【中山記念(G2)2017予想】先行馬のスタミナと天候に注意

今週から開催場が中山に変わります。

まず初めに行われる重賞レース中山記念。

安田記念・ヴィクトリアマイル・宝塚記念などの
マイル~中距離G1を目指す馬が多く出走します。

このレースからその年のG1勝者が多く出てきますが、
上がり馬の存在も見逃せないレースとなっています。

それでは、過去の傾向から中山記念を見ていきます。

人気順から見る過去傾向

☆実力馬での決着は多いが適正に注意☆

1番人気の複勝率は過去10年で40%
そこまで信頼度は高くないものの、2~4番人気は60%と
上位人気陣が台頭しやすいレースとなっています。

2桁人気は過去10年で2頭しか絡んでおらず、
この2頭は共に2010年の中山記念。

不良馬場だったので、
良馬場なら素直に買った方が良さそうですが、
中山巧者には注意です。

年齢から見る過去傾向

☆穴馬は全て6歳以上から☆

基本的にどの年代もそこまで変わらない
成績ではあります。

ですが、6番人気以下の中穴~大穴で見ると
入っているのは全て6歳以上の馬

穴馬を入れるなら軽視されている
高齢馬の方が好走を期待できるかもしれません。

脚質から見る過去傾向

☆逃げた馬が馬券に良く絡む☆

過去の傾向を見てみると、1800Mという距離ながら、
逃げ馬が半数程をしめています

これは開幕週である事も関係しているのでしょう。

また、中山のコースはスタートでダッシュが
つきにくいため、内枠が有利となりますので、
内枠の逃げ馬は要注意ですね。

中山記念(G2) コース解説

中山記念が行われるのは、中山競馬場1800Mの舞台。

スタートは正面スタンドの前から。

スタートしていきなり上り坂になるので、
ダッシュするのが難しいコースです。

そのまま上りながら、カーブに突入しますので、
ここでもスピードがなかなか上がりません。

先行をするのであれば、内枠がかなり有利となるでしょう。

最初のカーブの終わりくらいから、
今後は下り坂に入ります。

ここからダラダラと下りになり、
ハイなペースで進んでいくケースが多いです。

向こう正面途中から若干の上りがありますが、
ここではそこまでのペースの緩みはありません。

そして、4コーナー途中からやや下り気味で
最後の直線に向かいます。

最後の直線はスタートと同じく急な上り坂を越してゴール。

瞬発力よりもスタミナが問われるコースですね。

ペースは先行馬の質に左右されますので、
このあたりの見極めも重要でしょう。

スタミナの無い先行馬だと差しで決まるパターンが多くあります。

また、2010年のように不良馬場になれば、
重馬場適正がモロに出ますので、天候には要注意です。

中山記念(G2) 注目馬予想

今回の出走馬は以下の11頭

・アンビシャス
・ヴィブロス
・クリールカイザー
・サクラアンプルール
・ツクバアズマオー
・ヌーヴォレコルト
・ネオリアリズム
・ヒラボクディープ
・マイネルミラノ
・リアルスティール
・ロゴタイプ
では、この11頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
中山記念の注目馬をあげていきましょう。

■リアルスティール
これと言った武器を持ち合わせておらず、
G1ではなかなか勝ち切る事ができていませんが、
このメンバーなら頭1つ抜けている感じです。

前目の位置に付ける事ができ、しぶとい競馬も出来ますので、
このレースには合っていると思います。

先行しても差しでもそれなりの着順には入れそうです。

内枠に入れば軸でも良いでしょう。

■ネオリアリズム
昨年の札幌記念ではモーリスも破った実力。

展開にも恵まれた感はありますが、
地力が高い事は間違いありません。

気性の荒さは気になりますが、
今の充実ぶりを見てると切る理由もないでしょう。

不良馬場でも走る事を証明してますので、
馬場が荒れたとしても入れたい1頭です。

■ロゴタイプ
昨年は安田記念の1着以降パッとしない成績ですが、
先行して結果を出している馬ですので、
このレースとの相性も良いでしょう。

昨年の同レースはかなりのハイペースとなり、
展開が合わずに惨敗しましたので、
今年も展開次第では凡走の可能性もありそうです。

ただ、この馬の総合力の高さは切りづらいものがあります。

■アンビシャス
昨年の2着馬ですので、適正は問題ありません。

長い直線より中山の方が合っていると思いますね。

昨年よりもメンバーレベルが下がる今回は
善戦濃厚と見ていいでしょう。

ただ、本番に向けてここはメイチではない感じもします。
差し馬ですし、最後は届かない可能性も考えられますね。

■ツクバアズマオー
G2での勝利はまだなく、
実績的には寂しい感じはしますが、
昨年からの成長ぶりは目を見張るものがあります。

中山巧者で昨年は中山で馬券内を外した事がありません。

上級馬相手にどのような走りをしてくれるかが楽しみです。

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以上が現時点での注目馬です。

秋華賞馬のヴィブロスも人気を集めそうですが、
牡馬相手ではそこまで好走できるイメージが沸きません。

初めて上級の牡馬と対決しますので、
未知数なのですが、ここは切っても良さそうな感じもします。

さて、今年も春のG1で活躍する馬が
このレースから出てくるのでしょうか。

天候次第で着順が大きく変わるコースですので、
馬場状態はしっかりとチェックすべきですね。

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