マイル戦が続き、今週は古牝馬のマイルG1、
ヴィクトリアマイルが行われます。
もちろん、多くの実力馬がこのレースに参戦してきますが、
派手に荒れる事も多いレースです。
他のマイル戦よりスピードが求められる事が特徴的なレースで、
リピーターが多い事も荒れる要因の一つでしょう。
近年も荒れたレースが続いていますので、
穴馬には要警戒です。
それでは、過去の傾向からヴィクトリアマイルを見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆1番人気は強いものの好走馬は分散傾向☆
過去10年で1番人気の複勝率は60%と
まずまずの成績ですが勝率は30%と
勝利に関しては奮わない結果となっています。
また、2番人気以降で突出した成績はなく、
どの人気でも好走する印象です。
特に二桁人気は過去10年で7頭も馬券に絡んでおり、
2、3着に6頭とヒモ荒れには十分注意すべきですね。
脚質から見る過去傾向
☆後方からの脚質は大幅な割引が必要☆
G1レースらしく差し馬の成績が良いレースですが、
穴馬は先行・逃げが多いですね。
最終コーナーを回る時に6番手くらいに
付ける事ができる馬は紐に入れていてもいいでしょう。
実力馬の差し馬は無理に切る必要はありませんが、
2、3着で終わる事が多いので、
このレースで1着固定は危険だと思います。
年齢から見る過去傾向
☆4歳馬の穴馬に要注意すべき☆
スピードが求められるレースという事からか、
フレッシュな4歳馬の好走が多いですね。
昨年も4歳馬が1~3着を独占しています。
今年も10頭近く4歳馬が出走予定しますので、
ここから穴馬を探してもいいかもしれません。
逃げ馬+4歳馬+リピーター。
このあたりが穴馬の候補となりそうですね。
ヴィクトリアマイル(G1)コース解説
ヴィクトリアマイルが行われるのは、
東京1600M(芝)のコース。
先週のHNKマイルカップと同じコースですね。
ですが、こちらはHNKマイルカップとは違い、
後傾ラップになりやすいレースです。
スタートは下りから始まり、加速がしやすい形状。
向正面で高低差1.5Mの上り坂が100M程続きますが、
ここでも緩む事はなく淡々と進んでいきます。
上り坂を終えると再び下り坂で
3コーナーの途中まで300Mの下り坂。
このように序盤は加速がしやすいコースではありますが、
ヴィクトリアマイルはそこまでペースは上がる事は
少ないです。
前目の馬にとっては余力を残しやすい展開となる事が多く、
前が止まらない馬場とも相まって、
先行馬がそのまま流れ込むというケースが目立ちます。
そのため、1400Mくらいで好走を果たしてる
基礎スピード力が高い馬の好走も多いですね。
ここで馬券内に絡んでくる馬は後々中距離戦では
あまり結果を残せていない事からも、
このレースが他のマイルG1とは少し質が違う事が伺えます。
ただ、逃げ馬によって前傾ラップになる事もあります。
そうなってくると中距離が得意な馬が台頭するので、
スタミナ力や瞬発力を持つ馬の方が有利になります。
この点は速いペースで先行する馬がいるかどうかを
見極めていきたですね。
ヴィクトリアマイル(G1)注目馬予想
今回の出走馬は以下の18頭
・アエロリット
・アドマイヤリード
・エテルナミノル
・カワキタエンカ
・クインズミラーグロ
・ジュールポレール
・ソウルスターリング
・デアレガーロ
・デンコウアンジュ
・ミスパンテール
・メイズオブオナー
・ラビットラン
・リエノテソーロ
・リスグラシュー
・レッツゴードンキ
・レッドアヴァンセ
・レーヌミノル
・ワントゥワン
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
ヴィクトリアマイルの注目馬をあげていきましょう。
■アドマイヤリード
昨年の覇者アドマイヤリード。
そこから1年は良い結果を出せていませんが、
前走を見ている感じですと復調気配でしょう。
デムーロ騎手が手綱を取るという事も
力強いですね。
良い脚を長く使える能力はこのレースにも合っていますので、
今年も期待したいと思います。
■リスグラシュー
ヴィクトリアマイル初参戦ですが、
東京マイル適正は全く問題ありません。
前走叩いているので、
更にパフォーマンスは上げてくるでしょう。
状態面も良さそうなので、
大きく崩れる事はないと思います。
ここは外せないですね。
■アエロリット
昨年はNHKマイルカップに出走し、
見事勝利しました。
秋華賞では初の2000Mに苦戦して7着と惨敗となりましたが、
これは参考外でいいでしょう。
能力上位なのは間違いなく、得意な東京マイルですので、
今回は良い走りに期待が持てます。
前目から最後まで残れる粘り強さがあり、
スムーズに行けば突き抜けるかもしれません。
■レッドアヴァンセ
重賞の実績は乏しいですが、
この1年は全て掲示板内と成長を感じられます。
東京マイルは1度だけの出走ですが、
血統的にも問題なくこなせるでしょう。
兄弟にも東京マイルに強い馬が多く、
弟レッドヴェイロンも先週のNHKマイルカップで
穴を開けてきているので軽視はできません。
■ジュールポレール
大穴で狙いたいのは昨年のヴィクトリアマイルで
3着と健闘したジュールポレール。
エリザベス女王杯では16着と惨敗しましたが、
前走は得意なマイル戦で休み明けの5着と
マイル戦なら上位に食い込める能力はあります。
展開の助けは必要かもしれませんが、
要所で動ける器用やトップスピードの質は高いので、
上手く嵌ればまた馬券内も見えてくるでしょう。
今年も混戦ではありますが、
昨年よりメンバーレベルが上がり、
面白いレースとなりそうですね。
後は逃げ馬がふいに好走する事がありますので、
カワキタエンカを入れてもいいかもしれませんね。
馬券は広く買っておきたいと思います。
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