【ローズステークス（Ｇ２）２０１６予想】２強は変わらない予感で、紐荒れに期待

牝馬三冠、最終線の秋華賞に向けたトライアルレース
ローズＳが今週は開催されます。

何といっても注目はジュエラーとシンハライトの戦いでしょう。

チューリップ賞ではシンハライトが、
桜花賞ではジュエラーが勝ちました。

どちらもハナ差の接戦でしたので、
今回も接戦が予想されます。

ただ、骨折明けのジュエラーが
少し不利な気もしますが、状態はどうなのでしょうか。
まず、過去の傾向から見ていきます。

人気順から見る過去傾向

秋華賞馬の多くがこのローズＳも勝利していますので、
１番人気の複勝率は８０％、２番人気は５０％と
上位人気の信頼度は高め。

ただ、堅いと思いきや、去年は堅かったものの、
２０１４年は３連単７５万馬券、
２０１３年も３連単２６万馬券と意外と荒れています。

その理由は、実力馬は休み明けが多く、
夏の上がり馬が健闘する事があるためですが、
大穴が来る事は少ないですので、
１桁人気後半の中穴あたりがよさそうです。

枠順、脚質で見る過去傾向

先行する事にそこまで意味はないコースなので、
枠順はそれほど気にする必要はなさそうです。

脚質はデータから見ると、
どの脚質も万遍無く馬券に絡んでいますが、
逃げ・先行は実力馬が入っていますので、
差しが有利とみていいでしょう。

人気薄の逃げ・先行は切ってもよさそうです。
それでは、コースから、
ローズＳの展望を見ていきましょう。

ローズステークス（Ｇ２）　コース解説

阪神1800Mで行われるローズＳ。

スタートは向こう正面のポケットから。

スタートからすぐ600M以上の長い直線がありますので、
枠順はそこまで影響はなさそうですが、
ここでの位置取りは重要になってきます。

最初の直線の途中から上りになり、
カーブに入る所で上りきる形となります。

そこからは下りが続きますので、
加速しながら最後の直線に入るケースが多くあります。

そして、最後は500Mの直線で、
上り坂が控えていますので、先行馬にとっては辛いコースです。

とはいえ、差し馬にとっても楽ではないので、
やはり高い実力が問われるコースと言えるでしょう。

ローズステークス（Ｇ２）　注目馬予想

今回の出走馬は以下の１５頭

・アットザシーサイド
・アドマイヤリード
・カイザーバル
・クィーンズベスト
・クリノサンスーシ
・クロコスミア
・ジュエラー
・シンハライト
・デンコウアンジュ
・バレエダンサー
・フォールインラブ
・フロムマイハート
・ヘイハチハピネス
・ラベンダーヴァレイ
・レッドアヴァンセ
では、この１５頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
ローズＳの注目馬をあげていきましょう。

■シンハライト
桜花賞では完璧な競馬をしていながら、
ジュエラーに敗北してしまいました。

そのジュエラーが骨折した事により、
オークスは勝利したもののリベンジは果たせなかったので、
ここは負けられない一戦となりそうです。

オークス馬は秋競馬で苦戦する傾向もありますが、
器用さがあるシンハライトならここでも好走してくるでしょう。

■ジュエラー
桜花賞では、まるで届かないような位置から、
素晴らしい末脚を使って１着に。

その後すぐに骨折が判明しましたが、
症状はそこまで重くなく、しっかりと仕上げてきているはずです。

ただ、万全とはいえませんし、
ここで無茶をさせる必要もありませんので、
流して馬券内という感じがします。

■レッドアヴァンセ
こちらも末脚なら、シンハライト、ジュエラーには
遜色のないものを持っています。

近３走では全て掲示板を外すなど、
調子が良くありませんが、減少した馬体重が
影響していると思います。

馬体がしっかりしていれば、
上位２頭とも張り合える力はあると思いますので、
今回は期待したいところです。

■アドマイヤリード
桜花賞ではジュエラーに次ぐ上がりで、
１３番人気ながら掲示板を確保しました。

こちらも小柄な体系が気になりますので、
できれば馬体重が増えていて欲しいです。

一瞬の脚は凄いものを持っていますので、
一発はありそうです。

鞍上もルメールに変わりますので、
穴馬としては面白い存在でしょう。

■デンコウアンジュ
１年前のアルテミスＳで強烈な末脚を使い、
メジャーエンブレムを撃破しました。

オークスではシンハライトの影響で、
大きな不利がありましたが、それでも最後は
果敢に伸びてきていました。

最近のレースを見ていると不安定な感じはしますが、
末脚勝負となりそうな今回は復活がありそうです。
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以上が現時点での注目馬です。

メジャーエンブレムもここに出走していれば、
更に面白い戦いが見れましたね。

また、３番人気くらいになりそうなアットザシーサイドは、
オークスの走りをみていても1600Mまでの馬なような気がします。

春競馬では不利を受けたり、故障をしたりと、
思いどおりに走れなかった馬が、
この秋はどんな走りを見せてくれるのかが楽しみです。

３歳馬ですので、急成長している馬も
出てくるかもしれませんね。