先週、先々週と超不良馬場でしたが、
今週は天気の回復が期待できそうです。
今週はG1の狭間週、
長距離ハンデ重賞のアルゼンチン共和国杯が開催されます。
過去にはゴールドアクターやスクリーンヒーローなどが
ここからジャパンカップや有馬記念の好走を果たし、
出世レースとも言われていますね。
それでは、過去の傾向からアルゼンチン共和国杯を見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆ハンデ戦ながら紛れは少ない☆
1番人気の複勝率は過去10年で40%と
少し頼りない感じですが、1~4番人気の上位人気は
複勝率40~70%と安定しています。
近年ではほとんど荒れる事がありません。
やはりG2と言えど出走する馬が
実力馬揃いなので、紛れは少ないのでしょう。
斤量から見る過去傾向
☆53キロ以下なら切ってもいい☆
過去10年で53キロ以下で馬券内に入った馬は
4頭いますが、近年の活躍はなし。
軽ハンデの馬は余程の実力でない限り
軽視しても問題ないでしょう。
逆に58キロ以上の重ハンデの馬は
問題無く好走していますので、
こちらは減点する必要はありません。
脚質から見る過去傾向
☆先行~差しで速い上がりが必要☆
2500Mという比較的長い距離を走りますが、
そこまでゆったりした流れではないので、
スタミナも瞬発力も問われます。
脚質でいうと先行・差しの
どちらが有利というワケではありません。
タフなレースになりやすい事から、
ディープインパクト産駒は一度も馬券に絡んでいませんので、
このデータは注目すべきではないでしょうか。
穴を選ぶなら2500M巧者から選ぶのもいいですね。
アルゼンチン共和国杯(G2)コース解説
アルゼンチン共和国杯は
東京2500M(芝)で行われます。
スタートはホームストレッチの
4コーナー寄りから。
上り坂の途中からのスタートですので、
いきなり加速していくのは難しく
最初のコーナーまでも長いので、
枠順の有利不利は少ないでしょう。
1コーナーから向正面までは
下りになっているので、長い距離ではありますが、
序盤で締まった流れになりやすくなります。
向正面の上り坂を上り切ると
次は3コーナー途中まで急な下り坂。
ここからジワジワと上がっていき、
最後のスパートになります。
スパートのタイミングは年に寄って異なり、
タイミングが早いと相当の持続力が必要です。
前が甘くなる可能性も高いため、
瞬発力勝負にもなりやすいですね。
どのような展開になったとしても
タフなコースには変わりないので、
底力と瞬発力を持ち合わせた
実力馬が好走の傾向にあります。
内内をロス無く走る事で
好走している馬も多いので、
大逃げをする馬がいれば穴馬として
面白いかもしれませんね。
アルゼンチン共和国杯(G2)注目馬予想
今回の出走馬は以下の16頭
・アルバート
・カムフィー
・カレンミロティック
・サラトガスピリット
・シホウ
・スワーヴリチャード
・セダブリランテス
・ソールインパクト
・デニムアンドルビー
・トウシンモンステラ
・トルークマクト
・ハッピーモーメント
・ヒットザターゲット
・プレストウィック
・マイネルサージュ
・レコンダイト
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
アルゼンチン共和国杯の注目馬をあげていきましょう。
■アルバート
昨年の同レース2着ですので、
適正面は問題ないでしょう。
長距離で実績を残しているので、
タフな展開になりやすい今回のレースも
しっかりとこなせそうです。
昨年は休み明けでしたが、
今年は叩き2走目で信頼度は昨年より高め。
メンバーを見ても軸にしてもいい存在ではないでしょうか。
■プレストウィック
昨年の同レースは10着となりましたが、
昨年崩れたのはこのレースくらいで
長距離で安定した成績を残しています。
キレ味は物足りないですが、
ロングスパート勝負になれば上位は狙えるでしょう。
ハンデも55キロと手頃だと思います。
■スワーヴリチャード
ダービー2着のスワーヴリチャード。
人気は集めそうですが、
マイナスポイントも多いですね。
ゲートの出が悪くキレ味はいいものの、
持続力がそこまでありません。
休み明けというのも不安材料です。
軸にするには少し頼りなく、
そこまでの信頼は置けないと思います。
■カレンミロティック
近走は凡走が多いですが、
タフな展開となる今回のレースなら
馬券内に喰い込める可能性は高そうです。
淡々と流れる展開なら
この馬の良さが出てくるでしょう。
京都大賞典では1年半ぶりの競馬だったので、
参考外で良いと思います。
パフォーマンスを上げて挑んでくると思いますので、
ヒモには入れておきたいですね。
■レコンダイト
もう1頭、穴馬として入れるなら、
カレンミロティックと同じ
ハーツクライ産駒のこの馬。
パッとした成績は残せていませんが
長距離の適正は全く問題ありません。
今年の同条件である目黒記念でも
5着に健闘しています。
内枠を引けば更に上位も十分に狙えます。
穴馬としては面白い存在と思います。
以上が現時点での注目馬です。
去年よりやや小粒なメンバーとなった今回の
アルゼンチン共和国杯。
出世レースとも言えるこのレースを制するのは
どの馬なのでしょうか。
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