シンザン記念(G3) レース回顧
先週は中山・京都共に雨が降り、
両重賞共に重馬場となりました。
その影響で前半のレースでも荒れている内容が多かったので、
順当にはいかない雰囲気が漂っていましたね。
重馬場の適正が見れる絶好の機会ではあったのですが、
予想は更に難しくなったと思います。
それでは、シンザン記念のレースを見ていきましょう。
シンザン記念(G3) レース結果
まずスタート。
バラバラッとした感じで各馬が走り出し、
まずハナを切ったのはメイショウソウビ。
その後ろにはブラックランナー、トラスト、
ブレイヴバローズ、ケンシンが続きます。
気性の荒さに難ありなタイセイスターリーが、
外から来ていました。
若干掛かってはいましたが今日は比較的落ち着いている様子です。
2番人気のアルアインは中団前目の好位置。
ペルシアンナイトは中団少し後ろの内側を走っていましたが、
ポッカリとスペースが空いた中でしたので、
序盤は走りやすそうでした。
前半はメイショウソウビが2馬身程開けて前を走っており、
前半のタイムは34.5-47.1とかなり速いペースで、
3コーナー過ぎから徐々にペースは落ちたものの、
かなりの消耗戦の展開に。
道中はトラストが良い位置で走っていましたので、
期待できそうな雰囲気を出していました。
そして、最後の直線。
先頭はメイショウソウビでしたが、
すぐに失速すると同時に外に寄れてしまいました。
この影響でアルアインにブレーキがかかり、
かなりの不利を受ける結果に。
内側いたブレイヴバローズ、ブラックランナーも失速し、
先行集団の中で抜け出してきたのはトラスト。
そして、ペルシアンナイトもマイスタイル、タイセイスターリーも
同時に追い上げてきて前の馬群はゴチャつく感じに。
なかなか抜け出す馬がいない中、残り100Mで馬群の隙間をついて、
一際鋭い脚を見せてきたのはキョウヘイ。
出負けして最後方にいたキョウヘイが、
小柄な体ながら、力強くグングンと伸びてきて、
先団をあっという間に交わして1着でゴール。
2着にはこちらも後方から脚を伸ばしてきた
タイセイスターリー。
3着は意地を見せたペルシアンナイトとなりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
シンザン記念(G3) 各競走馬の回顧
■キョウヘイ(1着)
スタートでは出遅れましたが、
この馬は出遅れた方が良く走るのでそんなに問題では無かったでしょう。
道中は内をロス無く立ち回り、
徐々に位置取りを上げていきながら、
脚を溜めて最後は突き抜けました。
最後はタイセイスターリーが外に寄れたため、
スペースが空きましたので、展開にも恵まれていましたね。
とはいえ、タフな馬場で良く走ったと思います。
消耗戦になりそうなレースなら今後も面白いと思います。
■タイセイスターリー(2着)
最後の直線序盤では凄い末脚を追いこんできましたが、
残り100M付近からは伸びが止まってしまいました。
最後はキョウヘイに1馬身差を離されて2着となってしまいましたが、
厳しい流れに乗りながら最後まで粘っていたと思います。
道中を見ていても不安定なところがありますので、
もう一成長を期待したいところです。
■ペルシアンナイト(3着)
最後の直線ではスムーズに追い出す事ができず、
位置取りに苦労している感じでした。
それでも今回は伸びがいまいちだったので、
1着はなかったと思います。
ただ、馬場も悪かったというのもありますし、
出負けも響いていましたので、
そこまで悲観する内容ではないでしょう。
■トラスト(4着)
道中は先行集団の中におり、
馬場的にも理想的な条件だったと思いますが、
やはりキレ味で他の馬に劣ってしまいましたね。
トップハンデだったという事もありますが、
今回は勝てる感じだったと思うので、
次回の予想は迷うところではあります。
■アルアイン(6着)
最後の直線で不利もありましたけど、
そこからの追い上げをみても非凡とは言えませんでした。
もう一伸びあってもよかったとは思いますが、
今回は道悪でしたので、これだけでは判断し辛いですね。
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日曜の重賞は中山・京都共に
荒れた結果となりました。
3歳馬が重馬場でどのように走るかは、
判断がかなり難しいですね。
ただ、勝ったキョウヘイは前走でも
重馬場で12番人気2着と穴を開けてきますので、
このような馬場で走ってくる馬なのでしょう。
予想は難解でしたが、
色々と収穫のあったレースだったと思います。
それでは次回のレース予想は、
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1月15日(日)
日経新春杯(G2)
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年明け初のG2レース、日経新春杯。
2400Mという中距離レースですので、
ここから、中距離・長距離戦線で活躍する馬が
多く出てきます。
長距離を走ってきた馬が好走するケースが多く、
またハンデ戦らしく、そこそこ荒れるレースでもあるので、
その点を注意しながら予想していきたいと思います。
【シンザン記念(G3)2017回顧】消耗戦での実力を垣間見れた一戦の口コミ
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