ジャパンカップ(G1)レース結果
当日は良い天気で寒さも和らいだ気候の中、
ジャパンカップが行われました。
実力馬がひしめく中、
勝利したのはシュヴァルグラン。
天皇賞からの連覇がかかっていた、
1番人気のキタサンブラックを
好位から差し切り見事G1初制覇を成し遂げました。
それではジャパンカップを振り返ってみます。
ジャパンカップ(G1)レース回顧
まずはスタート。
ほぼ揃ったスタートで、
大きく出遅れる馬はいません。
レインボーライン・イキートス・アイダホは
ダッシュがつかず後方あたりに位置に。
レイデオロはギニョール、シャケトラに
挟まれてちょっと後手に回ってしまいましたね。
キタサンブラックは素晴らしいスタートで、
難なくハナを切ります。
ギニョール、ディサイファがまずは続き、
外からシャケトラ、ワンアンドオンリー、
ラストインパクトも上がっていきます。
その後ろには内側にシュヴァルグラン。
レイデオロはシュヴァルグランの
二馬身程後方で走ります。
最初のコーナーでは、先頭キタサンブラック、
ギニョール、ディサイファが続き、
その後ろには押してきたワンアンドオンリー。
ウチにはシュヴァルグランがおり、
その後ろ中団の位置にソウルスターリング。
ソウルスターリングは、
内と外に挟まれて少し窮屈そうな感じで、
掛かっている雰囲気でした。
他の上位人気陣はちょうど真ん中あたりの位置に
ダービー馬のレイデオロ。
マカヒキ、サトノクラウンは
いつもどおり後方で待機しています。
1000Mのタイムは60.2秒。
平均的なペースだと思います。
タイムはこの後も緩む事も締まる事もなく、
一巻したペースになりました。
序盤のペースは平均的でしたが、
息の入らないタフな流れとなったでしょう。
淡々とした流れで、
馬群もほぼ動かない状態が続きましたが、
3コーナー手前からサトノクラウントが
早い仕掛けをしてきます。
後方から前に来て中団あたりまで進出。
積極的な騎乗でしたが、この仕掛けのタイミングが今回の
大敗の原因ではないかと思いますね。
そして、キタサンブラックが堂々と先頭のまま、
最後の直線に入ります。
他に先行していた馬は早々に離されていきます。
そんな中、ウチにいたシュヴァルグランは、
前がポッカリと空いて一気に伸びて2番手に。
その後ろにはレイデオロがついてきます。
この3頭が後続との距離を引き離して
進んでいきます。
残り200M。
キタサンブラックの脚が少し緩んだところに、
シュヴァルグランが一気に差して先頭に。
後方からレイデオロも迫りますが、
シュヴァルグランには届かず、そのままシュヴァルグランが
レイデオロを1馬身以上離してゴール。
G1初勝利となりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
ジャパンカップ(G1)各競走馬の回顧
■シュヴァルグラン(1着)
勝利までは無いかと思いましたが、
最後は強かったですね。
枠やペースにも恵まれましたが、
スタートも良く、スピードの質も高くなっており、
成長を感じられる走りでした。
コースに左右される馬ゆえに、
中山での好走はなかなか難しいと思いますので、
有馬記念での取り扱いに悩みますね。
■レイデオロ(2着)
スタートに若干の不利があったものの、
そこから盛り返し最後は力強い末脚で、
キタサンブラックも差してゴール。
中団の位置から進出して差してきましたので、
相当長い脚を使ったと思います。
序盤のロスさえなければ勝利もあったかもしれません。
3歳でこの走りですので、今後が更に楽しみです。
■キタサンブラック(3着)
残念ながら敗れてしまいましたが、
間違いなく強い競馬をしたと思います。
今回は息のつけない流れとなった事で、
最後が甘くなってしまいました。
それでも4着のマカヒキとは
4馬身の差を開けているので、
上位2頭が相当力を付けていたのでしょう。
昨年敗退した有馬で勝利するのは
難しいかもしれませんが、
最後のレースでも頑張って欲しいですね。
■マカヒキ(4着)
最後の直線は進路がなく、
ラストインパクトに接触しながら、
進路を作りました。
ここでのロスがあったので、最後の直線は後方から
鋭い脚を伸ばしてきましたが届かず。
ロスが無ければとも思いますが、
キレ味を見ていても復活とはいえない走りでしたね。
■ソウルスターリング(7着)
終始掛かり気味で、
間に挟まれ窮屈そうに走っていました。
オークスの感じで走れればと思いましたが、
もう少し気負わない感じで走らなければ
好走はできなさそうですね。
それでも7着には入りましたので、
実力は間違いなくありますが、
好走条件が少なそうです。
■サトノクラウン(10着)
レース終盤で早めに仕掛けましたが、
最後は脚が鈍って10着と惨敗。
東京では最後まで持たない走りでしたが、
前に行かないと最後も届かないと思いますので、
これは仕方ないでしょう。
有馬記念では噛み合いそうですので、
引き続き、期待したいですね。
さすがジャパンカップらしく、
底力を見せた馬が勝利となりましたね。
それでは次回のレース予想は、
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12月3日(日)
チャンピオンズカップ(G1)
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今週から開催場が
中山・阪神・中京に変わります。
その初週に行われるのが、
中京競馬場で行われるダートG1、
チャンピオンズC。
今年も各世代の実力派ダート馬が出走し、
白熱した戦いとなりそうです。
【ジャパンカップ(G1)2017回顧】底力と成長が伺えたレースの口コミ
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