エリザベス女王杯(G1) 先週のレース傾向
レース前日までは雨が降り続いていましたが、
当日の天候は晴れ間が見えた京都競馬場。
今回のペースは馬場の影響もあってか、
ややスローな展開。
スタートではルージュバックが若干出遅れ。
まずは、ウインリバティ、リラヴァティが
積極的に前にいきました。
そして、フーラブライドも続きます。
引退レースとあってか、
かなり積極的に前に行っていましたね。
今回の馬場では内枠が伸びてなかったので、
内枠に押しやられた馬は苦しそうでしたね。
また、馬場は公表では稍重となっていましたが、
実際にはかなりの重馬場であったと思います。
当日のレースの時計や馬場の荒れ方をみていても、
かなり重い馬場であった事が伺えます。
そんな馬場を味方につけたのが、
今回のエリザベス女王杯1着のマリアライト。
騎乗した蛯名騎手の位置取りや早めのスパートも
凄く良かったですね。
後続の追撃がありましたが、
それを凌いでの1着ですのでスパートをかけるタイミングも
抜群だったのだと思います。
最後までハラハラするような展開でG1らしい、
見応えのあるレースでした。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。
エリザベス女王杯(G1) 各競走馬のレース回顧
■マリアライト(1着)
状態も良く、馬体もベストであったマリアライト。
蛯名騎手の好騎乗もあると思いますが、
そのスパートに瞬時に合わせる事ができた
マイアライトの対応力も素晴らしいと思います。
直線入った時に有力馬の前にいたことがアドバンテージとなりました。
■ヌーヴォレコルト(2着)
今回は枠の運がなく、最後まで外を走らされたロスがありました。
それでも、最後の直線では鋭い末脚を使い2着の結果は、
高い評価をしてもいいと感じました。
また、枠のせいもあったと思いますが岩田騎手が
少し消極的な騎乗であった事も敗因の一つでしょう。
この距離で走ると安定感がありますね。
■タッチングスピーチ(3着)
3歳馬で大健闘したタッチングスピーチ。
最後は加速までに時間がかかってしまったため、
届きませんでしたが、驚異的な伸びには驚きました。
かなり高いレベルの競馬であったと思います。
今後の成長が楽しみな馬です。
■ルージュバック(4着)
オークスからのぶっつけ本番で、
マイナス要素は多かったものの結果は4着と健闘。
足元もしっかりしてきている事が伺え、
次のレースでは更に調子をあげてくるでしょう。
■ラキシス(11着)
大きく体を減らしてから体重を戻せずに挑んだラキシス。
道中は中団くらいにつけ、スムーズな流れでしたが、
3~4コーナーあたりで前に壁が出きて、なかなか抜け出せない状態に。
瞬発力勝負の勝負にはついていけず11着の惨敗となりました。
まだまだ本調子ではないと思いますが、
流れにも乗れていませんでしたので、なかなか判断が難しいレースとなりました。
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やはり、このレースの穴馬はキングマンボ系が
圧倒的に強いですね。
マリアライトもキングマンボ系です。
エリザベス女王杯はディープインパクト産駒の上位人気と
キングマンボ系の組み合わせで十分かもしれないと
思わされるレースでした。
マリアライトは2500Mを走った経験もありますので、
有馬記念での走りも見てみたいですね。
今年のメンバーなら、
ある程度の好走は期待できるのではないかと思います。
それでは、次のレース予想は、
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11月22日(日)
マイルチャンピオンシップ(G1)
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10年前くらいまでは、
1番人気は鉄板と言われていたレースですが、
近年は波乱傾向にあります。
こちらもディープインパクト産駒の
好走が目立つレースです。
また、この土日の京都競馬場は、
雨の影響でパワータイプの馬が好走していました。
今週中の京都は雨ですので、
同じように、パワータイプの馬にチャンスがあるかもしれません。
マイルだけに適正が読みづらく、予想は困難となるでしょうが、
レースと過去成績から注目馬を探していきたいと思います。
【エリザベス女王杯(G1)2015回顧】キングマンボ系が今年もの口コミ
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