今週は国内最高賞金額の国際招待レース、
ジャパンカップが開催されます。
海外馬も数頭は参戦するとはいえ、
過去10年で1頭も馬券に絡んでいません。
また、地方馬も参戦しますが、
こちらも馬券に絡んでいませんね。
今回もメンバーを見る限りでも中央馬の
実力馬を中心に考えて良さそうです。
それでは、過去の傾向からジャパンカップを見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆1番人気の安定感は抜群、ヒモには悩みそう☆
過去10年で1番人気の複勝率は80%と
信頼度はかなり高めです。
1番人気になるのは
キタサンブラックと思いますので、
これはさすがに切れないでしょう。
人気薄はというと
6番人気以下の中穴以下は
3着には馬券に絡んでいますね。
実力馬同士の戦いとはいえ、
ヒモ荒れも考えておいて良さそうです。
枠順・脚質から見る過去傾向
☆内・大外有利、逃げ以外は好走の可能性アリ☆
枠順的には有利不利はそこまでありませんが、
ポジション獲りが重要なレースですので、
1~3枠の成績が若干良い傾向にあります。
脚質的にもそこまで偏りはありませんが、
中団の位置から伸びてくる馬が
最も好走しやすいでしょう。
距離的にもコース形状的にも
逃げ馬は厳しいでしょうね。
血統・前走から見る過去傾向
☆ディープ産駒の相性抜群、天皇賞秋組の着順は不問☆
血統的にはディープ産駒が
過去10年で16頭中6頭馬券に絡んでおり、
相性は良いですね。
今年も1頭は馬券に絡んできそうです。
また、前走で見ると30頭中19頭が
天皇賞(秋)組です。
前走の着順不問で絡んできますので、
こちらも要チェックです。
ジャパンカップ(G1)コース解説
ジャパンカップが行われるのは、
東京競馬場2400Mのコース。
スタートはホームストレッチの
中間地点付近から。
スタート直後に若干の上り坂があるため、
やや加速はつきにくい形状です。
上りが終わると平坦な直線に入りますが、
2400Mの距離もありそこまでペースは
上がりません。
1コーナーを回ると緩やかな下り坂。
ここでもペースは淡々とした感じで、
急はペースアップはほぼないでしょう。
向正面の途中までは下り坂が続き、
そこからは起伏の激しく短い上りですが、
ここもそれほどペースに影響はありません。
とはいえ、極端なスローになる事は少ないので、
ある程度の基礎スピード力は必要になるでしょう。
向正面の上りを終えると
3コーナー手前から再び下り坂。
最後には上りが続きますので、
ここもまだまだ牽制しつつ進んでいきます。
3コーナー途中から4コーナーは緩やかな上りで、
急激にペースが上がるのはこの4コーナー付近から。
ここでのギアチェンジについていけないと
上位に台頭するのは難しいです。
最後の直線に入るとすぐに
1F程の急な上り坂になります。
この難所に耐えた後も300Mの直線と、
最後の直線が非常にタフなコース。
後傾ラップになりやすく、
差し馬が台頭しやすいですね。
前の馬は実力馬でないと厳しいでしょう。
ジャパンカップ(G1)注目馬予想
今回の出走馬は以下の17頭
・シュヴァルグラン
・レイデオロ
・ギニョール
・キタサンブラック
・サウンズオブアース
・イキートス
・ディサイファ
・ソウルスターリング
・レインボーライン
・ブームタイム
・マカヒキ
・サトノクラウン
・シャケトラ
・アイダホ
・ワンアンドオンリー
・ヤマカツエース
・ラストインパクト
では、この17頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
ジャパンカップの注目馬をあげていきましょう。
■キタサンブラック
前走の天皇賞では不良馬場の中、
力強い競馬で勝利し、タフな馬場の中での強さを
示してくれました。
瞬発力勝負になりやすいジャパンカップですが、
昨年も勝利していますので、問題ないでしょう。
天皇賞で疲れは溜まっているかもしれませんが、
やはり強かったという感想になりそうな気がします。
ここは素直に馬券に入れておくべきでしょう。
■ソウルスターリング
天皇賞では6着となりましたが、
あの馬場の中で古馬相手に良く走ったと思います。
距離延長は歓迎だと思いますし、
良馬場ならチャンスはありそうです。
牝馬も強いレースですし、
斤量53キロと前走より低い事も好材料ですね。
オークスのような走りをここでも期待したいところです。
■サトノクラウン
天皇賞ではわずかにキタサンブラックに
敗れてしまいましたが、差し切るところまで
迫っていましたので、距離延長の今回はチャンスですね。
天皇賞での疲れが心配ですが、
デムーロ騎手の今の好調っぷりを見ると
切るのは得策ではないでしょう。
多少タフな馬場の方が合っていると思いますし、
しっかりと馬券に絡んでくれると思います。
■シュヴァルグラン
G1でも安定した走りを見せているシュヴァルグラン。
京都大賞典では3着となりましたが、
叩き二走目でパフォーマンスは上げてくるでしょう。
勝ち切れない馬ですので、
メンバーを見ても勝利は無さそうですが、
ヒモには入れておくべき存在だと思います。
■ヤマカツエース
スローからのロングスパート戦で、
更にギアチェンジもできるこの馬。
このレースでは展開も向きそうで、
チャンスはあると思います。
天皇賞(秋)では大敗してしまいましたが、
不良馬場だったので参考外でいいでしょう。
2400Mはやや長い印象ですが、
血統的には全く問題はないはず。
人気が落ちる今回は穴として入れておきたいですね。
以上が現時点での注目馬です。
レイデオロは適正に問題ないと思いますが、
ダービーの時計を見てもそこまで優秀ではないので、
このメンバーレベルでどこまでできるかが不安ですね。
キタサンブラックの2連覇も楽しみですが、
ダービー馬とオークス馬の激突も楽しみなレースです。
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