【マイルチャンピオンシップ(G1)2017回顧】3歳馬の成長が伺えたレース

マイルチャンピオンシップ(G1)レース結果

先週はマイル王を決める1戦、
マイルチャンピオンシップが行われました。

天気は晴れましたが、前日に雨が降っていましたので、
馬場は稍重となったようですね。

力のいる馬場だったと思います。

結果はペルシアンナイトが後方から差し、
エアスピネルをハナ差で捕えてゴール。

またもやデムーロ騎手がG1勝利となりました。

それではマイルチャンピオンシップを振り返ってみます。

マイルチャンピオンシップ(G1)レース回顧

まずはスタート。

揃ったスタートで出遅れた馬はいません。

良いスタートを切ったのは、
ムーンクレスト、ウインガニオン、
レーヌミノル、ダノンメジャーあたり。

逃げ馬のマルターズアポジーは
少し序盤のダッシュにつまづいた感じでしたが、
押して押していつも通り前の位置に。

ヤングマンパワーも上がってきて番手につけ、
その後ろはダノンメジャー、ムーンクレスト。

続いてウインガニオン、アメリカズカップ、
レーヌミノルが並走しています。

エアスピネルはその後ろの中団あたり。

1馬身程後ろには上位人気の
レッドファルクス、イスラボニータ。

勝利したペルシアンナイトはその更に後ろの
後方からの競馬です。

1000Mの通過は58.6秒。

マイルG1としては、そこまで速くなく、
平均的なペースで進んでいたと思います。

後ろからでも十分に届くペースです。

レースはマルターズアポジー先頭で進みましたが、
そこまで大きくは逃げる事ができませんでしたね。

序盤に脚を使い過ぎたのか、
初めての淀の坂にいつものペースを
作れなかった感じです。

残り600Mから下り坂に入ると、
後方の馬が前に出てきます。

ここもそこまで極端な
ペースの上がり方ではなかったので、
後方の馬も楽に追い上げる事ができてましたね。

そして、最後の直線。

マルターズアポジーやダノンメジャーなど
先行勢が序盤は粘っていしたが、
レーヌミノルがジリジリと伸びているくらいで、
いつ抜かされてもおかしくはない脚色。

残り200Mエアスピネルが粘るレーヌミノルを
追い越して先頭に。

その後ろからは
ペルシアンナイトとサングレーザーが
猛追してきます。

イスラボニータ、レッドファルクスは
伸びがイマイチ。

勢いがあったのはペルシアンナイトで
グイグイと脚を伸ばしてきます。

最後はエアスピネルが勝ったかと思いましたが、
ハナ差でペルシアンナイトが差して
1着でゴールとなりました。

3着はレーヌミノルを捕えた
サングレーザーとなりました。

それでは、各馬の回顧をしていきます。

マイルチャンピオンシップ(G1)各競走馬の回顧

■ペルシアンナイト(1着)
3歳ながら古馬相手に勝利した
ペルシアンナイト。

最後の直線では前が塞がっているところを
交わしたりと器用さもありましたね。

そして、最後はタフな馬場で底力を見せた末脚。

デムーロ騎手の上手さもあると思いますが、
相当強い馬だと思います。

マイルのみならず、
中距離線での活躍も楽しみです。

■エアスピネル(2着)
悲願の初G1制覇かと思いましたが、
残念ながらハナ差で差されてしまいました。

キレ味がないので、差されてしまうのは
この馬の宿命かもしれませんね。

レース自体はこれで負けたら仕方ないという
文句無しのレースをしたと思います。

重馬場でもしっかりと結果を出せるので、
海外レースになれば面白いかもしれません。

■サングレーザー(3着)
終始エアスピネルを意識して走っていました。

最後はペルシアンナイトと共に伸びていましたが、
後一歩届かず3着。

ベスト距離は1400Mだと思いますが、
よく走っていましたね。

まだ3歳ですので今後に期待です。

■レーヌミノル(4着)
3歳・牝馬とどちらも
好走していない条件でしたが4着と
桜花賞馬の力を見せつけました。

先行勢の中で唯一粘っていましたね。

マイルはこの馬のベストだと思いますが、
このメンバーで掲示板内にまで来るとは
思いませんでした。

来年も楽しみな馬ですね。

■イスラボニータ(5着)
最後の直線で加速すべきところで、
接触と外に膨れたロスがありましたね。

スムーズ差を欠いていなければ、
直順はもう少し上だったと思いますし、
悲観するような内容ではないでしょう。

■レッドファルクス(8着)
これまで安定した走りを見せてきましたが、
ここで崩れてしまいましたね。

特にペースも問題なく走れていたとは
思いますが、最後のキレ味は乏しい感じに。

原因は定かではないですが、
最後の直線で伸びない内を選択した事が
あるかもしれませんね。

京都も合わなかったのかもしれません。

古馬相手に今年は3歳馬が3頭も掲示板内入り、
3歳世代の層の厚さが伺えるレースとなりました。

それにしてもデムーロ騎手は強いですね。
今年のG1は10戦連続で馬券内に絡んでいるとの事で、
とりあえず買っておけばいいという感じです。

それでは次回のレース予想は、
___________
11月26日(日)
ジャパンカップ(G1)
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今週は競馬ファンなら誰もが注目するレース、
ジャパンカップが開催されます。

日本馬、海外馬との戦いではありますが、
毎年圧倒的に日本馬が有利な状況ですので、
今年も海外馬は軽視しても良さそうな気がします。

実力馬同士の戦いが楽しみな一戦です。

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