今週は中央競馬場で唯一の直線重賞、
アイビスサマーダッシュが開催されます。
サマースプリントシリーズの第3弾として設定されており、
このレースを制した馬が、シリーズを制覇、後のG1で、
活躍する事が多くあります。
1000Mという短距離を一瞬で駆け抜けるレース。
今年はどうなるのでしょうか。
人気順は過去10年の複勝率で見ると
1番人気:50%
2番人気:20%
3番人気:50%
と、上位人気はまずまずの内容。
ただ、5、6番人気の複勝率も40%ずつあり、
三連単の配当も1万円を切った事がない事から、
中波乱くらいはありそうです。
そして、年齢別でみると、
牝馬と牡馬により変わってきます。
牝馬は3~5歳なら好走していますが、
6歳以上の好走はほぼありません。
牡馬は3~6歳の馬がまんべんなく好走しています。
ちなみに、過去10年で牝馬が複勝内に絡まなかった年はありません。
また、このレースの特徴と言えば外枠有利。
6~8枠の好走が目立つレースですが、
開幕週となった事で芝の状態が変わったためか、
近年では内枠の馬も好走を見せています。
ですので、外枠が有利というのは、
そこまで意識をしなくてもいいかもしれません。
それでは、コースから、
アイビスサマーダッシュの展望を見ていきましょう。
アイビスサマーダッシュ(G3) コース解説
直線コースですので、やはりスピードがものをいいます。
そのため、
ほとんどの勝利馬が上がり最速を使った馬。
当然ですが、スピードを出しつつ鋭い末脚も使える馬が
強いので、実力馬は素直に勝つと思って問題ないでしょう。
ではスタートか末脚のどちらが勝ちやすいかとなると、
速い上りを使える馬の方が馬券に絡みやすくなっています。
また、特殊なコースですので、コース巧者が多いレースです。
過去、このレースで好走している馬は
やはり注視すべきですね。
アイビスサマーダッシュ(G3) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の13頭
・アットウィル
・アースソニック
・サトノデプロマット
・ネロ
・ファンデルワールス
・ブライトチェリー
・プリンセスムーン
・フレイムヘイロー
・ベルカント
・マイネルエテルネル
・ヤサカオディール
・ヤマニンプチガトー
・ローズミラクル
では、この13頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
アイビスサマーダッシュの注目馬をあげていきましょう。
■ベルカント
昨年の同レースの覇者ベルカント。
昨年は外枠となり、
すんなりと走れたため、恵まれた感じはありますが、
平坦コースでは強い馬ですので、外す事はできないでしょう。
強い相手と戦ってきた実績もありますし、
前走で叩かれてますので、ここは好走を期待したいところです。
■ネロ
アイビスサマーダッシュは初参戦ながら、
これまで直線1000Mのレースでは連帯を外した事はありません。
血統的にもヨハネスブルグ産駒は
新潟1000Mではめっぽう強い血統です。
重賞の勝利はまだないものの、
強い相手と対戦はしてきましたし、
今回のメンバー相手ですとここは勝ちたいところです。
■プリンセスムーン
こちらも直線1000Mに強いプリンセスムーン。
前走では、ネロに勝利しましたが、
4.5キロの斤量の差は大きかったと思いますので、
今回は簡単に勝利する事は難しいでしょう。
年齢的な割引はありますが、
適正的には間違いなく合っているので、
枠順がどうであっても押さえたい1頭ではあります。
■マイネルエテルネル
1000M初挑戦のマイネルエテルネル。
重賞での凡走が目立ちますが、
1200Mでなかなかの良績を残しているので、
距離短縮で一変の可能性はあります。
スタートダッシュも良く、
後半もそこそこの脚は使えるので、
穴馬として面白い存在だと思います。
■ヤマニンプチガトー
スピード的には物足りない感じはあるものの、
トップスピードの持続力は優れたものがあります。
こちらも1000Mは初挑戦ではありますので、
適正的にはまだ未知数なところはあります。
また、年齢的には大幅な割引は必要です・・・
ただ、鞍上の村田騎手は1000M巧者。
何かやってくれそうな不気味な気配は感じます。
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以上が現時点での注目馬です。
基本的にはベルカント、ネロ、プリンセスムーンの
3強だとは思いますが、これまでの傾向から
中穴程度は飛び込んでくる可能性は高いです。
夏競馬の風物詩とも言える、
わずか50秒程の短距離決戦。
一瞬の勝負自体も楽しみですが、
1000M初挑戦の馬も多く、
新しい素質が見れる事も楽しみです。
【アイビスサマーダッシュ(G3)2016予想】枠順は本当に関係があるのか?の口コミ
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