【中山記念(G2)2017回顧】ペースは特殊だが、成長を感じられたレース

中山記念(G2) レース結果

今週は中山開幕週にG2レース中山記念が行われました。

気温はやや暖かく、
中山では早咲きの桜、河津桜が満開でした。

レースはトリッキーな流れとなり、
前半がかなりのスローペースで後半に流れる形に。

上位陣が噛み合わず敗退してしまい、
勝利したのは3番人気のネオリアリズム。

2着3着は7、8番人気となり、
11頭ながら3連単31万馬券の荒れたレースとなりました。

それではレース回顧をしていきます。

中山記念(G2) レース回顧

揃ったスタートから、ハナを切ったのはロゴタイプ。

マイネルミラノが行くと思っていたので、
ロゴタイプがすんなり前に行ったのは予想外でした。

後ろではアンビシャスがスタート直後によれて出遅れ、
ヒラボクディープは最後方から。

ロゴタイプが積極的に前に行き、
その後ろにはクリールカイザーとネオリアリズム、
そしてその後ろにマイネルミラノ。

ヴィブロス、リアルスティールは中団の好位置に。

リアルスティールは揉まれてそうな感じでしたが、
まだこの時点では問題ないような感じもしました。

ロゴタイプがかなり抑えて前を走ったため、
前半の4Fまで12秒台のラップが続きます。

上りであったとしてもスローなペースです。

そして、上りが終わったあたりから、
マイネルミラノ、ネオリアリズムが動いて前に行きます。

そこからペースは上がり、
マイネルミラノが先頭に立って4コーナーへ。

クリールカイザーはこのペースアップについていけず、
最終コーナーではアンビシャスの前に。

小回りですので、この時の位置は
アンビシャスにとってはかなり邪魔だったでしょう。

ロゴタイプが早めにスパートをかけて
再び先頭になり最後の直線へ。

最後の直線で、ロゴタイプは
更にギアチェンジをして一旦は1頭抜け出す形に。

内のマイネルミラノは既に力なく、ズルズルと下がっていきましたが、
外からネオリアリズム、サクラアンプルールが猛追。

2頭が並んでロゴタイプを差し込んでいき、
最後はネオリアリズムがもう一伸びして1着でゴール。

サクラアンプルールもロゴタイプを差して
8番人気ながら2着と波乱を演出しました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。

中山記念(G2) 各競走馬の回顧

■ネオリアリズム(1着)
1枠からのスタートし、前目の位置で
内枠をロスなく進めていました。

ロゴタイプがスローペースだったので、
かかりそうになっていましたがしっかり抑えていましたね。

そして、最後の直線では、しぶとく伸びていき1着。

騎乗も抜群に良かったのですが、
馬自体もかなりの成長をしてきていますね。

瞬発力勝負でここまでやれると思いませんでした。

今年は更に期待したいと思います。

■サクラアンプルール(2着)
道中は中団やや後ろの内で待機して脚を溜めていました。

最後はネオリアリズムに及びませんでしたが、
素晴らしい脚を使って2着と波乱を演出しました。

今回は横山騎手の騎乗も良く、展開も噛み合ったのかも
しれませんが、この馬も成長してきている走りでした。

長い脚が使えるタイプではないので、
中山ならまた好走してくれそうです。

■ロゴタイプ(3着)
意外にもハナを切ったロゴタイプ。

最後はやはり甘くなって3着になってしまいましたが、
この馬らしい競馬をしたと思います。

コーナーからのペースが速くなっても
伸びてこれる強さを見せてくれました。

トップハンデだったので、
次は更に走ってくれるかと言われると、
なかなか難しい馬なのですが、
まだ安定した走りをしてくれそうです。

■アンビシャス(4着)
序盤は後方からのいつもどおりの競馬で、
最後は良く伸びてきましたが一歩届かず3着。

4着と馬券内は外してしまいましたが、
最後は上がり最速で良く伸びていましたし、
悲観するような内容ではないでしょう。

ちょっと動くのが遅すぎたと思いますので、
次はタイミングを合わせて動いて欲しいです。

■ヴィブロス(5着)
中団後ろから最後はしっかりと押し上げて、
最後の直線に入りましたが、伸びは悪く5着。

立ち回りは良かったので、
もう少し伸びて欲しかったなとは思います。

ただ、このメンバーでは
届かないのは仕方ないでしょう。

もう少し距離が長ければ
牡馬に混ざっても好走できるかもしれませんね。

■リアルスティール(8着)
今回は前に行かず中団での競馬。

前半がスローだったので、
ここで前に出ていなかったロスが響いたのでしょう。

最後は速いペースに上手く乗れず8着と凡走。

展開が合わなかった事もありますが、
休み明けにしてもかなり崩れたなという印象です。

昨年よりパフォーマンスは落ちているかもしれませんね。
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こういうトリッキーなレースになっても、
完璧に立ち回るデムーロ騎手は本当に凄いですね。

リピーターが多いレースですが、
今年もロゴタイプが一昨年ぶりではありますが、
馬券に絡みました。

来年も人気薄でもリピーター狙いがいいかもしれません。

それでは次回のレース予想は、
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3月5日(日)
弥生賞(G2)
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今週は皐月賞のトライアル、弥生賞が行われます。

ダービーを目指す上でも重要なレースで、
ディープインパクト、マカヒキなど、
数々のクラシックホースがこのレースを勝利していますね。

堅い結果も多くありますが、
デビューから3戦連続勝利のレイデオロが出走パスとなり、
今年は結構混戦になりそうです。

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