秋の東京競馬場で行われる長距離重賞として、
すでに定着しているアルゼンチン共和国杯。
ハンデ戦ながら、このレースから飛躍する馬も多いので、
注目レースである事は間違いないでしょう。
過去には、トーセンジョーダン、アーネストリー、スクリーンヒーロー
がこのレースから大きく飛躍しました。
東京2500Mで行われる重賞はアルゼンチン共和国杯と目黒記念でしか
ありませんので、極めて特殊なレースです。
有効なデータは東京2400Mになるのですが、
スタートの直後が坂超えであることなど、
100Mの差が大きいものになっています。
スタミナが問われるレースである事は
間違いないので、血統を重視していきたいと思います。
傾向としてはハンデ戦とはいえ、
そこまでの波乱になる事は多くありません。
人気薄での好走は少ないですが、
1番人気の信頼度も高くありません。
単勝の高さが目立ちます。
やはり、ある程度の実力を持ち合わせていないと
勝つ事は困難なコースですので、狙うのであれば中穴のゾーンでしょう。
それでは、コースや追い切りなどから、
天皇賞の展望を見ていきましょう。
アルゼンチン共和国杯 コース解説
スタートの直後に上り坂があり、最初のコーナーまでの
距離が長い為、先行争いは激しくならず、
ペースも平均ペースからスローペースになるでしょう。
2度の坂超え、2500Mという距離という事で、
とにかく持久力が求められます。
このコースはスタミナがものをいうので、
スタミナがある血統、そして若さにも要注目です。
ゼンノロブロイ・ジャングルポケット・グラスワンダー産駒
が過去に好走を見せています。
内をロスなく進めていた馬が好走している傾向も
ある事から、長い脚を使える先行馬、逃げ馬なら一発もあるでしょう。
後方一気は苦しい傾向にあります。
枠順はハッキリと外枠が不利なデータがありますので、
枠によっては割引が必要となります。
1~12番までの枠順が理想ですね。
では、これからの要素と調教具合や血統から
アルゼンチン共和国杯の注目馬をあげていきましょう。
アルゼンチン共和国杯 注目馬予想
■ゴールドアクター
父に2008年の同レースを制覇したスクリーンヒーローを持ち、
いかにも長距離に向く血統を持っています。
鋭い反応もでき、最後の直線でも伸びのある脚を使えます。
馬体に幅も出てきており、成長も伺えますので、
減点要素は今のところなく、抑えるべき馬でしょう。
■マイネルフロスト
前走では惨敗となってしまったが、
海外遠征の疲労が出ていたものと思われます。
今回は帰国後の2戦目ですので、上積みが見込めるでしょう。
母父がグラスワンダーで血統的にもこの2500Mは期待できます。
■サトノノブレス
今回のレースで唯一の実績馬といえるサトノノブレス。
この一年の成績は決して良い結果とはいえませんが、
今回のメンバーなら、相手的にも楽になっています。
また、休み明けから一叩きされた効果も大きいでしょう。
上積みが見込めますので、実力馬の力を見せて欲しいところです。
■レーヴミストラル
今回、唯一の3歳馬として出走するレーヴミストラル。
血統的にも、兄や姉は長めの距離で活躍をしており、
良い脚も持っていますので、このコースでも問題なく走ってくれるでしょう。
追いきりでも好時計が出ており、
まだまだ未知の力が開花するのかが楽しみです。
■プロモントーリオ
前走は1年4ヵ月ぶりの出走で結果を残したプロモントーリオ。
オープン戦ながら強い内容でした。
休養前は目黒記念でも3着とコースの適正が伺えますので、
枠順が良ければ買いの馬でしょう。
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以上が現時点での注目馬です。
断然の1番人気はゴールドアクターになりそうですね。
不安面はなく、データ面でも
上位に食い込む可能性は高いと思われますが、
1番人気の信頼は低いレースである事から、
1着固定にはしづらいかもしれません。
G1シーズンの谷間に行われるこのレース。
当然、G1クラスの馬は出走しませんので、
毎年なかなか予想が難解なレースとなっています。
特に今年は重賞実績のある馬が少ないので、
高配当が期待できるのレースとなりそうです。
上がり馬も積極的に検討してみるのもいいかもしれませんね。
【アルゼンチン共和国杯(G2)2015予想】中穴くらいが狙い目となるレースの口コミ
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