先週で福島開催場が終了し、
今週は東京と京都で行われます。
祝日もありますので3日開催ですね。
その中日、22日(日)に京都で行われるマイルCS。
下半期のマイル王決定戦ですが、
中距離路線の有力馬も出走してくるレースです。
中距離路線組が好走する確率は高く、
特に天皇賞(秋)で好走した馬は、
過去10年で5勝と実に2回に1回勝利しています。
人気からみると、一昔前までは、
1番人気の信頼は高く予想しやすいレースではありましたが、
近年では複勝率こそ70%あるものの
勝率は30%と平均ほどになっています。
積極的に1着軸にする事は避けていた方が、
無難かもしれません。
ただ、単勝4倍未満に支持された馬は、
勝率100%ですので、イスラボニータあたりの
1番人気のオッズにも注目です。
年齢の傾向としては、
4歳馬が過去10年で【3.6.1.17】と
連体率は33,3%と良い成績を残しています。
変わって、3歳馬はこちらも過去10年で
【0.0.2.33】と苦戦を強いられています。
それでは、コースや追い切りなどから、
マイルチャンピオンシップの展望を見ていきましょう。
マイルチャンピオンシップ(G1) コース解説
マイルCSが行われる京都1600M(外)は、
スタートから最初のコーナーまでの距離が約700Mと長く、
ほどの平坦な直線が続きます。
そのため、横広の状態になり先行争いは
それ程激しくなりません。
京都は馬場状態の影響が大きく、
使い込まれれば外枠が有利となってきますが、
マイルCSは傾向的に真ん中より内枠が有利となっています。
外に逃げ馬がいるとハナを奪い合いますので、
ハイペースになる事がありますが、
このコースは逃げ馬が残る事は難しく、
差し馬が圧倒的に有利なコースになっています。
京都はディープインパクト産駒の庭と言われているように、
このマイルCSでもディープインパクト産駒の
好走率は非常に高いです。
では、これからの要素と調教具合や血統から
マイルチャンピオンシップの注目馬をあげていきましょう。
マイルチャンピオンシップ(G1) 注目馬予想
■イスラボニータ
近走はケガの影響もあり勝利から遠ざかっていますが、
前走の天皇賞(秋)を見ていると調子は取り戻しつつ
ある事が伺えます。
マイル戦は新潟2歳S以来となりますが、
天皇賞(秋)とマイルCSの関連性も高く、
血統的にも問題はなさそうです。
皐月賞馬の実力を今回は見せてくれるでしょう。
■フィエロ
実力を持っていながらもまだ重賞未勝利のフィエロ。
ただ、安定感は抜群で、昨年のマイルCSでも
ダノンシャークに敗北したものの2着と好走しています。
前走のスワンステークスではメンバー上がり最速で、
キレ味の鋭さを証明しました。
得意な京都ですので、前年の屈辱を果たして欲しいところです。
■トーセンスターダム
今回、初マイル戦ですが、
父ディープインパクト×母父エンドスウィープと
マイル戦が合わないはずはないという血統の組み合わせです。
周りと比べて実力が物足りない部分はありますが、
京都の出走では5戦中4勝と京都での適正の高いものを
見せていますので一発を期待したいです。
■ダノンシャーク
昨年の同レースの王者ダノンシャーク。
7歳と高齢ではありますが、前走の毎日王冠では
衰えを感じさせない伸びのある走りを見せていました。
春は馬体重が増えた事が不調の原因でもあると思いますので、
今回は十分に好走の可能性はあるでしょう。
■ヴァンセンヌ
安田記念ではモーリスと互角に戦ったヴァンセンヌ。
ここ2走は惨敗に終わっていますが、
マイルの適正は上位クラスです。
距離短縮はプラスの材料でしょう。
後半でトップスピードを持続する力も高く、
後は、状態やメンタルの面が充実していれば狙いたい馬です。
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以上が現時点での注目馬です。
モーリスが毎日王冠を回避した事で、
評価がしにくくなりましたね。
現在、怒涛の連勝を重ねていますが、
父のスクリーンヒーローは停滞した後に
調子を取り戻すのに時間がかかっていますし、
今回は京都という事で輸送で精神の充実度も
気になるところです。
最終の追いきりに注目して判断する方が
いいと思います。
なかなか、ズバッと買える馬がいない今回のマイルCS。
状態や適正、過去傾向的にも、
信頼できるのはイスラボニータくらいかもしれません。
今年もやや混戦の気配がしており、
2桁人気でもG1馬が出てきそうな気がします。
リピーターが多いレースでもありますので、
素直に過去の成績から見るのもいいかもしれませんね。
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