今週はサマーマイルシリーズの初戦、
中京記念が行われます。
中京競馬場の重賞では最も古く、
歴史あるレースではありますが、
マイルの重要性が薄くなっている最近では、
そこまで注目度も高くありません。
ただ、荒れやすいレースとして有名で、
馬券的には熱いレースと言えるでしょう。
それでは、過去の傾向から中京記念を見ていきましょう。
人気順から見る過去傾向
☆1、2番人気の連複は無し☆
このレースが、
中京1600Mの条件になってから5年。
今だに1、2番は連対どころか、
馬券に絡む事もなく、惨敗となっています。
2桁人気も良く馬券に絡んでおり、
最も馬券に絡んでいるのは5~7番人気。
ただ、荒れてはいますがオッズも割れやすいので、
人気の見た目程高配当にはなりにくいですね。
年齢から見る過去傾向
☆5、6歳が連対する傾向☆
過去5年でではほぼ5、6歳が連対しており、
その他の年齢では7歳馬が1頭絡んでいるのみです。
特に3、4歳は良くてもヒモ狙いでいいかもしれません。
また、牝馬は過去5年で2頭が2着になっていますが、
こちらも5歳となっています。
斤量から見る過去傾向
☆重ハンデの馬が中心に絡む☆
基本的には牡馬・牝馬共に、
55キロ以上のハンデを
背負った馬の方が好走をしています。
54キロ以下の軽ハンデの馬も2頭、
馬券に絡んでいますが、勝利はありません。
過去実績がある馬で近走は奮わなくても、
ここでの巻き返しは十分にありえるでしょう。
中京記念(G3)コース解説
中京競馬場1600Mで行われる、
マイル戦の中京記念。
スタートは1、2コーナーの引き込み線からの
特殊なスタート位置です。
微妙な上り坂から始まりすぐにカーブに入ります。
内枠が有利そうな構造ですが、
内枠に逃げ馬が入った場合は若干有利になるくらいで、
実際、枠の内外はそこまで差はありません。
スタートから途中に若干の下りがあるものの、
向こう正面途中までは緩やかな上りが続き、
そこからは最後の直線まで下り坂になります。
下りが続きますが、
最後の直線では高低差2.3Mの急坂が待ち受けていますので、
ここではコース形状程、ペースは上がりません。
とはいえ、必然的にペースが速くなりがちで、
かなり底力が必要となるコースといえるでしょう。
基本的には差し馬が台頭する事が多いですが、
実力がある逃げ馬なら残る事も可能です。
人気薄の差し馬を狙っていくのが、
いいかもしれませんね。
中京記念(G3)注目馬予想
今回の出走馬は以下の16頭
・アスカビレン
・ウインガニオン
・グァンチャーレ
・グランシルク
・ケントオー
・サンライズメジャー
・スーサンジョイ
・ダノンリバティ
・トウショウピスト
・ピンポン
・ピークトラム
・ブラックムーン
・マイネルアウラート
・ムーンクレスト
・レッドレイヴン
・ワンアンドオンリー
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
中京記念の注目馬をあげていきましょう。
■ダノンリバティ
勝ちきれるイメージはなかなか沸きませんが、
幅広い展開で結果を出せるので、
入れておきたい存在ではあります。
ペースが速い中先行しても粘れるので、
今の中京の馬場にも合っているでしょう。
昨年の中京記念もポジションがもう少し前なら、
更に上位に来ていた可能性がありますし、
今回は期待したいところです。
■グランシルク
いつも最後が若干甘くなるので、
勝ちきれていませんが、安定感は魅力です。
1600Mより短い距離の方が結果を出せそうな
タイプですが、今の高速寄りな馬場なら
好走してもおかしくはありません。
一瞬のキレ味は素晴らしいので、
上手く活かせれば今回も馬券内は狙えるでしょう。
■グァンチャーレ
前走の米子Sでは、休み明けで反応が悪い中、
それでも3着と健闘しました。
鋭い末脚が武器ですが、
それはスローなペースになる必要があるので、
過度な期待は禁物です。
折り合いにも難がある馬ですが、
斤量が1キロ減る今回はヒモで入れておきたいですね。
■サンライズメジャー
もう8歳で衰えは感じますが、
今年のマイラーズカップではイスラボニータと
そこまで差の無い競馬をしているので、
メンバーレベルが下がる今回は、
一発があってもおかしくはありません。
浮き沈みが激しいものの、
力は十分に通用しますので、
穴馬としては面白いのではないでしょうか。
外枠なら積極的に狙いにいきたいですね。
■ケントオー
昨年の同レースでは3着と
リピーターがあるこのレースでは、
入れておいてもいい存在だと思います。
状態はそこまで良くはなさそうですが、
前走でもそれなりの走りをしていますし、
上積みも期待できるのではないでしょうか。
苦戦はすると思いますが、
展開がハマって良い脚を使えれば上位に
食い込めるでしょう。
以上が現時点での注目馬です。
1番人気になるであろうブラックムーンは、
前走でレコードを出しての圧勝を見せましたが、
少頭数だった事も大きかったです。
頭数が多くなる今回は苦戦すると思いますし、
重賞での成績は今だに馬券に絡めていないので、
今回は切ろうかと考えています。
荒れやすい中京記念は積極的に
穴馬を入れていきたいですね。
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