【エプソムカップ(G3)2018回顧】先行総崩れの意外な展開となったレース

エプソムカップ(G3)レース結果

G1狭間週に行われたエプソムカップ。

今年は4歳馬の出走が2頭のみとなりましたが、
長期休養空けの馬から今後の活躍を期待される若手まで、
面白いメンバーとなりました。

昼頃から雨が強くなり、
馬場は重馬場に代わっていましたね。

重馬場で序盤は速い流れになったため、
前が崩れ後方からの馬が有利なレースになりました。

勝ったのは好位置から最後までしぶとく伸びたサトノアーサー。

見事重賞初制覇となりました。

それではエプソムカップを振り返ってみます。

エプソムカップ(G3)レース回顧

ほぼ揃ったスタートから、
アデイインザライフが出遅れていました。

好スタートを切ったのはベルキャニオン。

後ろからスマートオーディン、マイネルフロスト、
ブラックスピネルが押し上げて前に行きます。

逃げ馬らしい逃げ馬がおらず、
スタートはゆったりした感じでしたが、
そんな中ハナを切ったのは意外にもスマートオーディン。

2番手はマイネルフロスト。

1馬身程空けて、
ブラックスピネル、シャイニープリンス、
ベルキャニオン、サトノアーサーが固まった進んでおり、
マイネルミラノ、ダイワキャグニー、グリュイエールがその後ろ。

サトノアーサーが想像以上に良いスタートを切っていましたね。

中団にはトーセンマタコイヤ、エアアンセム。

中段後方にはサーブルオール、バーディーイーグル、
ハクサンルドルフ、ゴールドサーベラス。

最後方にはアデイインザライフの順番。

縦長の隊列となり、
グリュイエール、サーブルオールが
外からスルスルと上がっていきました。

1000Mは59.6秒とこの雨の割りには
速い時計で進んでいき、
最後のコーナーに向かっていきます。

先頭の変わらずスマートオーディン。

各馬が外を狙う中、
2番手のマイネルミラノが内を狙っていきました。

マイネルフロスト、ベルキャニオンが
スマートオーディンに続き、
外からグリュイエール、サトノアーサー、
サーブルオールが追走。

残り300M。

上り坂が終わった地点で一気に前に出てきて
先頭を取ったのはサトノアーサー。

サーブルオールも良い反応で上がってきます。

先行勢はズルズルと下がっていき、
後方からの馬に飲まれていきます。

サトノアーサーに続いて良い脚を見せていたのが、
グリュイエールとハクサンルドルフ。

ゴール手前50M付近で、
ハクサンルドルフがもう一段階追い上げてきます。

前のグリュイエールを捕らえ、
先頭のサトノアーサーを猛追しますが、
サトノアーサーも粘りを見せて1着でゴール。

2番手はハクサンルドルフ。
3番手はグリュイエールとなりました。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

エプソムカップ(G3)各競走馬の回顧

■サトノアーサー(1着)
良いスタートを切ってから、
好位置の外で進め、最後の直線も外へ持ち出しました。

序盤の伸びが悪かったですが、
残り300Mから一気に伸びて先頭へ。

後ろからの猛追を交して見事重賞初制覇となりました。

雨が降り完全に瞬発力勝負にならなかった事が
この馬にとって有利に働きましたね。

今回だけではなんとも言えませんが、
スタートが良くなった事は良かったと思います。

■ハクサンルドルフ(2着)
後方から進め、最後も後方から
上がり最速で良い脚を使ってきましたが、
サトノアーサーには届かず2着。

良い脚を使ってはいましたが、
この馬も瞬発力となると足りないところがあるので、
今回、前が崩れた事が良かったですね。

もう少し距離があった方がいいと思いますし、
今後も中距離では好走してきそうです。

■グリュイエール(3着)
中団後方から道中はジワジワと前にきて、
最後の直線では中団の位置。

最後の直線序盤ではサトノアーサーの後ろから、
ジワジワ伸びてきますが、
最後はハクサンルドルフに差されて3着。

重賞で初めて馬券内に入ってきました。

この馬ももう少し距離があって、
前半がゆったりしてた方がいいと思いますね。

この流れでもある程度付いてこれましたし、
今後も楽しみです。

■サーブルオール(4着)
中団で進め、最後はやや内側から伸びてきましたが、
外からの差しには屈して4着。

残り300M地点で前が開かず、
内に行った事が最後の伸びに影響したと思います。

反応は良かったので、
惜しい感じになってしまいましたね。

成長を感じる走りでしたので、
次走も期待したいですね。

■エアアンセム(5着)
序盤は中団の内で進めましたが、
窮屈になり後方へと下がっていきました。

最後の直線はジワジワ伸びてきましたが、
最後は甘くなり、前4頭には離されてゴール。

瞬発力勝負になると厳しいので、
もう少し前で勝負して欲しかったですね。

■ダイワキャグニー(14着)
中団で進んでいましたが、
道中では追走できずにジワジワと下がっていきました。

最後は内から行きましたが、
反応は悪くズルズルと下がり14着と大敗。

想像以上に重馬場に弱いのかもしれませんね。

ただそれにしても負けすぎだと思いますので、
次は買いにくくなりました。

スマートオーディンが逃げ、
サトノアーサーが好スタートを切るなど、
想定外の展開となりましたね。

そんな中でも上位の馬は良い競馬をしていましたし、
秋への飛躍が楽しみです。

それでは次回のレース予想は、
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6月17日(日)
函館スプリントステークス(G3)
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まだまだ肌寒い日もありますが、
今週からは函館が加わり、サマーシリーズが始まります。

第1戦目は函館スプリントステークス。

この夏に活躍を期待されるスプリンター達の
戦いが楽しみです。

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