ヴィクトリアマイル(G1) レース結果
前日に雨が降り、
馬場は稍重の中で行われたヴィクトリアマイル。
結果は1~5番人気が飛び、昨年ほどではないものの、
今年も3連単97万馬券の大波乱となりました。
断トツ1番人気のミッキークイーンが敗れたこのレース。
制覇したのはアドマイヤリード。
ミッキークイーンの敗因、
そして、アドマイヤリードの勝因は何だったのでしょうか。
それでは、レースの回顧はこちらです。
ヴィクトリアマイル(G1) レース回顧
まずはスタート。
出遅れた馬はおらず、各馬キレいなスタートを切りました。
まず前に出たのはやはりソルヴェイグ。
外からはアスカビレンとリーサルウェポン。
レッツゴードンキも押し上げてきて、
内からはスマートレイアー。
ミッキークイーンとジュールポレールは中団の位置からで、
その後ろには今回穴を開けたデンコウアンジュ。
アドマイヤリード、ルージュバックは後方で
控える形になりました。
序盤レッツゴードンキがかかっていたので、
早速、後半までもたない雰囲気が出ていましたね。
前半のラップが47.9と想像以上にスローな展開に。
ルージュバックやウキヨノカゼなどの
差し馬は早めに動かないといけない展開になりました。
前半が遅かった分、ラスト3Fは一気にハイペースに。
4コーナーでは内側にいく馬、外側にいく馬と
分かれましたが、ここが明暗を分けたのでしょう。
荒れた内を避けて外にいく馬が多い中、
重馬場でも苦ではない、アドマイヤリードが
内をまわり一気に先団に出てきました。
外にいった組はミッキークイーンが
膨らみデンコウアンジュに接触。
クリノラホール、ウキヨノカゼも不利を受けていました。
デンコウアンジュはスタート直後でも
ブレーキを踏む不利を受けていたので、
スムーズなら1着もありえたかもしれませんね。
最後の直線では先頭にスマートレイアー、
2番手にはソルヴェイグ、そして内にはクイーンズリング。
まずソルヴェイグが失速して、
その直後にアドマイヤリードが一気に加速して
先頭に立ちます。
外からデンコウアンジュ、ミッキークイーンが
伸びてきますが、ミッキークイーンの方が
伸びがいまひとつ。
間からはジワジワとジュールポレールも
伸びてきますが、アドマイヤリードの伸びは止まらず、
残り50Mで1馬身程抜けていました。
結果はアドマイヤリードが突き抜けて1着でゴール。
G1初制覇となりました。
後ろから良く伸びていた、
デンコウアンジュ、ジュールポレールは、
スマートレイアーを差し切って2着、3着となりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
ヴィクトリアマイル(G1) 各競走馬の回顧
■アドマイヤリード(1着)
やや後方の位置から終始内で控えていました。
最後も内を回り、ロスのない競馬で
しっかりとキレ味を活かしてゴール。
ルメール騎手の好騎乗と馬の適正が
見事に噛み合ったレースでした。
前半で足を溜められる展開になったのも
大きかったですね。
今後も展開次第かもしれませんが、
持続力が必要となった前走でも
ある程度走れていますので、今後も楽しみです。
■デンコウアンジュ(2着)
アドマイヤリードとは違い、
こちらはロスが多かったデンコウアンジュ。
それでも2着を死守できた事は、
素晴らしいと思います。
しっかりとギアチェンジをして、
ミッキークイーンを置き去りにする
キレ味をみせてくれました。
今回はメジャーエンブレムを
破った時と状況が似ていますので、
今後の狙い処も難しいですが、注意は必要だと思います。
■ジュールポレール(3着)
初のG1挑戦で3着と健闘しました。
この馬も今回の展開が噛み合いましたね。
ただ、馬場に関していえば
良馬場の方が合っていると思いますので、
馬場が違えばアドマイヤリードにも
勝っていたかもしれません。
勢いもありますので、
今後の成長に期待したいですね。
■スマートレイアー(4着)
先行して最後まで良く粘っていましたが、
最後はわずかに差されて4着。
馬券内は外したものの、
まだまだ力はありますね。
今回は力を出し切った形だと思いますので、
今以上の走りは難しいと思いますが、
メンバー次第では勝ち負けになるでしょう。
■ミッキークイーン(7着)
1番人気ながら、
最後は伸びきる事ができずに7着と惨敗。
昨年のハイペースとは違う展開でしたので、
噛み合わなかったのが一番の敗因でしょう。
それでももう少し伸びて欲しかったと
いうのはありますね。
ただ、今回のレースでは、
そこまで悲観しなくてもいいと思います。
■レッツゴードンキ(11着)
序盤でかかってしまった事もありますが、
こちらも展開が合わなかったと思います。
スプリントのような流れのマイルではないと、
力が発揮できないのでしょう。
また違った舞台で期待したいですね。
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人気馬が飛びやすいレースで、
今年も二桁人気が好走したレースとなりました。
最近は本当に馬場を読み切る事が特に重要に
なってきていますので、もう少し展開の見極めが
必要だと感じましたね。
それでは次回のレース予想は、
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5月21日(日)
優駿牝馬(オークス)(G1)
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牝馬のG1戦が続き、
今週は牝馬クラシック第2弾のオークスが開催されます。
第1弾のクラシック桜花賞はレーヌミノルが制覇して、
波乱を演出しましたが、800Mの延長となる今回は
どのような走りをみせてくれるのでしょうか。
【ヴィクトリアマイル(G1)2017回顧】予想以上にスローな展開で今年も波乱となったレースの口コミ
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