【チャンピオンズカップ(G1)2017回顧】意外な素質が見えたレース

チャンピオンズカップ(G1)レース結果

先週はダートG1のチャンピオンズカップが
行われました。

天気は晴れて良馬場。

アポロケンタッキーが出走取消となり、
15頭でダート王が争われました。

上位が拮抗するメンバーの中、
勝ったのはゴールドドリーム。

中団から前で粘る2頭を交わして、
フェブラリーステークスに続き、
G1、2勝目を飾りました。

それではチャンピオンズカップを振り返ってみます。

チャンピオンズカップ(G1)レース回顧

まずはスタート。

勢いよく飛び出したのは、
最内枠のコパノリッキー。

一気にハナに立ちます。

その横のケイティブレイブも良いスタートでしたが、
コパノリッキーの後ろに控えて走ります。

外からはモルトベーネとテイエムジンソクが進出。

その後ろにはロンドンタウン、アウォーディーが続きます。

勝ったゴールドドリームは中団やや後ろから。

サウンドトゥルー、ノンコノユメはいつも通り
後方からの競馬となりました。

最初の1Fは12.8秒とゆったり目。

そして、コパノリッキーが先頭のまま最初のコーナーを回ります。

1馬身程離れて番手にはテイエムジンソク。
その後ろにはケイティブレイブ、グレンツェント、
モルトベーネ。

更に後ろにグレンツェント、アウォーディーで
このあたりまでが先行集団です。

中段にはカフジテイク、ゴールドドリーム。

後方にはノンコノユメ、サウンドトゥルーの形で
前半は進んでいます。

1000M通過のタイムは61.6秒。

序盤にやや掛かり気味だったテイエムジンソクが、
途中からは抑えたため、スローな流れに。

先行が有利な展開になりそうでしたので、
コパノリッキーが来そうな雰囲気でしたね。

最後のコーナーで各馬が動きます。

先行勢ではロンドンタウンがまず動き、
後ろにいたアウォーディーもその外を回してきます。

そして、最後の直線。

コパノリッキー先頭のままテイエムジンソク、
ケイティブレイブのこの3頭が後続を引き離して進みます。

他の先行勢の伸びあぐねていました。

なかなか脚を伸ばせない馬が多い中、
外から伸びてきたのはゴールドドリーム。

アウォーディーも伸びていましたが、
そこまでのキレはありません。

ゴールドドリームは
最後のコーナーで後続の馬が外を回した事で
ポッカリと空いたスペースに入る事ができ、
スムーズに直線を走る事ができてましたね。

ラスト50M。

甘くなったコパノリッキーを
テイエムジンソクが捕らえて先頭に立ちますが、
その直後、1頭段違いの末脚を見せてきた
ゴールドドリームが一気に伸びてきて、
ゴール直前で2頭を交わしてゴール。

先行馬が有利な展開の中、
見事に差しきって勝利しました。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

チャンピオンズカップ(G1)各競走馬の回顧

■ゴールドドリーム(1着)
中団からラスト200Mで脅威の追い上げをみせて、
前2頭を差し切りました。

1800Mの舞台でここまでやれるとは、
思いませんでした。

同じような流れのアウォーディーと比較しても
一枚上手でしたね。

また、この馬の底力も素晴らしかったですが、
今回は最後の直線を上手く捌いた
ムーア騎手の手腕も素晴らしかったです。

■テイエムジンソク(2着)
最後はクビ差で差されましたが、
初のG1の舞台で強さが証明された1戦
だったと思います。

ハイペースでもやれる馬ですので、
もう少しペースを上げても良かったのかなと感じました。

自分の得意な立ち回りではない中で
完璧な立ち回りコパノリッキーに勝てましたので、
意外な強さをみせてくれましたね。

■コパノリッキー(3着)
終始ハナを切り、
思惑どおりのスローペースで進めましたが、
最後は2頭に差されて3着。

立ち回りは完璧だったと思いますので、
これで負けたら仕方ないでしょう。

7歳馬なので軽視してしまいましたが、
まだまだ侮れない存在でしたね。

■ケイティブレイブ(4着)
先行して終始前目にいましたが、
最後はキレも鈍く前の馬に届きませんでした。

ちょっと位置が中途半端でしたね。

他の馬より優れている点がそこまでないので、
もっと前に行くか、後ろで控えるかの
どちらかで攻めた方が良かったと思います。

■アウォーディー(5着)
最後にジワジワと伸びてきましたが、
伸び足らず5着と完敗。

展開は悪くなったので、
もう少し前に行って欲しかったですね。

ただ、この馬に関しては
明らかにパフォーマンスが落ちている気がします。

■サウンドトゥルー(11着)
昨年の同レース優勝馬ですが、
今回は最後の伸びもなく流れ込むだけで、
11着と惨敗。

最後に良い脚は使ってましたが、
今年は嵌らなかったですね。

これだけ前半でスローになると
追込みは難しかったと思いますので、
今回は仕方ないでしょう。

負け過ぎな印象はありますが、
次走にも期待したいと思います。

今回のムーア騎手は上手かったですね。

この秋は外国人騎手の活躍が目立ちますので、
残りのレースでは日本人騎手の活躍が見たいです。

それでは次回のレース予想は、
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12月10日(日)
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)
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2歳牝馬が争うこのレース。

メジャーエンブレムやソウルスターリングなど
ここを制覇した馬が後のG1を制する事が多く、
翌年に繋がる重要な1戦です。

2歳戦ながら既に実力を開花させてる馬が
多く出走しますので、そこまで紛れはありません。

素直に既に実績がある馬を買った方が懸命かと思います。

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