【七夕賞(G3)2016回顧】騎手の経験が勝敗を分けたレース

七夕賞(G3) 先週のレース傾向

晴れの天気となった福島競馬場は、
良馬場の中で七夕賞が行われました。

荒れる事が多いこのレースですが、
今回はどのような結果となったのでしょうか。

まず、スタートではほぼ揃った形でのスタートとなり、
勢いよく飛び出したのはメイショウナルト。

その後ろで追いかけるのは、
ヤマニンボワラクテ、クリールカイザー、ウインリバティ。

そのままの隊列で向正面に入りますが、
この時点で先頭のメイショウナルトは2番手と
5馬身差ものリードを広げて逃げていました。

縦長の隊列になり、前半の1000Mは57.8秒と
かなりのハイペース。

3コーナー付近、メイショウナルトの足が止まってきたところで、
クリールカイザーが一気に押し上げてきました。

最後の直線の序盤はクリールカイザーが先頭に立っていましたが、
その外からすぐにアルバートドックが追い上げて1番手に。

続いてダコールも果敢に猛追。

その3馬身後ろでは、
マイネルラクリマとオリオンザジャパンが
3番手争いを繰り広げていました。

最後はアルバートドックが
ゴールまで力強く伸びて、ダコールを凌いで1着に。

2着は5番人気のダコール。
そして、3着は11番人気オリオンザジャパンとなり、
波乱を演出しました。

3連単は96,740円と大波乱とはなりませんでしたが、
今年も荒れたレースとなりました。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

七夕賞(G3) 各競走馬のレース回顧

■アルバートドック(1着)
中団で様子を見ながら、
最後は伸びて2着に半馬身の差をつけて完勝。

小倉大賞典以来の重賞制覇となりました。

距離の心配はありましたが、
流れた展開になると強いですね。

トップスピードを持続しなくてはならない展開なら、
厳しいかもしれませんが、この夏の間なら
信頼度は高いと思います。

■ダコール(2着)
こちらも中団からアルバートドックと似たような
流れでレースを進めていました。

最後はアルバートドックに追い付く事はできませんでしたが、
よく走っていたと思います。

気付けばこの1年間天皇賞(秋)以外は全て掲示板に入っていますね。

高齢でトップハンデを背負っていながらこの走りですので、
まだまだいけそうな感じがします。

■オリオンザジャパン(3着)
後方で待機し、脚を溜めて、
最後は上がり最速で3着と11番人気ながら検討しました。

速い流れで先行勢が崩れた影響が大きかったでしょう。

内田騎手の位置取りも素晴らしかったと思いますので、
今回の3着で評価すべきかというと難しいです。

■ルミナスウォリアー(8着)
これまで安定感のある走りをしていましたが、
2番人気ながら8着と凡走に終わってしまいました。

前走でも速い流れには対応できていましたが、
初の福島が合わなかったのか、前半の走りを見ていても
苦戦している様子でした。

今回のような消耗戦となると厳しいのかもしれませんね。

■シャイニープリンス(9着)
こちらも1番人気ながら9着と惨敗したシャイニープリンス。

このハイペースの中、終始外で競馬をしていたので、
ロスも大きかったと思いますが、基本的には
スローとなった方が強いと思います。

安定感がありませんが、ポンッと好走しそうな気配も
ありますので、外しにくい馬ではありますね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回馬券内に入った馬は、
リーディング上位かベテランのジョッキーが騎乗していました。

このように何が来てもおかしくはないレースでは、
騎手の捌き方で着順が変わってきますね。

もう少し騎手を考慮しても良かったと感じたレースでした。
それでは次回のレース予想は、
________
7月17日(日)
函館記念(G3)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
函館記念も2000Mのハンデ戦。

こちらも過去5年間1番人気が
馬券内を外しており、荒れるレースとして有名です。

荒れ傾向のレースが続きますね。

函館のコースは合う合わないが激しいコースだと
思いますので、その点を重視して予想していきたいと思います。

【七夕賞(G3)2016回顧】騎手の経験が勝敗を分けたレースの口コミ

コメントはまだありません。

【七夕賞(G3)2016回顧】騎手の経験が勝敗を分けたレースの口コミ