今週からG1シーズンに突入しました。
まずは、短距離戦のスプリンターズS。
秋のG1シーズン唯一の短距離レースです。
他のG1と違い、夏の上がり馬も出走する、
少し気質の異なるレースです。
まず、過去の傾向から見ていきます。
人気順から見る過去傾向
☆人気薄でも馬券に絡む可能性大☆
過去10年で見ると1~3番人気が、
20頭中14頭連対しており、
上位人気の信頼は高いです。
ただ、4~8番人気と9番人気以降を
比べると馬券に絡む率は大差ない事から、
ヒモは穴馬も積極的に狙っていいと思います。
枠順から見る過去傾向
☆穴狙いなら内枠に注目☆
全体的にはどの枠順であっても
万遍なく馬券に絡んでいますが、
穴馬に絞ると内枠から多く出ています。
ただ、このレースは逃げ・先行が有利なので、
内枠でもこの脚質の馬を狙うべきでしょう。
昨年のウキヨノカゼのように爆発的な
末脚を持っているならなんとか絡めるかもしれません。
出走レースから見る過去傾向
☆高松宮記念からの直行は軽視すべき?☆
前走からみると重賞から出走してきた馬が、
好走しています。
特にセントウルS・キーンランドC。
逆に北九州記念からの成績は悪く、
高松宮記念からの直行はこれまで1度も馬券に
絡んだ事がありません。
今回は上位人気になるミッキーアイルが、
高松宮記念からの直行ですね。
それでは、コースから、
スプリンターズSの展望を見ていきましょう。
スプリンターズS(G1) コース解説
舞台となるのは中山1200M。
向こう正面、
2コーナー終わりの地点からのスタートで、
そこからストレートに近いカーブを、
下りながら進んでいきます。
このカーブは高低差が3M以上あるので、
かなりの急な下り坂。
今年も先行しそうな馬が多くいますので、
ペースは速くなるでしょう。
道中でもそこまで緩まない事から
隊列は長くなる場合が多いです。
そして、最後に待っているのは、
中山名物の急な上り坂。
全体的にかなりの消耗戦が予想されます。
特に前半の消耗が激しいので、
差し・追い込みの馬は差しも届きそうなものですが、
最後の直線が短いので先行馬が残るケースが多いです。
やはり馬券に絡むのは、
基本的に前目にいける馬と考えた方がいいでしょう。
スプリンターズS(G1) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の16頭
・ウリウリ
・サクラゴスペル
・サトノルパン
・シュウジ
・スノードラゴン
・ソルヴェイグ
・ダンスディレクター
・ティーハーフ
・ネロ
・ビッグアーサー
・ブランボヌール
・ベルカント
・ミッキーアイル
・レッツゴードンキ
・レッドアリオン
・レッドファルクス
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
スプリンターズSの注目馬をあげていきましょう。
■ビッグアーサー
前走のセントウルSでは、
休み明けながら1着と好走したビッグアーサー。
前回はこれまでとは違い、逃げの競馬をして、
逃げても控えても狙える幅ができた印象です。
スプリンターズSのサクラバクシンオー産駒の成績は
今一つですが、このメンバーなら抜けている事は間違いないので、
好走してくれるでしょう。
■ダンスディレクター
前走のセントウルSでは、持ち味の末脚が見せれず、
7着と凡走に終わりましたが、
本来はトップスピードの質・持続力共に優れている馬です。
調整に不安はありますが、
中山の馬場にも合ってそうですし、
はまれば突き抜ける事もできるはずです。
G1へ初挑戦ですが、
十分に通用する能力はあると思います。
■サクラゴスペル
中山巧者のサクラゴスペル。
このコースで6戦で5連対と非常に
髙い適正を持っています。
8歳という年齢で近走は活躍できていませんが、
舞台が違えば一発はあると思います。
穴馬として面白いのではないでしょうか。
■レッドファルクス
前走CBC賞では強烈な末脚で重賞を初制覇しました。
この時の脚は相当なパフォーマンスだったと思います。
高速馬場で最後も伸びる事ができる。
これは能力がないと無理な走りです。
中山の馬場も合うと思いますし、
過小評価されているなら狙い目だと思います。
■ネロ
これまで安定感の走りをしていますし、
中山との相性もいいので今回もある程度は走ると思います。
ただ、能力的にも重賞では勝ち切れず、
しかもG1ですので、そこまでの期待はできません。
状態は良い感じでキープしているようなので、
馬券には入れとくべきという感じでしょうか。
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以上が現時点での注目馬です。
高松宮記念からの直行のミッキーアイルも人気になると
思いますが、休み明けでいきなり走れるかは疑問ですし、
逃げない事も想定されますので、怪しい感じがします。
中山競馬場の天気は土曜が雨なので、
もしかすると余計に先行・逃げが有利になるかもしれませんね。
今年を代表するスプリンターはどの馬になるのでしょうか。
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