【チャンピオンズカップ(G1)2016回顧】予想外な豪脚が目立ったレース

チャンピオンズカップ(G1) レース回顧

日曜は全国的に天気が悪かったですが、
中京競馬場は雨も降らず大丈夫模様。

アウォーディー、モーニン、コパノリッキーなど、
なかなか面白いメンバーが揃いましたが、
予想は難解なものになったと思います。

秋競馬唯一のダートG1の行方はどうなったのでしょうか。

マイルチャンピオンシップ(G1) レース結果

まずは、スタート。

出遅れたのはゴールドドリーム。

カフジテイクもやや出負けした感じですが、
元々後方から行く予定だったのでしょう。

外枠のモーニン、アポロケンタッキーが積極的に
押していました。

まず先頭を取ったのはアスカノロマン。

ですが、1コーナー目でモンドクラッセが
外から被せてすぐにハナを奪います。

中団の位置には1番人気のアウォーディー、2番人気ゴールドドリーム。

後方はサウンドトゥルーとカフジテイク。

モンドクラッセが3番手のコパノリッキーにプレッシャーを
かけられていたのか、3Fのタイムは36.3秒と
速いペースで逃げていました。

落ち着くはずの1000M付近でも
更にはブライトラインがここで上がってきて2番手になった事で、
ペースは落ちず11.8秒のハイペース。

前残りが厳しくなりそうな展開でした。

後方のサウンドトゥルーとカフジテイクは落ち着いて、
自分のペースを守っています。

最後の直線、モンドクラッセは1馬身半程の
リードを保ちながら先頭を走ります。

ただ、先行勢にはもう伸びる力が無く、
後方待機組がどんどん上がってきます。

まず抜けてきたのは、アウォーディー。

アウォーディーも前半に脚を使っていたと思いますが、
ここで伸びてくるのはさすがです。

先行組で唯一しぶとく残っていたのは、アスカノロマンだけ。

そして、残り200M、
アウォーディーがアスカノロマンに追い付きましたが、
後方組のサウンドトゥルーとカフジテイクが
一気に追い上げてきます。

ただ、カフジテイクは少し立ち回りが悪かったのか、
先頭との距離が少し開いていました。

逆に良い立ち回りで脚を伸ばしてきたのは、
サウンドトゥルー。

最後は素晴らしい脚で、
アウォーディーを差し切って1着。

中央競馬G1を初制覇となりました。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

チャンピオンズカップ(G1) 各競走馬の回顧

■サウンドトゥルー(1着)
37秒代の上がりを使っている馬が多い中、
35.8秒という素晴らしい脚で伸びてきました。

最後の直線で内にいた先行組が
ことごとく崩れていきましたので、
後方組は外に行くしかありませんでしたが、
スッと斜めに入り最短距離で入れたのも大きいですね。

今回の展開を見る限りでは力差はアウォーディーの方が、
上かもしれませんが十分に存在感を見せれたと思います。

■アウォーディー(2着)
先行できる馬とはいえ、
さすが前半に脚を使い過ぎたのかもしれませんね。

最後の直線で伸びを欠いていました。

ただ、厳しい展開になったにも関わらず、
2着を死守するところはやはり強いなと感じました。

次走でもしっかりと走ってくれるでしょう。

■アスカノロマン(3着)
先行勢で唯一残ったアスカノロマン。

結果は3着ですが、この展開で最後まで
粘れるのは地力が強い証拠でしょう。

ただ、展開がこの馬向きではあったので、
もう一歩上位に入っていても良かったのでは
ないかと思います。

不調気味でしたが、回復してきていそうですね。

■カフジテイク(4着)
サウンドトゥルーと同じく、
良い脚を使っていましたが僅かに届かず、
馬券内を逃してしまいました。

こちらは最後大外に回してしまったので、
その分のロスが響きましたね。

サウンドトゥルーと比べても遜色ない力は
あると思います。

まだ4歳ですので、この先が楽しみです。

■ゴールドドリーム(12着)
2番人気ながら12着と大敗を喫してしまいました。

出負けしたり、最後は外を回されてロスがあったりと
踏んだり蹴ったりな感じでしたね。

とはいえ、走りを見ていると1800Mでこの展開だと、
結局は上位にいけてない気もします。
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コパノリッキーに復活の期待をしましたが、
こちらも13着と惨敗。

これでこのレースは3敗目です。

ゴールドドリーム、コパノリッキー共に
ゴールドアリュール産駒。

この産駒はチャンピオンズカップには合わないのでしょう。

やや荒れた今回のチャンピオンズカップ。

ここまで前が崩れる展開になるとは想像しませんでした。

やはり競馬は何が起こるかわかりません。

ただ、色々と収穫もありましたし、
良いレースであったと思います。
それでは次回のレース予想は、
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12月11日(日)
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)
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2歳女王決定戦、阪神JFが今週は開催されます。

過去にはブエナビスタ、アパパネといった名馬が
優勝しており、来年春に向けての注目の一戦です。

2歳牝馬という、いかにも荒れそうなレースですが、
そこまで荒れている訳でもなく割りと順当に決まりやすく
なっています。

速い上りを使える馬が勝ちそうなので、
その点を中心に予想していきたいと思います。

【チャンピオンズカップ(G1)2016回顧】予想外な豪脚が目立ったレースの口コミ

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