いよいよ秋のG1シーズンに突入しました。
初戦を飾るのは早くもスプリンターの大目標でもある、
スプリンターズステークス。
1分足らずで決着となるレース故に、
位置取りが重要となります。
展開次第では実力馬が飛ぶことも考えられますので、
枠順や脚質で穴馬を見つけていきたいですね。
それでは、過去の傾向からスプリンターズステークスを見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆中~下位人気の連対は厳しい☆
1~3番人気の連対率が40~60%と高く、
4番人気以下で連対したのはわずか5頭。
一方で3着には1~3番人気が絡んだ事はありません。
今年も上位人気を軸に選んだ方が良さそうです。
脚質から見る過去傾向
☆圧倒的に逃げ馬が強い☆
逃げ馬は過去10年で、
11頭中5頭が絡む高成績。
先行・差しの成績はほぼ互角ですので、
逃げ馬がいれば必ず注目すべきでしょう。
また上がり1位の勝率は0%、
過去に2頭が3着に絡んだのみ。
キレ味だけがあっても届かないのが
このレースの特徴ですね。
枠順から見る過去傾向
☆逃げの内枠に警戒☆
データ的には7枠の成績が抜けていますが、
実際には7枠に実力馬が固まっていますので、
内外の差はそこまで関係ありません。
ただし、脚質によっては枠順の有利不利は出てきます。
逃げ・先行馬によってはもちろん内の方がいいでしょう。
穴馬が逃げの内枠にいれば注意が必要ですね。
スプリンターズステークス(G1)コース解説
中山1200M(芝)で行われるスプリンターズステークス。
スタートはオニギリ型のコースの向こう正面半ばから。
スタート直後から500Mの下り坂が続きます。
高低差は3Mもありますので、
序盤から一気にペースが速くなりやすいでしょう。
途中に3コーナーがありますが、
外周りでほぼ直線に近い形ですので、
ペースが緩む事はありません。
中盤でやや緩む事があり、
この地点で緩めば後方の馬が上がってきやすく、
差しもなんとか届く形になります。
そして、やや下りながら
4コーナーのカーブを周ります。
タイトなカーブですので、ここで外にいる馬に
とってはロスが大きくなりますね。
カーブを曲がると310Mの短い最後の直線。
高低差2.2Mの上り坂がありますが、
直線自体が短いので差し馬が届かない可能性が高いです。
ただ、逃げ馬に関しても、
序盤から速いペースで最後まで失速せずにゴール
するとなると高い能力が求められます。
このことより勝ち馬は実力馬になる事が多いのでしょう。
スプリンターズステークス(G1)注目馬予想
今回の出走馬は以下の16頭
・シュウジ
・スノードラゴン
・セイウンコウセイ
・ダイアナヘイロー
・ダンスディレクター
・ネロ
・ビッグアーサー
・ファインニードル
・フィドゥーシア
・ブリザード
・メラグラーナ
・モンドキャンノ
・ラインミーティア
・レッツゴードンキ
・レッドファルクス
・ワンスインナムーン
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
スプリンターズステークスの注目馬をあげていきましょう。
■レッドファルクス
昨年の覇者のレッドファルクス。
適正は全く問題無く、
不安なのは状態面ではありましたが、
高松宮記念でも好走を果たしているので、
状態は上向いていると感じています。
前走の安田記念は距離が長かったので、
参考外とみてもいいと思いますし、
軸にしても良い1頭でしょう。
■セイウンコウセイ
前走では馬場も展開も噛み合っていませんでした。
それでも4着と掲示板内を確保したのは、
能力の高い証拠でしょう。
常に好位置につける器用さもありますので、
ここでも好走は必至ではないでしょうか。
■ダイアナヘイロー
近走では4連勝と勢いに乗っています。
まだ重賞は1勝しかしていませんが、
前走の北九州記念を見る限りでは、
しっかりと伸びてまだ余力がありそうでした。
先行しながら後半でもしっかりと伸びて来れる脚は
このレースにも合っていると感じています。
■ラインミーティア
アイビスサマーダッシュ、セントウルステークスでは
中穴人気ながら上位に喰い込みスプリント路線で絶好調。
上積みは期待できませんが、
前走でも相当強い競馬をしていると思いますので、
今回も穴馬として期待したいですね。
■ワンスインナムーン
もう1頭穴馬として入れたいのはこの馬です。
高松宮記念では16着と惨敗しましたが、
中山1200Mでは2戦2勝と巧者ぶりを見せています。
重賞ではまだ成績を残せていませんが、
近2走は1着と勢いがありますし、
内枠に入れば面白いかもしれません。
以上が現時点での注目馬です。
昨年はスプリント戦で活躍したビッグアーサーは、
ケガからの復帰で、流石に10ヶ月の休み明けですので、
ぶっつけ本番の今回はなかなか手が出ません。
後は内枠に逃げ馬が入れば積極的に買っていきたいですね。
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