【アイビスサマーダッシュ（Ｇ３）２０１６回顧】予想通りの結果となったレース

アイビスサマーダッシュ（Ｇ３）　先週のレース傾向

新潟競馬場の名物である短距離重賞、
アイビスサマーダッシュ。

１３頭とやや少なめな頭数で、良馬場の中で行われました。

予想時点ではベルカント、ネロ、プリンセスムーンの
３強ではありましたが、結果はどうなったのでしょうか。

まずスタートはほぼ揃った状態でスタート。

スタートダッシュが良かったのはネロ。

１３番という好枠を活かし、外ラチを譲らずに、
グングンと前に伸びていきます。

４番のベルカントもさすがのダッシュ力を見せて、
２番手を走ります。

ベルカントは徐々に外に寄せていき、
ネロのすぐ後ろの位置をとります。

３、４番手にはローズミラクルとプリンセスムーン。

前半500M時点でのペースは、
例年と比べるとスローな感じになっており、
この時点で後方の馬は雲行きが怪しくなってきました。

残り２Ｆでネロとベルカントの一気打ちに。

プリンセスムーンも早い段階でムチが入り粘っています。

残り50Mあたりでベルカントがわずかにネロを追い越し、
そのまま１着でゴール。

ベルカントは昨年に続き、同レース２連覇を成し遂げました。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

アイビスサマーダッシュ（Ｇ３）　各競走馬のレース回顧

■ベルカント（１着）
中盤まではそこまで無理せずに走っているようでしたが、
それでも楽に前に出ていましたね。

後半も余力があったように思えましたし、
外へ行くロスがあったにも関わらずこの走りですから、
1000Mはかなり適正が合っているのでしょう。

サクラバクシンオー産駒は息が長いので、
今後もこの路線での活躍は期待できます。

■ネロ（２着）
素晴らしいスタートから、
前半を先頭で進めていました。

あの枠ですとスタートで伸びていかないと
カブせられますので、伸びていかざるを得なかったのでしょう。

前半はかなり消耗した事が後半に響いたのかもしれませんね。

最後は惜しくもアマタ差の２着。

ただ、前半のあのスピードで後半も伸びていますので、
内容的にはかなり強い競馬をしていたと思います。

今回、重賞初制覇とならなかった事が残念ですが、
パフォーマンスは確実に上げてきていると思いますので、
次走に期待です。

■プリンセスムーン（３着）
プリンセスムーンも強かったですね。

道中は少し狭くなり、下がる感じになっていましたので、
スムーズにはいかなかったようです。

ただ、今回は不利な点もありましたが、
前２頭に比べればやはり1000Mの力の差は歴然かもしれません。

■アットウィル（４着）
最後は良く伸びていたとは思いますが、
前半の位置が少し後ろすぎたと思います。

馬券には絡めませんでしたが、
この馬は安定感がありますね。

1000Mより1200Mの方が合っていると思いますので、
まだまだスプリント戦では良い走りを見せてくれるでしょう。

■ローズミラクル（５着）
前走の韋駄天ステークスで３着でしたので、
注目はしていましたが、最後も甘くなっていましたし、
３着以上の馬との力差はハッキリと出ていました。

ただ、こちらも安定感はありますので、
今後も相手次第では期待したいと思います。

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昨年のアイビス３着のアースソニックは
今回６着と凡走に終わりました。

スタートダッシュも後半のキレも
昨年より明らかに悪かったので、
純粋に衰えがきているのかもしれません。

結果はほぼ、人気順の決着となりました。

良馬場の状態ですと、
スピードの能力差が出ますので、
素直に実力馬を信頼してもよかったのでしょうね。

それでは次回のレース予想は、
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８月７日（日）
小倉記念（Ｇ３）
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ハンデ戦の重賞が続きます。

今週は2000Mの中距離ハンデ戦、小倉記念。

ここ三年では３連単２～４万馬券と
比較的落ち着いていますが、

2011年は８７万馬券、2009年は９７万馬券、
そして、2006年では１０１万馬券と大波乱となっています。

そして、１番人気がこの１０年間で一度も勝利していません。

今年は波乱のレースとなるのでしょうか。

アイビスは堅く決まりましたが、
土曜日は波乱のレースが多かったですね。

ここも波乱を期待して穴馬を狙いたいと思います。