【ヴィクトリアマイル(G1)2016回顧】G1馬に感服したレース

ヴィクトリアマイル(G1) 先週のレース傾向

天気は晴れて、馬場状態が良い中で行われた今回の
ヴィクトリアマイル。

1番人気はミッキークイーン。

騎手は今年2月の東京新聞杯で落馬、骨折して、
今週より復帰した浜中騎手が騎乗していました。

スタートは各馬揃い、
どの馬がハナを切るのかと思っていると、

ハナを切ったのはまさかのレッドリヴェール。

前に行ける馬ですが、
逃げる事は想定していませんでしたね。

その後ろにスマートレイアー、
シャルール、ウインプリメーラが続いていきます。

前に行くかと思ったレッツゴードンキは、
なぜか控えていました。

前半は45.7秒とスプリント戦並のハイペース。

道中でハナを切っていたレッドリヴェールが、
さすがに息をつこうとしますが、

3コーナー過ぎたあたりからカフェブリリアントが
かかって抜け出し、またペースが上がりました。

コーナーを曲がり最後の直線では、
カフェブリリアントはズルズルと後退していき、
その間からストレイトガールが伸びてきて、
瞬く間に先頭に出てきました。

最後はミッキークイーン、ショウナンパンドラが、
前にいたストレイトガールを追い上げましたが、

結果は届かず、ストレイトガールが2馬身以上も離して、
レースレコードでヴィクトリアマイル2連覇。

一度は引退を決めていた馬が、7番人気ながら好走しましたね。

また、このレースで7歳馬が制覇したのも初めてです。

さすがG1馬と言わざるをえないレースでした。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

ヴィクトリアマイル(G1) 各競走馬のレース回顧

■ストレイトガール(1着)
今年も昨年と同様のハイペースの流れで、
中団から伸びてきての1着。

この日は外が伸びない馬場だったので、
内でロスなく走っていた事も良かったですが、
2着との着差を考えると単純に強いという事でしょう。

前走などを見ていても、
さすがに能力は落ちていると思いましたが、
そんな事はありませんでした。

次走は未定との事ですが、
秋にも雄姿をみたいですね。

■ミッキークイーン(2着)
普段と同じく脚をためる競馬をしていました。

最後の直線では良い脚を見せましたが、
ストレイトガールには及びませんでした。

強いところは見れましたが、
やはりマイル適正ではないのでしょう。

成長は伺えましたので、
次は中距離での好走を期待します。

■ショウナンパンドラ(3着)
こちらもやはり適正が合わなかった様子。

とはいえ3着に喰い込んできていますし、
今回は伸びなかった外からの差してきてますので、
十分検討したと思います。

昨年はマイルで伸びあぐねていたので、
その点も評価できる内容でした。

こちらも中距離で出走が楽しみです。

■スマートレイアー(4着)
今回も先行策をとったスマートレイアー。

このハイペースの中、
先行組で唯一残った事は評価すべきでしょう。

展開がスローであれば、
マイル戦でも勝ち負けに持ち込める実力ではあると思います。

今後もG1で十分に期待できると感じさせてくれた、
内容だったと思います。

■ルージュバック(5着)
最後はまたもやキレる馬に差されて、
敗北となってしまいました。

ただ、5着にはなったものの、
よく粘っていたと思います。

器用なタイプですし、
総合力もあるので、もう少し前目で競馬をしていれば、
馬券内にはいけたのかもしれません。

欲を言えばキレ味がもう少し欲しいですね、、、
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とにかく今回のヴィクトリアマイルは、
7歳馬とは思えない強さを見せてくれた、
ストレイトガールの激走でしょう。

昨年の覇者とはいえ、完全に盲点でした。

安田記念に出走するかはわかりませんが、
モーリスとの対決を見てみたいと思っています。
それでは次回のレース予想は、
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5月22日(日)
優駿牝馬(オークス)(G1)
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桜花賞と同じく3歳馬限定のレース。

桜花賞より800M距離が伸びますので、
どこまで対応できるかがカギとなりますね。

1番人気が不振のこのレースですが、
2桁人気の馬が好走する事はほとんどありません。

差しが有利なこのコースで、
今回はどんな展開になるのでしょうか。

【ヴィクトリアマイル(G1)2016回顧】G1馬に感服したレースの口コミ

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