【ジャパンカップ(G1)2016回顧】圧勝で圧巻の逃げ切りとなったレース

ジャパンカップ(G1) レース回顧

日曜は雨の予報でしたが、午前中はそこまで雨も降らず、
むしろ晴れ間も見せていました。

ジャパンカップが始まる時には小雨が降っていましたが、
馬場は良馬場で雨の影響はほとんどない感じ。

馬場は東京最終週という事で内馬場がかなり悪くなっている模様で、
前半のレースでは内を避けて走る馬が多かったです。

1番人気のキタサンブラックは最内枠の1番でしたが、
どのような展開となったのでしょうか。

ジャパンカップ(G1) レース結果

まずはスタート。

ほぼほぼ揃ったスタートから、
勢いよく飛び出したのはキタサンブラック。

ワンアンドオンリーがその後に続き、
3番手は外から果敢に内に寄せてきたリアルスティール。

ムーア騎手はかなり周りを気にしながら走っていました。
逃げ馬を確かめていたのでしょうか。

キタサンブラックを逃がしてしまったら、
確実に楽に逃がしてしまいますからね。

ですが、結果は前に行く馬もおらず、
キタサンブラックが逃げる形に。

1コーナーの通過時点で、
先頭は変わらずキタサンブラック。

2番手には一か八かで前に出てきた感があるワンアンドオンリー。

そして、3番人気のゴールドアクターが続き、
その後ろには若干控えたリアルスティール。

他の上位人気馬は、
ディーマジェスティ、サウンズオブアース、シュヴァルグランが
中団の位置にいました。

そのまま隊列は変わらず5Fのタイムは61.7。

G1のレースとしてはかなりのスローペースとなりましたが、
キタサンブラックは2番手と3馬身差を開ける単騎逃げ。

この時点でキタサンブラックがかなり優勢でしたね。

5Fを通過してからは更にペースを落として、
後続を引きつけていました。

もう全員武騎手のペースに飲まれていました。

そして、3コーナーあたりでやっと後続馬が
ペースを上げてきて一気にキタサンブラックと
1馬身差にまで迫りました。

かなり速い段階でペースを上げた事により、
結果的に超ロングスパートとなってしまいましたね。

4コーナーを回りキタサンブラックが1馬身リードで
最後の直線へ。

2番手のゴールドアクターが必死に追走しますが、
差はなかなか詰まらず。

残り200Mでもキタサンブラックの脚は止まらず、
再びリードが開きます。

内側から一瞬イキートスがグンッと伸びてきますが追いつけず、
ルージュバックも内を走っていますが、この馬はすでに力なく失速。

リアルスティールも早い段階で脚を使ってしまったので、
脚が鈍かったですね。

その外側からサウンズオブアースとシュヴァルグランが更に伸びてきますが、
結局誰も追い付けず、キタサンブラックが逃げ切って勝利しました。

完璧な立ち回りで完勝したキタサンブラック。

鮮やかな逃げ切りでした。

オーナーの北嶋三郎さんの祭りが
今回もこだましていましたね。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

ジャパンカップ(G1) 各競走馬の回顧

■キタサンブラック(1着)
スローペースで終始楽な競馬ができていました。

この馬は先行する事が多いですが、
溜めてからの瞬発力も素晴らしいものがありますので、
この展開はお手のものでしょう。

遅いペースだったものの、
東京で完璧なまでの逃げをみせたのは、
本当に強いですね。

有馬記念でも問題なく買いでしょう。

■サウンズオブアース(2着)
スローな展開で最後に脚を伸ばす。

この馬にとっては良い展開だったと思いますが、
キタサンブラックが想像以上の強さでした。

またもや2着となってしまいました。

これでG1で3回目の2着。
なかなか勝ち切る事ができませんね。

ただ、力は間違いなく上位だと思いますので、
有馬でもそれなりの着順に持ってくると思います。

■シュヴァルグラン(3着)
道中はサウンズオブアースの直後に付けて、
進めていました。

最後は届きませんでしたが、
大外から良く伸びていたと思います。

後もう少し武器が欲しいところですが、
この1年でかなりの成長を感じられた走りですので、
今後も大きく期待したいですね。

■ゴールドアクター(4着)
先行してキタサンブラックについて行きましたが、
それでもちょっと後ろ過ぎたのかもしれませんね。

最後は伸びが欠いてキタサンブラックに3馬身も
離されてしまいました。

最後の直線が長かった印象です。

トップスピードの質はキタサンブラックより上ですので、
この調子だと有馬記念ではまた狙えそうです。

■リアルスティール(5着)
今回は先行策を取ったムーア騎手。

道中の位置やペースは問題なかったと思いますが、
最後は伸びてこれませんでした。

上がりも35.1と遅く、
4コーナー前で早く動きすぎたのかなと思います。

もう少し中団から伸びて来れれば馬券には
絡んでいたかもしれませんが、それでも
キタサンブラックには届かなかったと思いますね。

有馬ではちょっと狙いづらいかもしれません。

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ジャパンカップで鮮やかな逃げ切りを果たした
キタサンブラック。

今回は来ないだろうと思われながら、
結果を見るとやっぱり1着と不思議な強さを持った馬ですね。

昨年のダービーでの大敗で府中での走りを
不安視されていましたがなんのそのでした。

これで8連続馬券内に入り、
無類の強さを誇っています。

有馬でのリベンジも非常に期待できるでしょう。

それでは次回のレース予想は、
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12月4日(日)
チャンピオンズカップ(G1)
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今週はG1で2レースしかないダートG1、
チャンピオンズカップが行われます。

まだ2年しか開催されておらず、
これまではジャパンカップダートとして行われていましたが、
開催場も距離も違い過去のデータはあてになりません。

まだ傾向があまりわからないレースですが、
今回の出走馬はかなり実力派が揃っていますので、
堅く決まりそうな予感がします。

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