地方競馬で当たりやすい競馬場ランキング|1年分の開催データを元に各競馬場戦績を比較

地方競馬は、競馬場によってコース形態や出走する馬、レースの傾向がかなり違います。

となると、「実際に当たりやすい・当てやすい競馬場はあるのか?」という部分は気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、NAR公式が公開している2025年7月〜2026年6月のレース情報を参考に、帯広を除く地方競馬14場・計13000以上のレースの勝率や連対率を集計しました。

1番人気がどれだけ安定しているのか、上位人気だけでどこまで決着しているのか。

さらには3連単の配当データをもとに、「当てやすい競馬場」と「堅い競馬場」を分けて比較しています。

感覚ではなくデータをもとに馬券を買いたい型は、ぜひ活用してみてください。

地方競馬で当たりやすい競馬場ランキング|現在の1位は金沢

さっそく、地方競馬で最も当たりやすい競馬場ランキングを発表していきます。

今回”当たりやすい”の基準として設けたのは「軸を決めやすいか」「相手まで絞りやすいか」の2つの観点。

NAR公式が公開している「月別開催日程(2025年7月〜2026年6月まで集計)」を参照し、以下数字をもとにガチ競馬独自の”当てやすさ指数”を作成。

具体的な以下の数値を使い、ランキングを決定しています。

  •  対象期間:2025年7月〜2026年6月
  • 対象レース:地方競馬14場・計13,506レース
  • 軸の決めやすさ:1番人気が3着以内に入った割合
  • 相手の絞りやすさ:1〜3番人気のうち2頭以上が3着以内に入った割合
  • 当てやすさ指数:上記2指標を50%ずつで平均
    ↳この指数でランキングを作成

当てやすさ指数が高い競馬場ほど、当てやすい競馬場という認識で構いません。

では、ランキングをご覧ください。

順位 競馬場 当てやすさ指数 対象レース 1人気勝率 1人気
3着内率
上位人気2頭以上
3着内率
1位 金沢 78.7 975戦 51.1% 81.9% 75.5%
2位 佐賀 78.6 1,240戦 50.6% 81.9% 75.3%
3位 笠松 77.3 1,000戦 47.1% 79.5% 75.1%
4位 門別 75.6 1,014戦 45.6% 77.5% 73.8%
5位 園田 75.3 1,610戦 48.3% 79.2% 71.5%
6位 姫路 72.9 288戦 42.7% 74.0% 71.9%
7位 水沢 72.8 783戦 44.1% 74.7% 70.9%
8位 高知 72.1 1,149戦 44.6% 75.3% 69.0%
9位 盛岡 71.7 744戦 46.5% 76.2% 67.2%
10位 大井 71.3 1,165戦 45.6% 75.6% 67.0%
11位 川崎 70.6 744戦 46.4% 75.0% 66.1%
12位 名古屋 70.1 1,396戦 44.1% 74.1% 66.0%
13位 浦和 69.7 669戦 41.0% 73.8% 65.6%
14位 船橋 69.6 729戦 41.7% 72.6% 66.7%

※NAR公式「月別開催日程」から取得した2025年7月〜2026年6月の全レース情報をガチ競馬が独自集計。競走方式が異なる帯広のばんえい競馬はランキング対象外。

当てやすさ指数をもとにした、地方競馬で最も当たりやすい競馬場は金沢競馬場でした。

また、2位の佐賀競馬場も金沢とわずか0.1差。

3位の笠松競馬場も77.3を記録しており、今回の集計では金沢・佐賀・笠松の3競馬場が当てやすさ上位グループと見て良さそうです。

特に金沢と佐賀は、1番人気が約半数のレースで勝利し、3着以内には81.9%の割合で入っています。

ただ一方、下位の競馬場も当たらないわけではありません。

今回の順位はあくまで、人気馬を中心に軸と相手を絞りやすかったかを比較した結果として参考にしてみてください。

ただ一方、下位の競馬場も当たらないわけではありません。

今回の順位はあくまで、人気馬を中心に軸と相手を絞りやすかったかを比較した結果として参考にしてみてください。

1番人気が勝ちやすい競馬場|単勝・1着固定の参考に考える

1番人気勝率は、1番人気を単勝で買う場合や、馬単・3連単の1着に固定する場合に参考となる数字です。

ここの順位が高いほど1人気の信頼度が高いということなので、単勝・1着固定の軸として1番人気を選ぶ場面で参考になります。

上位3場は以下の通り。

順位 競馬場 1人気勝率
1位 金沢 51.1%
2位 佐賀 50.6%
3位 園田 48.3%

金沢と佐賀では、1番人気が約半数のレースで勝利していました。

ただし、すべての1番人気を機械的に買うのではなく、能力差や展開面でも信頼できるレースを絞る際の参考として使う数字です。

1番人気が馬券内に入りやすい競馬場|連複系の軸選びの参考にする

1番人気3着内率は、勝ち切れなくても馬券内へ残る安定感を表しています。

例えば連複系の相手枠に1人気を選ぶなど、その馬が勝てなくても当たる券種を用いる場面で積極的に取り入れていきたいデータです。

上位3場は以下の通り。

順位 競馬場 1人気3着内率
1位 金沢 81.9%
1位 佐賀 81.9%
3位 笠松 79.5%

金沢と佐賀では、1番人気が約8割のレースで3着以内に入っていました。

1着固定では不安が残る場合でも、複勝やワイドの軸としては残しやすかった競馬場と言えます。

1〜3人気が好走しやすい競馬場|相手選びの参考にする

上位人気2頭以上3着内率は、1〜3番人気のうち2頭以上が馬券内へ入った割合。

上位人気同士が好走する数字になるので、堅めの相手選びの参考に役立つデータです。

上位3場は以下の通り。

順位 競馬場 上位人気2頭以上
3着内率
1位 金沢 75.5%
2位 佐賀 75.3%
3位 笠松 75.1%

金沢・佐賀・笠松では、約4レースに3回の割合で上位3人気から2頭以上が馬券内に入っていました。

相手を人気薄まで広げる前に、まず上位人気同士の組み合わせを確認したい競馬場です。

地方競馬で堅い競馬場ランキング|3連単配当1万円未満率で比較

先ほどは、1番人気や上位人気がどれだけ馬券内に入っているかをもとに、当たりやすい競馬場を比較しました。

ただし、人気馬が馬券内に入っていても、人気薄が絡めば配当は高くなります。

つまり、「当たりやすいか」と「実際に低配当で決まりやすいか」では、見るべきデータが異なるということです。

そこで続いては、3連単が1万円未満で決まった割合をベースに、低配当になりやすい「堅い競馬場」を比較していきます。

ではランキングをご覧ください。

順位 競馬場 3連単
1万円未満率
3連単
払戻中央値
1位 金沢 64.5% 5,490円
2位 門別 60.4% 6,700円
3位 佐賀 60.2% 6,790円
4位 笠松 59.5% 6,520円
5位 園田 58.0% 7,090円
6位 高知 52.1% 9,340円
7位 盛岡 52.0% 9,360円
8位 水沢 51.7% 9,455円
9位 姫路 50.9% 9,710円
10位 名古屋 47.4% 11,470円
11位 大井 45.5% 11,455円
12位 船橋 44.9% 12,555円
13位 浦和 44.1% 12,550円
14位 川崎 43.3% 12,325円

※NAR公式「月別開催日程」から取得した2025年7月〜2026年6月のレース情報を集計。3連単の払戻を確認できたレースが対象。同着などにより複数の3連単払戻が発生したレースは除外しています。

数字から見た最も堅く決まりやすい地方競馬場は、当てやすさでも1位だった金沢です。

3連単1万円未満率は64.5%、払戻中央値も約5,490円。

人気馬が安定しているだけでなく、配当自体も低く収まりやすい結果となりました。

一方、当てやすさ4位の門別は、堅さでは2位。

ここからも、当たりやすさと堅さの順位は必ずしも一致しないことが分かります。

データから考える競馬場別の当てやすい買い方

ここまでの集計で、競馬場によって1番人気の勝ちやすさや馬券内への残りやすさ、上位人気同士で決まる割合、堅さに違いがあることが分かりました。

そのため、どの競馬場でも1番人気を軸にして、同じ券種を買えばよいわけではありません。

例えば1番人気が勝ちやすい競馬場なら単勝や1着固定。

勝ち切れなくても馬券内へ残りやすい競馬場ならワイドや連複系の軸。

上位人気が一緒に好走しやすい競馬場ならボックスなど、今回出したデータごとに最適な買い方は変わります。

そこで、ここまで確認した当てやすさと堅さのデータを組み合わせ、各競馬場で最適な買い方を以下にまとめました。

※以下の買い方は、本記事で集計した人気別・配当データのみをもとに整理しています。馬場状態や距離、出走馬などの個別条件は考慮していません。

競馬場 当てやすさ重視の買い方 なぜこの買い方か 1人気
勝率
1人気
3着内率
3連単
1万円未満率
金沢 1人気軸の
少点数ワイド
1人気が勝率・3着内率ともに高く、配当も低くなりやすい 51.1% 81.9% 64.5%
佐賀 1人気軸の
少点数ワイド
1人気が約半数で勝利し、8割以上で馬券内に残る 50.6% 81.9% 60.2%
笠松 上位3人気の
ワイドBOX
1人気の頭固定より、上位人気を複数残す形がデータに合う 47.1% 79.5% 59.5%
門別 上位3人気の
ワイドBOX
1人気の勝率より、上位人気同士で決まる割合が高い 45.6% 77.5% 60.4%
園田 1人気軸の
少点数ワイド
1人気の勝率・3着内率が高く、軸として残しやすい 48.3% 79.2% 58.0%
姫路 上位人気の
ワイドBOX
1人気の勝率は低めで、1着固定より複数頭を残しやすい 42.7% 74.0% 50.9%
水沢 上位人気の
ワイドBOX
1人気だけに固定せず、上位人気をまとめて残したい数字 44.1% 74.7% 51.7%
高知 1人気軸の
ワイド
1人気は馬券内に残る一方、相手は上位人気以外にも広がる 44.6% 75.3% 52.1%
盛岡 1人気の複勝・
ワイド軸
1人気は残りやすいが、相手まで人気順では決まりにくい 46.5% 76.2% 52.0%
大井 1人気軸の
ワイド
1人気は馬券内候補になるが、相手は人気順に限定しにくい 45.6% 75.6% 45.5%
川崎 1人気軸の
ワイド
1人気は比較的残るが、低配当決着を前提にしにくい 46.4% 75.0% 43.3%
名古屋 1人気の複勝・
ワイド軸
1人気を軸にはできるが、相手が上位人気以外へ散りやすい 44.1% 74.1% 47.4%
浦和 明確な軸がいる
レースだけ参加
1人気の勝率が最も低く、人気順だけでは組み立てにくい 41.0% 73.8% 44.1%
船橋 明確な軸がいる
レースだけ参加
各数値が低めで、当てやすさ重視なら参加レースを絞りたい 41.7% 72.6% 44.9%

金沢・佐賀・園田は、1番人気の勝率・3着内率ともに高く、1番人気を軸にした買い方がおすすめです。

一方、笠松や門別は1番人気の頭固定よりも、1〜3番人気を複数残すボックス型の方が無難と言えます。

また、大井・川崎・名古屋などは1番人気こそ一定の確率で馬券内に入るものの、相手まで上位人気で決まりやすいわけではありません。

軸は人気馬、相手は能力や展開から選ぶ形が現実的です。

浦和・船橋は各数値が全体的に低いため、当てやすさを優先するなら、明確な狙いがあるレースだけに絞るのが良いでしょう。

当たりやすい競馬場=儲かりやすい競馬場ではない

最後になりますが、今回比較したのは人気馬から軸と相手を決めやすい競馬場です。

回収率や利益を比べた「この競馬場を買えば稼げる」といったランキングではありません。

例えば人気馬で決まりやすい競馬場は配当も低くなりやすく、買い目を広げれば、的中しても購入額を回収できないことがあります。

また、同じ競馬場でも距離・クラス・頭数・出走メンバーによって難易度は変わるため、競馬場だけで参加を決めるのも現実的ではありません。

そのため本記事のランキングは、参加する競馬場や買い方を考える際の参考として使うことをおすすめします。

まとめ|地方競馬で当たりやすい競馬場は金沢・佐賀・笠松

2025年7月〜2026年6月の地方競馬14場・計13,506レースを集計した結果、当てやすい地方競馬場1位は金沢競馬場でした。

ただし、2位の佐賀との差はわずか。

3位の笠松を含め、今回の集計では以下の3場が当てやすさ上位の競馬場です。

  •  1位:金沢競馬場|当てやすさ指数78.7
  • 2位:佐賀競馬場|当てやすさ指数78.6
  • 3位:笠松競馬場|当てやすさ指数77.3

また、3連単1万円未満率で比較した堅さランキングでも金沢が1位。

門別は当てやすさ4位ながら、堅さでは2位となりました。

もし本ランキングを予想へ活用する際は、1番人気勝率を単勝・1着固定、1番人気3着内率を連複系の軸、上位人気2頭以上3着内率を相手選びの参考にするのがおすすめ。

ただし、今回の順位は人気馬を中心に馬券を組み立てやすかった競馬場を比較したもの。

競馬場だけで買い目を決めず、出走馬や距離、クラスなども確認したうえで活用してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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