【CBC賞(G3)2016回顧】最近のコース傾向がハッキリと現れたレース

CBC賞(G3) 先週のレース傾向

今年は良馬場の中で行われたハンデ重賞。

福島で行われたラジオNIKKEI賞でも、
斤量は7キロの差がありましたが、
こちらは10.5キロも差がありましたね。

毎年ペースが変わるので、
なかなか読みにくいレースではありますが、
今年はどのような展開になったのでしょうか。

スタートはほぼ揃っていましたが、
今回唯一のG1馬スノードラゴンだけ、
少しスタートが悪い感じになりました。

まず飛び出したのがベルカント。

その後からはラヴァーズポイント、シンデレラボーイが
徐々に前にいき、その内側の後ろには1番人気の、
エイシンブルズアイ。

前半は前が団子状態になって進み、
時計は33.8秒と昨年と比べるとややスローな感じに。

前で走っていたベルカントがそのまま先頭で4コーナーを
曲がり直線に。

逃げるベルカントを追走するのは、
ラヴァーズポイント、サドンストーム。

そして、道中では後方にいて最後は外に持ち出してきた、
レッドファルクスがラスト200Mあたりからグングン伸びてきました。

最後はゴール直前でレッドファルクスが差し切って1着。

素晴らしい末脚を見せてくれました。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

CBC賞(G3) 各競走馬のレース回顧

■レッドファルクス(1着)
最後に驚きの伸びを見せ、
重賞初制覇を飾ったレッドファルクス。

中京では連帯を外した事はないとはいえ、
4戦中2戦はダート戦ですし、
スピードに不安点があったので軽視していました。

この高速馬場でよくついてこれたと思います。

今回の走りをみる限りではG1クラスでも
通用するのではないかと思います。

かなり強い競馬をしていましたので、
秋の重賞でも注目をせざるを得ない1頭となるでしょう。

■ラヴァーズポイント(2着)
終始ベルカントの後ろをつけながらも、
自分のペースで競馬をしていました。

軽ハンデの恩恵はあったとはいえ、
こちらも予想外の実力を発揮してくれました。

スタートも良く、安定感もありますが、
ハンデがあってこそという感じでしたので、
今後もハンデ戦なら狙いたいですね。

■ベルカント(3着)
休み明けながら、よく走ったと思います。

スタートではハナを切り、
もう少しスローに押さえたかったと思いますが、
後ろから突かれていたのでペースを抑えきれませんでした。

前半のスピードが響き、後半はもう一つ伸びる事ができませんでしたね。

ただ、パフォーマンスは上げてきていると思いますし、
今後も大きく崩れる事はないでしょう。

■サドンストーム(4着)
こちらも前半のスピードが響いた模様。

内容的には決して悪くはなく、最後も伸びてはきていますが、
ロスの無い競馬をしていただけにやはり同条件の、
レッドファルクスにはかなり劣っている印象を受けました。

展開が合えばまだ馬券内に喰い込む事はできると思います。

■エイシンブルズアイ(9着)
1番人気ながら惨敗となったエイシンブルズアイ。

まずまずのスタートから位置的には、
やや前目で悪くはなかったと思います。

恐らく終始内枠で、かなり窮屈な感じでしたので、
坂への勢いがいまいちつけられなかったのでしょう。

このメンバーでここまで大敗するとは思いませんでしたので、
今回は展開合わなかったと思います。

次走も変わらずに期待したいと思います。

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今年はやや荒れたCBC賞。

今年も例年とは違った性質を見せたので、
予想は難しかったです。

スノードラゴンも展開に恵まれずに惨敗していましたが、
まだまだコースや展開が合えばやれていたでしょう。

今回はレッドファルクスが想像以上の実力を見せてくれた事が
収穫になりました。

この夏で開花してくる馬はまだまだいると思うと、
夏競馬も面白いですね。

それでは次回のレース予想は、
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7月10日(日)
七夕賞(G3)
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今週はサマー2000シリーズの初戦七夕賞。

こちらもハンデ戦となっており、
上位人気の信頼度は低いレース。

昨年は100万馬券が飛び出しています。

CBC賞と同様、毎年色々な傾向を見せますし、
勝利馬の脚質も様々でこちらも読みにくいレースとなります。

福島巧者が活躍しやすいレースで、
今回のように枠順もキモになってきますので、
その点を加味して予想していきたいと思います。

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