【フェブラリーステークス(G1)2017回顧】やはり強かったデムーロ騎手

フェブラリーステークス(G1) レース結果

花粉も飛び出し、春の気配が漂う中、
今週は今年1発目のG1フェブラリーステークスが
行われました。

天気は晴れて良馬場。

オッズは上位6頭が1桁オッズと混戦模様で、
1番人気はカフジテイクとなりました。

結果は好位からの差しでゴールドドリームが制覇。

デムーロ騎手の手腕も冴えわたり、
G1となるとデムーロは強いと改めて感じたレースです。

それではレース回顧をしていきます。

フェブラリーステークス(G1) レース回顧

揃ったスタートから、
ダッシュを決めたのはやはり外枠。

16番のインカンテーションがハナを切り、
12番ニシケンモノノフも好スタート。

2頭が前に行き、2列目には
コパノリッキー、ケイティブレイブ、モーニン、
アスカノロマンと続きます。

上位人気組のゴールドドリーム、ベストウォーリアは
その後の中団の位置。

差しのカフジテイク、サウンドトゥルーはいつもと同じく
後方での競馬となりました。

道中はインカンテーションが積極的に前に行き、
序盤の3Fは34.0秒とハイペースとなりました。

これは前にいるモーニンも辛いペースになったでしょう。
中盤辺りで早くも脚が鈍っているように感じました。

4F、5Fでは少しペースが落ち着き、
後続が前に詰め寄ってきました。

4コーナーでゴールドドリームはやや内側で、
揉まれてしまうような位置にいましたが、
さすがはデムーロ騎手、ここから強気に外に持ち出して、
前にスペースがある状態で最後の直線へ。

インカンテーションが先頭で直線に入りますが、
すぐにニシケンモノノフが良い反応を見せて、
先頭を奪います。

コパノリッキーも一瞬伸びてきますが、
反応が悪く伸びは期待できない感じに。

そして、外からはゴールドドリームが一気に駆け上がり、
内からは脚を溜めていたベストウォーリアも
ドンドン前との差を縮めていきます。

大外からはカフジテイクも追い込んできますが、
前との距離的になかなか厳しそうな位置だと感じました。

ベストウォーリアが良い伸びを見せていましたので、
反応的に勝つかと思いましたが、
最後はゴールドドリームがしぶとく伸びてきて1着でゴール。

2着はクビ差でベストウォーリア。

カフジテイクも1頭34秒台の素晴らしい末脚を使い、
余裕の3着に喰い込みました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。

フェブラリーステークス(G1) 各競走馬の回顧

■ゴールドドリーム(1着)
道中は中団で様子を見ながらレースを進め、
最後のカーブではスペースをこじ開けて好位置に。

そして、ロス無く進めて1着。

デムーロ騎手がスムーズに追い出して、
ゴールドドリームの良さを精一杯引き出していました。

そんなデムーロ騎手の騎乗も良かったのですが、
この馬自体も想像以上の力を見せてくれたと思います。

東京の馬場がかなり合っているのでしょう。

■ベストウォーリア(2着)
こちらもゴールドドリームと同じく、
序盤は無理をせずに中団で進めていきました。

同じような位置でスパートし、
最後の伸びも素晴らしかったですが、
後一歩で届かず2着。

これで5戦連続で2着となりましたね。

今回も不運としかいいようがなく、
実力的には申し分ないと思います。

■カフジテイク(3着)
いつも通りの差し狙いの競馬で
後方の位置で進めていく形に。

最後は上がり最速で良く伸びてきましたが、
いつもよりは伸びを欠いていたと思います。

今回は前が速かったので、
序盤で足を使い過ぎたのでしょう。

距離はもう少し長い方がいいと思いますので、
次は中距離のG1でも期待したいと思います。

■エイシンバッケン(4着)
こちらも後方待機で最後は良い脚で差してきましたが、
一歩伸びずにカフジテイクにも差されて、
馬券内を逃してしまいました。

やはりまだ上位馬とは差があると思いますね。

ただもう少し緩い流れでのマイルなら、
更に上位を目指せると思います。

■ニシケンモノノフ(5着)
14番人気ながら5着と健闘したニシケンモノノフ。

この馬はこれくらい前に行かせないと
無理という事をわかっていたのでしょう。

騎乗としては素晴らしかったと思います。

もう少し短い距離なら今後の活躍も期待できそうです。

■モーニン(12着)
昨年の覇者ではありますが、12着と凡走。

ハイペースで前の位置におり、
明らかに序盤で足を使っており、
昨年とは全く違う展開でした。

最後の直線はほとんど動けずに下がっていきました。

流れてしまうと、この馬の良さは出せないので、
今回は騎乗もあまり良くなかったと思います。

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念願の初G1制覇となったゴールドドリーム。

このレースと相性が良いゴールドアリュール産駒です。
この点を少し軽視し過ぎていましたね。

コパノリッキーもゴールドアリュール産駒ですが、
今回は想像以上の惨敗。

ここまで負けるともう次は無いんじゃないかと思ってしまいます。
それでは次回のレース予想は、
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2月26日(日)
中山記念(G2)
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今週からは開催場が東京から中山に変わります。

中山へと変わり最初に行われる重賞が中山記念。

例年、実力馬が多く参戦し、
今年もアンビシャス、リアルスティールなど、
昨年のG1を賑わせた馬が出走予定です。

春のG1を目指す馬と上がり馬が
激突する舞台でもありますので、
そちらの勝負の行方も楽しみです。

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