルを捕え、
レースレコードで勝利。

かなりの高速馬場になってしまったおかげで、
後方で待機していた馬にとっては入る余地がなかったですね。

1番人気の期待に応えたビッグアーサー。

重賞未勝利の馬なので、過剰人気かと思いきや、
時計を見ても強い競馬をした事は明らかで、
今後、更に期待される1頭となるでしょう。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

高松宮記念(G1) 各競走馬のレース回顧

■ビッグアーサー(1着)
新スプリント王者となったビッグアーサー。

今回は全体的に流れた事でこの馬に有利な展開となったとは思いますが、
やはりラップを見ても純粋に強い馬である事は間違いありません。

今後のスプリント界を引っ張る存在になるでしょう。

福永騎手の位置取りも素晴らしかったと思います。

ただ、京都の短距離となると枠次第では絶対的な信頼とは
言えなさそうです。

■ミッキーアイル(2着)
こちらは前半の展開に泣かされたという感じです。

2着とはいえこの展開で先行し、
最後まで残っているのは負けて強しの内容でした。

基礎スピードの質も上がってきており、
これからもスプリント戦で期待できる馬でしょう。

■アルビアーノ(3着)
最後の直線で少し窮屈になり追い出しが遅れた事が
若干響き、3着となったアルビアーノ。

道中でもう少し前目の位置ならという感じがしました。

この展開で上り33.4秒を見せている事から、
能力は高い事は証明されていますが、
距離的にもう少し長い距離の方がいいと思います。

ハイレベルな戦いで3着になっていますので、
ヴィクトリアマイルでの戦いが楽しみです。

■アクティブミノル(4着)
これまで、先行してきた競馬から
今回は差しの競馬をしてきました。

それが功を奏し最後は伸びてきて、
16番人気ながら4着に台頭したアクティブミノル。

57キロの斤量を背負いながらの4着ですので、
評価はできるとは思いますが、この走りが今後もできるかは
わかりませんので、穴狙いならいいとは思います。

■ウリウリ(9着)
今回は思わぬ凡走となったウリウリ。

外を回らされる形となってしまった事もあり、
今回の展開が厳しかったとは思いますが、

最後は同じ様な展開にいたスノードラゴンやアルビアーノに届かなかったので、
年齢的にも今後の予想では評価を落とす必要があるのかもしれません。
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個人的に期待していたハクサンムーンは、
大外でここまでの高速競馬では難しかったですね。

ただ、まだまだ展開が噛み合えば上位に行く可能性はあると、
今回のレースを見ても感じましたので今後も期待できるでしょう。

今回、高松宮記念としては速い時計となり、
予想はしにくくなりましたが、時計が出てこその
スプリント戦だと思いますので、良いレースであったと思います。

それでは次回のレース予想は、
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4月3日(日)
産経大阪杯(G2)
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ラキシスやキズナといった、
数々のスターホースが勝利しているこのレース。

昨年の実績馬が出てくる事、頭数も少ないケースが多い事から、
堅い決着となりやすいです。

昨年、数々の好走を見せてくれたラブリーデイが、
このレースから始動してきます。

まだまだ成長が見込めるラブリーデイの
今年の走りに注目です。

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