ローズステークス(G2)レース結果
今週は秋華賞トライアルレース、
ローズステークスが行われました。
台風が接近しており、土曜は雨だったものの、
日曜は雨がほとんど降らずに天候は曇りの良馬場となりました。
とはいえ他のレースも見ていると、
想像以上に軽い馬場で予想が狂った人も
多かったと思います。
レースを制したのは夏の上がり馬ラビットラン。
春に活躍した実力馬を差し切って見事このレースを制覇しました。
それではローズSを振り返ってみます。
ローズステークス(G2)レース回顧
まずは、スタート。
カラクレナイ、カワキタエンカの
外枠の馬が好スタートを決めて前に行きます。
ブラックスビーチ、ヤマカツグレースが2番手で走り、
クイーンマンボ、モズカッチャン、サトノアリシアの
内枠勢がその後ろで馬群を形成します。
リスグラシュー、ミリッサ、ラビットランなどの差し馬は
いつも通り後方から。
500M付近で1番人気のファンディーナ、レーヌミノルが
前に出てきて内枠勢と入れ替わりました。
前半の5F、
先頭はカワキタエンカ、2番手にヤマカツグレースで
後続を3~4馬身離して進みます。
タイムは58.5秒。
序盤は流れましたが、中盤は抑え気味で、
平均的なペースになりました。
カワキタエンカはスローには押さえず、
淡々とした流れを作っており、
これが最後に効いてきます。
4コーナー。
一気に先行勢が前に出してきて最後の直線に向かいます。
まず、後退したのがヤマカツグレース。
2番手にはファンディーナ、
モズカッチャンも勢いよく上がってきて3番手に。
ただ、すでに脚が残っていない感じで、
なかなかカワキタエンカに追い付く事はできません。
残り200M地点。
先頭のカワキタエンカはファンディーナと
2馬身程開けて独走していましたので、
逃げ切りかと思いましたが、外から一気に
差し馬勢が猛追してきます。
ラビットラン、リスグラシュー、ミリッサが
上がってきますが抜群のキレ味を見せたのがラビットラン。
一気に駆け上がり、残り50Mでカワキタエンカを
抜き去って見事1着でゴール。
リスグラシュー、ミリッサも伸びてきましたが、
粘って交わしたカワキタエンカが2着となりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
ローズステークス(G2)各競走馬の回顧
■ラビットラン(1着)
素晴らしいキレ味で見事、
初重賞で初制覇を成し遂げました。
前走のキレ味も凄かったですので、
これでフロックではない事が証明されましたね。
外を回してのこの勝利は着差以上の実力だと思います。
重馬場だと信頼度は下がるかもしれませんが、
中距離では今後も活躍が期待できると思います。
■カワキタエンカ(2着)
逃げ・先行馬の中で唯一残って2着を死守しました。
前半多少の無理をしても後半粘れるタイプですので、
この力を引き出す騎乗を行った横山騎手の
ファインプレーですね。
ただ、秋華賞でも上手くいく可能性は低いですし、
アエロリットにはまだ届かない感じはしますので、
狙ってもヒモまでですね。
■リスグラシュー(3着)
後方からの競馬で、
最後はいつも通りエンジンのかかりが悪く、
前には届かず3着。
トップスピードも突出したものではなく、
どうしても途中で置いていかれるので、
その点を克服しないとなかなか勝利は難しいかもしれませんね。
秋華賞もある程度は走ると思いますが、
ポジション取りがもう少し上手くなって欲しいです。
■ミリッサ(4着)
後方から良く伸びてきましたが、
リスグラシューにハナ差届かず馬券内を逃しました。
最後の直線200Mで前のメイショウオワラを
スムーズに捌けていれば3着はあったかもしれませんね。
悪くはなかったと思いますが、
上位とはまだ差がある走りでしたので、
本番では狙いにくい馬ですね。
■ファンディーナ(6着)
1番人気を裏切る6着となりました。
皐月賞と同じような展開で、後半は失速。
スローな展開でタフな馬場でないと
良さを活かせない馬なのかもしれません。
意外と好走できるレースは限られてそうですので、
本番でも狙いにくいですね。
距離がもう少し長くなった方がいいと思いますね。
■モズカッチャン(7着)
モズカッチャンもファンディーナと
同じような位置で進めていましたが、
最後はジリジリとしか伸びずに7着。
この馬もスローなペースで結果を出しているので、
今回の様な流れたレースは不得意なのかもしれません。
本番ではこの馬も好走は難しそうです。
レーヌミノル、カラクレナイなどの
桜花賞で好走を果たした馬は惨敗となりました。
この2頭は距離の問題だと思いますね。
勝ち時計も優秀でレベルの高い戦いとなった今回。
本番への材料はある程度揃ったのではないでしょうか。
それでは次回のレース予想は、
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9月24日(日)
神戸新聞杯(G2)
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今週は菊花賞のトライアルレース、
神戸新聞杯が行われます。
菊花賞とは距離は違えど本番に繋がりやすいレースです。
ダービー馬のレイデオロでサトノアーサーが
ここから始動するので、実力馬の激突が楽しみな一戦ですね。
【ローズステークス(G2)2017回顧】良馬場のおかげで本番への展望が垣間見れたレースの口コミ
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