秋のG1シーズンも中盤に差し掛かりました。
この秋はそこまでガチガチの決着にはなっておらず、
中穴くらいが良く好走していますね。
今週はマイル王決定戦のマイルチャンピオンシップ。
数多くの名マイラーがこのレースを勝利していますが、
近年ではそこまで実力派のマイラーが存在しない事から、
上位人気の成績が安定していません。
一桁人気ならどの馬が来てもおかしくはなさそうです。
それでは、過去の傾向からマイルチャンピオンシップを見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆1番人気は近走不振なものの上位人気は安定☆
過去10年の1番人気の成績は
複勝率70%と安定しているものの、
近走は4年で3着2回と不振傾向です。
ただ、2、3番人気は
近4年で8頭中6頭が連対しており、
いずれにしても上位人気の信頼度は高めです。
今年も大きく荒れる気配は感じないので、
中穴くらいが狙い目でしょう。
年齢から見る過去傾向
☆3歳馬は牝馬・牡馬共に厳しいか☆
3歳馬は過去10年で3着の1頭しか絡んでおらず、
4歳馬の複勝率は31.0%、5歳馬の23.5%と
比較すると苦戦傾向にあります。
牝馬の3歳馬も苦戦しており、
11頭の出走中馬券になった事はありません。
また、牝馬に関しては、
31頭中4頭しか絡んでいませんので、
軽視してもいいかもしれませんね。
脚質から見る過去傾向
☆差しが有利、穴は前残りか☆
前が崩れやすい展開になりやすいので、
やはり差し馬の好走が多いですね。
ただ、後傾ラップとなりやすいので、
速い上がりを使える馬もいいですが、
一瞬の脚よりも徐々に加速していける
タイプの方がいいでしょう。
穴馬は逃げ・先行から良くでていますので、
ヒモを選ぶ際は注視しておきたいですね。
マイルチャンピオンシップ(G1)コース解説
マイルCSが行われるのは京都1600Mのコース。
スタートは向正面2コーナー側のポケットから。
スタートしてからは長い直線となり、
まずは400Mの平坦が続きます。
枠順の有利不利はそこまでありませんが、
外に逃げ馬がいた場合は前半から飛ばすため、
序盤のペースが上がる可能性が高くなります。
向正面の途中から3コーナーの途中までは
上り坂となり、序盤のペースが速くなると
ここも勢いに任せて速くなりがちです。
上り坂が終わるとそこからは
下りながら最後の直線に入ります。
下り坂からペースが上がっていき、
最後の直線も平坦な道ですので、
下りからの800Mは息がつけない展開になりやすいですね。
序盤にペースが上がるとかなり消耗戦になるので、
先行の馬は最後に失速してしまうでしょう。
序盤を緩やかなペースでいければ、
先行馬が最後まで残る可能性が高くなります。
序盤のペースが非常に重要になってきますが、
やはり長く良い脚を使える馬が台頭する
傾向にあります。
マイルチャンピオンシップ(G1)注目馬予想
今回の出走馬は以下の18頭
・アメリカズカップ
・イスラボニータ
・ウインガニオン
・エアスピネル
・ガリバルディ
・グランシルク
・クルーガー
・サトノアラジン
・サングレーザー
・ジョーストリクトリ
・ダノンメジャー
・ブラックムーン
・ペルシアンナイト
・マルターズアポジー
・ムーンクレスト
・ヤングマンパワー
・レッドファルクス
・レーヌミノル
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
マイルチャンピオンシップの注目馬をあげていきましょう。
■イスラボニータ
今年は安田記念以外は
安定した成績を出し続けています。
その安田記念も揉まれたせいで、
仕掛けが遅くなって凡走となりましたので、
悲観する内容ではなかったと思います。
どんなメンバーであっても
一定の成績を残していますし、
メンバーを見ても問題なく上位に付けるでしょう。
■レッドファルクス
今年は馬券内から外れていない
安定感を持っています。
1600Mの実績はあまりありませんが、
安田記念ではロスがありながら
3着と好走していますので、
適正は問題ないと思います。
騎手の乗り替わりや初の京都という事が
気になりますが、キレ味の良さは魅力で
外しにくい存在ではあります。
■ペルシアンナイト
皐月賞2着の実力の持ち主。
データ的には3歳馬は消してもいいと思うのですが、
今のデムーロ騎手は消しにくいですね。
今年初めのシンザン記念で同コース3着と
適正は問題でしょう。
ヒモならありかなと思いますね。
■サングレーザー
こちらも3歳馬ですが、
注目しておきたい1頭。
どんな馬場でも走れ、
毎回きっちりと速い上がりを出す
器用さがあります。
今回は相手関係が一気に上がるので、
勝ち負けは厳しく、展開に左右されそうですが、
今回は完全に噛み合いそうな馬もいないので、
一発あってもおかしくはありません。
■マルターズアポジー
逃げ馬には厳しいレースですが、
この馬ならと期待を持ってしまいますね。
もちろん展開が噛み合わないと厳しいですが、
噛み合った時の力は関屋記念を見ても
もの凄いものがあります。
穴党なら抑えておくべき馬でしょう。
以上が現時点での注目馬です。
去年とはガラッとメンバーが変わりましたので、
なかなか予想も難しいものとなりましたね。
土曜は雨模様なので、
当日に重馬場となった場合は、
アメリカズカップも面白いかもしれません。
何にせよガチガチの決着にはなりそうにないので、
中穴を混ぜて手広く買ってもいいと思います。
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