【シンザン記念2015回顧】大物候補が現れた一戦

シンザン記念 先週のレース傾向

今年はフルゲートの18頭で行われたシンザン記念。

シンザン記念が18頭立てで行われたのは初めての事です。

未勝利の馬や、まだ1戦しかしていない馬もいて、
まだ実力の見分けが難しいレースでした。

スタートはまず、ピースマインド、キングライオンが
良いスタートを切りましたが、すぐにシゲルノコギリザメが
せり出してきて単独で大きく逃げる形となりました。

人気馬のジュエラー、ラルクは後方からの競馬。

道中は動きも激しく、また今回はペースが、
上り坂がある4Fが11.5、下り坂の6Fが12.3と
上り坂の方がペースが早くなる特殊な展開で、
3歳馬にとってはハードな展開となったでしょう。

レース後半もシゲルノコギリザメが先頭を走り、
垂れてくると思いきや、シブとく残っていました。

最後の直線で内を回っていたロジクライ、
外からはアストラエンブレムが伸び、
そして、ジュエラーが後方からもの凄い末脚を使い追いつめてきました。

最後はジワジワ伸びてきたロジクライがジュエラーの
猛追を交し1着でゴール。

浜中騎手はこれでシンザン記念を6年間で4勝もしており、
抜群の相性の良さを見せていますね。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

シンザン記念 各競走馬のレース回顧

■ロジクライ(1着)
好位置でレースを進めていたロジクライは、
道中では少し掛かり気味になりましたが我慢して内を回っていました。
最後の直線ではジワッと伸びてきての1着。
レースの内容を見ると、浜中騎手のポジション取りのおかげかなと
いう印象が残りました。
時計自体も高い評価を出来るものではありませんので、
このメンバーだからこそ勝ちえた勝利だったと感じました。

■ジュエラー(2着)
スタートでは予想通り出遅れて最後方からのスタートでしたが、
後方の馬群の中で内をとり、ロスのない形でレースで進めていました。
最後は外に出しそこから猛烈な追い上げを見せて2着。
後方ながら、馬群が固まって流れていたので基礎スピードも悪くなく、
特に最後のトップスピードのレベルは他の馬を完全に凌駕していました。
まだ脚が余っていた印象があり、直線での反応も少し鈍かったので、
今後、この点が改善されれば、とんでもない馬に化ける可能性も大いにあるでしょう。

■シゲルノコギリザメ(3着)
好スタートを切ったシゲルノコギリザメは、
すぐに掛かってしまいハナを切って最後の直線まで先頭へ。
短距離に向いているスピードタイプなので、
最後は失速するかと思いきや粘っての3着でした。
結果的にスピードを活かした競馬が出来て馬券には絡みましたが、
やはりマイルで戦うのは厳しいという印象でした。

■アストラエンブレム(4着)
最後の直線で強みである末脚を活かせず、
詰め切れずに4着となってしまったアストラエンブレム。
敗因としては、坂の上りで仕掛けるという早いタイミングでの
仕掛けが後に響いてしまったのでしょう。
ルメール騎手らしくない騎乗であったと思います。
トップスピードで勝負した方が結果を出せる馬だと思いますので、
次走に期待したいところです。

■ラルク(13着)
仕上がりは良いと感じたものの、
当日は落ち着きがない様子でした。
スタートも出負けし、道中もクビを動かしており、
まだ状態面では安定はしていない印象です。
新馬戦でのパフォーマンスから
もう少し様子を見たいところではあります。
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今回はハイペースながら団子状態で流れ、
しかもラップはチグハグという特殊な展開でした。

この重い展開にやられた馬が多くおり、
1番人気のピースマインドもその中の1頭でしょう。

結果的にかなり荒れたレースとなり、
3連単67万円の高配当となりました。

今回はジュエラーが今年の怪物になりえそうな走りを
見せてくれた事が一番の収穫ではないでしょうか。
それでは次回のレース予想は、
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1月17日(日)
日経新春杯(G2)
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ハンデ戦ながら、堅い時はガチガチに堅くなる時があり、
荒れる時は2桁人気の好走もあります。

これは毎年出走メンバーのレベルに
かなりバラつきがある事が原因である事が多いです。

ハンデ戦であるがゆえにステップレースという
意味合いは薄くなっているからでしょう。

今年の出走馬の力関係などを見て、
予想を組み立てていきたいと思います。

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