先週の安田記念が終わり、
春のG1は宝塚記念を残すのみとなりました。
その中週に東京競馬場で行われるエプソムカップ。
秋のG1を目指す新興勢力の馬やベテランの馬など、
マイル~中距離路線の様々なタイプの馬が出走するレースです。
レースのペースは時期によって変わりますが、
基本的には実力馬の好走が目立ちます。
堅く決まるケースも多く、3連単は5万円以下が10年中8回、
残りの2レースは13万馬券、14万馬券と
派手な荒れ方はしない模様です。
上位人気の複勝率は安定しており、
1番人気は複勝率80%、2番人気は60%となっています。
安定した1番人気の馬ですが、
このレースは先行が有利に働きやすいレース。
追い込みの馬は届かないケースがありますので、
脚質には注意すべきでしょう。
年齢別では4歳が圧倒的に馬券にからんでおり、
過去10年で全体の45%に上ります。
ただ、これは牡馬とセン馬を見た時であって、
牝馬に関しては過去に馬券に絡んだ事はありません。
ルージュバックを買うには不安なデータですね。
5歳以上の馬に関しては、
人気薄の好走がほぼ見当たりませんので、
よほどの人気馬でない限り見限ってもいいかもしれません。
それでは、コースから、
エプソムカップの展望を見ていきましょう。
エプソムカップ(G3) コース解説
エプソムカップは東京1800Mで行われます。
スタートは向こう正面のポケットからのスタート。
スタートすぐに下りになっているので、
加速しやすいコースとなっています。
最初の直線が長いため、
先行争いはそこまでなく、枠順の有利不利はあまりないでしょう。
前半のペースは先行馬に左右されそうですが、
基本的には速めのペースで動いていきます。
そして、カーブに入ると最後の長い直線を見越して、
ペースが緩む事が多くあります。
ただ、曲がりやすいカーブのため、
先行馬はスムーズに回る事ができるので、
ここで隊列が縮まる事はそこまでない印象です。
先行有利、前残りも十分にあるレースでしょう。
ですが、重馬場になるとペースが遅くなりますので、
逆に先行馬が不利となり、差し馬が届く可能性も出てきます。
エプソムカップ(G3) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の18頭
・アルバートドック
・アルマディヴァン
・エキストラエンド
・エックスマーク
・サトノギャラント
・ショウナンバッハ
・ステラウインド
・ダービーフィズ
・ナカヤマナイト
・ヒストリカル
・フルーキー
・マイネルホウオウ
・マイネルミラノ
・メイショウヤタロウ
・ラングレー
・ルージュバック
・レコンダイト
・ロジチャリス
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
エプソムカップの注目馬をあげていきましょう。
■フルーキー
これまで掲示板を外したのは1回のみと、
抜群の安定感を持つフルーキー。
中団からキレる脚を使えますので、
このレースではプラスとなるでしょう。
昨年の同レースでは4着でしたが、
メンバーが劣る今回はあっさりと勝つ可能性もあります。
信頼度はこのメンバーの中で最上位だと感じています。
■ラングレー
安田記念で凡走に終わったリアルスティールの弟ラングレー。
先行型ですが最後まで粘り、前に残れる力を持っています。
とはいえ、坂が不得意な印象はありますので、
馬券的にはヒモで入れるのが無難ですね。
流れる展開になれば、勝機はあると思います。
■ルージュバック
今年は中山牝馬で2着、ヴィクトリアマイルで5着と、
まだ影をひそめている印象のルージュバック
マイル~中距離を使ってきていますが、
まだ、どの距離がベストなのかは掴みにくいところがありますね。
ただ、1800Mの距離では成績を出していますので、
中団くらいの位置に付けることができれば、
十分に勝利できる実力は持っているでしょう。
牡馬との勝負に慣れてはないでしょうし、
積極的には買えない馬ではあります。
■ロジチャリス
前走、前々走をオープン戦ながら制覇しており、
勢いに乗ってきている印象です。
馬体もしっかりしてきており、
まだまだ伸び盛りの4歳なので、ここで開花するかもしれません。
器用さもあり、最後に使える脚も長いので、
まだ重賞では馬券に絡んだ事はありませんが、
今回面白い存在となりそうです。
■マイネルミラノ
速いペースであっても、
更に脚を伸ばす事ができるタイプ。
ギアチャンジの切り替えも優れており、
今回、厳しい流れとなればチャンスはあると思います。
1800Mという距離も合っていると思いますが、
展開にはかなり左右されそうです。
持ち前のシブとさで実力馬を出し抜いて欲しいと思います。
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以上が現時点での注目馬です。
約1年ぶりに屈腱炎から復帰した、
ナカヤマナイトが出走しますね。
前走の新潟大賞典では13番人気ながら、
2着と穴を開けてきましたので、今回も期待したいところでしたが、
さすがに59キロのトップハンデはキツそうです。
また、土日はそこまで雨は降らなさそうですが、
重馬場はペースに影響してきますので、
当日の天候には十分に注意すべきでしょう。
【エプソムカップ(G3)2016予想】今回こそルージュバックに期待できるのか!?の口コミ
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