【ローズS(G2) 2015レース回顧】先行力は通用しなかった一戦

ローズS(G2) 先週のレース傾向

レッツゴードンキ、プレミオテーラーなどの先行馬が、
1頭は馬券に絡んでくるかもしれないと予想していた今回のレース。

結果は、先行馬は総崩れの惨敗でした。

レッツゴードンキは600Mまでは緩やかに走り、
1000Mを通過する時には通過が58.4秒と急にペースが上げてきましたね。

ですが、後ろの馬もペースを上げてきていましたので、
こうなると最後の直線で余力のない先行馬にはキツい展開となります。

全体のペースが早い段階で上がった理由は周りがマークしていた
ミッキークイーンの出遅れによりペースが乱れた事にあるでしょう。

そして、結果を見てみると
全てディープインパクト産駒の勝利。

ディープインパクト産駒はこういう瞬発力勝負に
なるとやはり強いですね。

叩きとして使う馬、必死になる馬、
それぞれの思いが交差した今回のローズステークス。

秋華賞を占うために、
各競走馬の走りを見ていきましょう。

ローズS(G2) 各競走馬のレース回顧

■タッチングスピーチ(1着)
展開にハマったとはいえ、スタミナ、瞬発力
共にここまで力を付けているとは思いませんでした。

夏の札幌で一叩きされた上がり馬。

出世レース、しかもミッキークイーンの猛追を
かわしての勝利は非常に価値のある勝利であったでしょう。

秋華賞での活躍も十分に期待出来る馬となりそうです。

■ミッキークイーン(2着)
スタートで出遅れ、しかも他の馬との接触もあり、
かなりのロスがあったはず。

しかしながら、最終的に最後方からダイナミックな末脚を披露して2着。

ミッキークイーンの実力は本物だと感じました。

叩かれてからの上積みもあるでしょうし、
秋華賞では更に鋭さが増してくるでしょう。

■トーセンビクトリー(3着)
良血馬のトーセンビクトリーはトライアルと言えど、
実力を出し切れていない様子でした。

まだ少し落ち着きがないのかもしれませんね。

得意な小回りなら秋華賞でも良い成績を残せるといった
雰囲気でしょうか。

■レッツゴードンキ(4着)
今回のレースは勝たせる気が感じられなかったレースでした。

それでも4着なら
秋華賞では逃げ切れるんかないかと思ってしまうかもしれません。

ですが、秋華賞はもちろんこのレース以上に厳しいレースとなります。

200M距離も延びますし、展開に恵まれなければ
馬券圏内には入れるかもしれませんが、
勝つ事は難しいかもしれませんね。

■ディープジュエリー(12着)
体は良く出来ていましたので、好走を期待しましたが
やはりこれまでの戦いと相手の格が違うと感じました。

春の力通りで、著しい成長はみられませんでした。
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このようなトライアルレースでは全員が全員、
勝ちに来ているレースではない為、
その点も考慮しなくてはいけません。

ただ、必死になる必要のない馬が実力を
出し切らなくても勝利したりとなかなか予想が困難になりますね。

また、ローズ記念(G2)やセントライト記念(G2)のような
3歳馬は覚醒とも言える成長っぷりを見せる馬が多くいます。

春から夏にかけて、
どこまで成長をしているかなども重要です。

タッチングスピーチを例にしますと、
春はミッキークイーンの脚元にも及ばない印象でしたからね。

そんな時に追い切りなどが重要になってきますので、
このようなトライアルでは調教も注意深く見なければなりません。

秋華賞では今回とは違う走り方を見せてくれる馬も多い事でしょう。

さて、今週のレース予想はオルフェーヴルやゴールドシップなど、
数々の活躍馬を送り出しているレース。

9月27日(日)神戸新聞杯(G2)

阪神2400Mという距離適性の判断が難しいこのレース。

ですが、ガチガチの人気通りとなる傾向があります。

菊花賞の前哨戦の中でも王道であると言える
このレースを今週は紐解いていきたいと思います。

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