ジャパンカップ(G1) 先週のレース傾向
先週は今年最後の東京競馬場でしたね。
4頭の外国馬を含む18頭で行われたジャパンカップ。
ビッグレースだけに、
多くの観客で賑わっていました。
それでも、昨年と比べると少なかったようです。
人気の中心は、連勝中のラブリーディが1番人気、
休養明けのゴールドシップが2番人気となりました。
スタートで前に出たのは、
各紙面で予想にも出ていました通りのカレンミロティック。
前半1000mを59.3秒と思っている以上に早いペースでの逃げでした。
それ以降は昨年とほとんど変わらないタイムとなりました。
各コーナーでかなりごちゃっとしていましたね。
有力馬もこれにより少し苦戦を強いられていたような印象です。
ゴールドシップは相変わらず出足が遅かったですね。
道中での動きはあまり無く、カレンミロティックが独占し、
4コーナーでゴールドシップ上がりそれに続いてペルーサも上がってきました。
ラブリーデイも抜け出して先頭へ行きましたが、
最後はショウナンパンドラが突き抜けて見事1着。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。
ジャパンカップ(G1) 各競走馬のレース回顧
■ショウナンパンドラ(1着)
馬と騎手が凄くキレイに噛み合っていました。
厳しい流れの中で中団あたりの位置を確保し、
最後の直線も外ではなく、馬群の中を縫ってきてラストインパクトを捕らえ1着。
このコンビなら、有馬記念で良いパフォーマンスをしてくれると思います。
■ラストインパクト(2着)
徹底してインで走り、最後は最内から伸びてきましたね。
距離ロスがなく進められたのは、ムーア騎手の手腕のおかげでしょう。
ラブリーデイを抜いての2着と力を出し切ったと思いますが、
内からの伸びはこの馬のポテンシャルがあってこそでしょう。
■ラブリーデイ(3着)
外から巻き込まれ、ポジション争いには苦労していたラブリーデイ。
そんな中での3着は1番人気のメンツを保ったと思います。
ギアチェンジの凄さはピカ一ですが、
トップスピードの持続力はちょっと不安点があります。
■ミッキークイーン(8着)
スタートも良く、中団の好位置でレースを進めていきましたが、
外に進路を変更した事でポジションが下がり、途中接触もあったため、
最後は伸びませんでした。結果は8着と完敗でした。
軽量でしたので期待はしましたが、牡馬相手だとやはり厳しい競馬となりますね。
■ゴールドシップ(12着)
今回、2番人気となりましたが過剰人気であったと思います。
最後の直線はスタミナが切れた感じがしていましたね。
府中の加速する競馬が合わないという事もありますので、
得意な中山で最後の有馬記念を頑張って欲しいと思います。
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外国馬はイラプトが6着と慣れない芝の中、頑張りました。
まだまだ成長過程にいますので、来年も来て欲しいと思います。
外国馬は芝の違いからか脚をとられている印象がありましたので、
このレースでは来年以降もなかなか厳しい戦いとなるでしょうね。
ラブリーデイは有馬記念に出走するようですが、
やはり距離が長いのではないかという不安がありますね。
ゴールドシップも今回は休養明けであったかもしれませんが、
スピードや鋭さの衰えの不安があります。
1着、2着共に、ディープインパクト産駒で決まったジャパンカップ。
何と言ってもショウナンパンドラの人、騎手の
バランスの取れた走りがとても印象的でした。
それでは、次のレース予想は、
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12月6日(日)
チャンピオンズカップ(G1)
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秋のダート王決定戦が始まります。
1番人気は段違いの成績を誇りますが、
穴馬の好走も目立ち、高配当も珍しくありません。
芝と違い、逃げ・先行馬が圧倒的に有利と言われていますが、
今年はどんなレースとなるのでしょうか。
注目される、王者ホッコータルマエを打ち破る馬が出てくるのか、
脚質や過去傾向から予想したいと思います。
【ジャパンカップ(G1)2015回顧】騎手の騎乗が映えたレースの口コミ
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