アルゼンチン共和国杯(G2)レース結果
今週は久々の良馬場開催となり、
東京コースではアルゼンチン共和国杯が行われました。
開催から日にちは経っているものの、
高速馬場になっていましたね。
内が有利な展開が多く、
開幕週のような感じでしたね。
勝ったのはダービー2着馬のスワーヴリチャード。
内を回し、最後は早い段階で抜け出して、
2着と2馬身以上開ける完勝となりました。
それではアルゼンチン共和国杯を振り返ってみます。
アルゼンチン共和国杯(G2)レース回顧
まずはスタート。
ほぼ揃ったスタートから、
好スタートを切って抜け出したのは、
内のセダブリランテス、マイネルサージュ、
そして、スワーヴリチャード。
その後すぐに、カレンミロティック、
セダブリランテスが外から前に出てきます。
後ろにはソールインパクト、ハッピーモーメントが
続いていきました。
中団の位置にはシホウ、アルバート、レコンダイト。
後方にはプレストウィック、デニムアンドルビー。
2コーナーを曲がる時には、
先頭2頭が後方を2馬身程離してリードを保ちます。
中団の馬群は固まっており、
最高峰にはポツンとデニムアンドルビーが。
序盤の1000Mは60.4秒。
逃げ馬は不在でしたが、
割と流れたなという印象です。
全体で見ても1F12.3秒となり、
淀みの少ないレースとなりました。
レースはマイネルサージュ先頭、
番手にはカレンミロティックで進んでいきます。
その後ろにはセダブリランテスが追走。
道中はほとんど動きはなく、
3コーナー付近でサラトガスピリットが
外から上がってきたくらいですね。
4コーナーではマイネルサージュが早めに仕掛けて前に。
カレンミロティックも続いていきます。
そして、最後の直線。
マイネルサージュ先頭ですが、
その後ろからすぐにギアチェンジをした
スワーヴリチャードに追い越されます。
スワーヴリチャードはそのままグングン脚を
伸ばして先頭へ。
ソールインパクトもジワジワと脚を伸ばして前の馬を
追い越して2番手に。
前目の位置にいたセダブリランテスは、
しぶとく粘りながら前の馬が甘くなってきたのを横目に
着順を上げていきます。
差し馬勢のアルバートやデニムアンドルビーも
差してはきますが、先頭のスワーヴリチャードには
全く届かずそのままスワーヴリチャードが勝利。
2着にはソールインパクト、
3着にはセダブリランテスとなりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
アルゼンチン共和国杯(G2)各競走馬の回顧
■スワーヴリチャード(1着)
終始内で進めて最後はスッと抜け出し、
2着に2馬身を開ける完勝。
スタートの悪さや休み明けという
不安要素を一切感じさせなかったですね。
流れた中で最後も甘くならなかったのも
意外でした。
内を回った分ロスは無かったものの、
それでも強い競馬をしたと思います。
ただ、今回はメンバーレベルが疑問に感じますので、
次は古馬との勝負を見てみたいですね。
■ソールインパクト(2着)
流れた中で最後はジワジワと伸びてきましたが、
スワーヴリチャードには劣って2着。
流れた中で最後は究極の瞬発力が問われない
展開だったのが良かったですね。
なかなか重賞では勝ち切れないですが、
流れる展開で長距離戦なら
どこかで一発はありそうな気がします。
■セダブリランテス(3着)
2列目で進んでいき、
最後は少し進路捕りに苦戦して内から外に。
ジワジワ伸びましたが、
上位2頭には届かず3着。
3番人気の面目は保ちました。
最後のロスはあった事を考えても、
直線の伸びは平凡だったので、
現状ではこれが限界だと思います。
■アルバート(4着)
昨年同レース2着の実績がありましたが、
今回は馬券内に入れず4着。
最後は伸びてくると思いましたが、
伸びを欠いてしまいましたね。
58.5キロの斤量も影響したのかもしれませんが、
前半流れた事が大きな原因かもしれませんね。
2500Mはこの馬にとって、少し短かいかもしれません。
■カレンミロティック(5着)
このような流れた展開なら、
最後はもう一段階脚を使えると思いましたが、
伸びは地味でした。
調子の良い時でしたら、
善戦していたでしょうが、さすがに衰えが要因でしょう。
これまで凡走続きだった事を考えると
掲示板内に入り良く走ったと思います。
メンバーレベルが小粒でしたので、
次走はこのメンバーがどこまでできるかが
難しいレースでした。
スワーヴリチャードは今後の成長が楽しみですね。
それでは次回のレース予想は、
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11月12日(日)
エリザベス女王杯(G1)
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今週から再びG1連戦が始まり、
日曜にエリザベス女王杯が行われます。
3歳馬と古馬の牝馬が激突するレース。
中穴程度の馬が絡む事はありますが、
実力馬が出てくるレースだけに、
そこまで荒れる事はありません。
リピーターが好走しやすいレースですので、
そのあたりに注意して予想していきたいと思います。
【アルゼンチン共和国杯(G2)2017回顧】長距離がしっかりと出たレースの口コミ
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