新年2発目の重賞シンザン記念が今週は開催されます。
昔はシンザン記念からスターホースは産まれない
と思われる風潮が強かったですけど、
最近ではこのレースから飛躍する名馬が多く、
今年のクラシックレースを占う注目度の高いレースです。
ただ、今年は見る限りではメンバー的に弱さを感じますが、
果たして今年もこのレースからクラシック馬は誕生するのでしょうか。
人気順から見る過去傾向
☆勝ち馬は堅実なものの紐荒れに注意☆
基本的には実力通りに来るコースですので、
実力馬は素直に勝つ傾向にありますが、
紐は二桁人気が絡む事も多く紐荒れは目立ちます。
脚質・枠順に左右されますので、
その点をしっかりと見極めるべきでしょう。
枠順から見る過去傾向
☆圧倒的に内枠が有利☆
元々内枠が有利なコースですが、
この時期は更にその傾向が加速します。
1~4枠の馬が複勝率、連帯率ともに高く、
狙い目はこのあたりとなるでしょう。
脚質から見る過去傾向
☆コースデータ以上に前残り☆
1600M芝は逃げ切る事が難しいコースですが、
このレースは前の馬が残る傾向にあります。
先行力である程度粘れる馬で、
上記で述べたように内枠であれば、
穴馬でも狙い目といえるでしょう。
シンザン記念(G3) コース解説
シンザン記念が行われるのは京都1600Mのコース。
正面2コーナーの奥からスタートし、
初めのコーナーまでは700Mと非常に長い直線となります。
直線の途中から上り坂となり、
3コーナーの手前まで高低差2Mの上りが続きます。
ここまでで先行馬を楽に逃がしてしまうと
前残りのレースとなりやすくなります。
3コーナーからは下りとなり、
最後の直線まで下り坂が続いていきます。
最後の直線は404Mの平坦な長い直線。
3歳馬はスローになりがちなので、
余程逃げる馬がいない限り今年もスローとなり、
前が残れる展開になるでしょう。
逆に短距離の先行馬が出てきた時は、
前が崩れる可能性もあります。
その点を注意しながら勝ち馬を見定めていきたいですね。
シンザン記念(G3) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の15頭
・アルアイン
・イエローマジック
・エテレインミノル
・キョウヘイ
・ケンシン
・コウソクストレート
・タイセイスターリー
・テイエムアニマンテ
・トラスト
・ブラックランナー
・ブレイヴバローズ
・ペルシアンナイト
・マイスタイル
・ミルトプリンス
・メイショウソウビ
では、この15頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
シンザン記念の注目馬をあげていきましょう。
■ペルシアンナイト
これまでの3戦全てのレースで、
上がり最速をマークしている力強い末脚の持ち主。
前々走のアイビーSでは2着となってしまいましたが、
敗れた相手は2歳女王のソウルスターリング。
出負けが多い事がネックですが、
ここは相手関係を考えても、
余裕で勝ってもおかしくはないところ。
ハービンジャー産駒が多く好走するコースですし、
期待度は高いですね。
■トラスト
前走の朝日杯FSでは
瞬発力勝負に屈して5着となってしまいましたが、
展開が違えばもう少し上位に入っていたと思います。
今回はトラストの先行力が生きる展開になりやすいと思いますし、
相手的にも実力は上位といえるでしょう。
コースが替わり一変する可能性は十分に持っている馬だと思います。
■コウソクストレート
デビューから2戦目まで順調に勝ち進んでいましたが、
前走では4着と馬券内を逃してしまいました。
ただ、この時は出負けがかなりのロスとなってしまいましたので、
走り的には悲観する内容ではなかったです。
髙い総合力を持っているので、
大きく崩れる事はなさそうです。
■タイセイスターリー
地力はあるものの、
気性に難があり、前走のデイリー杯2歳Sでは
その荒い気性が如実に現れていました。
気性はなかなか改善する事が難しいので、
あまり信頼はできませんが、走る時の凄さは
デビュー戦を見ても本物だと感じています。
■ブレイヴバローズ
タイセイスターリーが鮮やかに勝利したデビュー戦の
2着馬がブレイヴバローズ。
1着と3着が6馬身差離れている中で、
1馬身差まで粘った2着は評価してもいいと思います。
これまで2戦共に京都で結果残して出しているので、
コース適正は問題ないでしょう。
距離延長となりますが、
血統的には逆にプラスに働きそうです。
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以上が現時点での注目馬です。
人気のアルアインももちろん、
素質も申し分のないほど持っていると思いますが、
この2走は少し恵まれたとは思いますので、
ここは切ってもいいかもしれないと考えています。
後は内枠に面白そうな先行馬がいれば、
買ってもいいと思います。
今回はスターホースになりうる存在がいない印象ですが、
ここで一変し、大物となる馬は出てくるのでしょうか。
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