【京都記念(G2)2017回顧】マカヒキの敗因は馬場か、それとも勝負度合いか

京都記念(G2) レース結果

小倉競馬場は積雪で月曜日に延期となり、
京都競馬場も雪の心配がされていましたが、
それほど雪の影響はなかったようですね。

晴れ間も覗いていましたが、芝は稍重。

全体的に時計のかかっている馬場でした。

レースはサトノクラウンの連覇で終わり、
断トツ一番人気のマカヒキは馬券内は死守したものの、
3着に敗れてしまいました。

それではレース回顧をしていきます。

京都記念(G2) レース回顧

まずは、スタート。

出負けが目立ったのはミッキーロケット。
ゲートの悪さが久々に出ましたね。

ハナを切ったのは予想通りヤマカツライデン。

その後ろにガリバルディ、サトノクラウンが続きます。

4番手には芦毛が目立つスマートレイアー、
その後ろの中団の位置にマカヒキ。

出遅れたミッキーロケットはマカヒキの3頭後ろで、
必死にリカバーしてきました。

ヤマカツライデンが飛ばして、
2番手と大きくリードを広げ、隊列はかなり縦長となりました。

タイムは前半1000Mで60.2秒でしたが、
ヤマカツライデンの逃げを見ていると実質はもう少し遅く、
スローな部類に入るでしょう。

3コーナーあたりからガリバルディがポジションを上げて
ヤマカツライデンに迫ります。

全体的にも3コーナーあたりからペースが上がっていき、
持久力勝負となった展開でした。

最後のカーブ手前ではサトノクラウンも前に出てきており、
先頭とは3馬身差ほど。

隊列はほとんど変わっておらず、
その後ろにはスマートレイアーとマカヒキ。

最後の直線、サトノクラウン、マカヒキ、スマートレイアー、
ミッキーロケット、アングライフェンの5頭が同時に伸びてきます。

5頭の先頭はサトノクラウン。

先頭2頭を捕え、マカヒキが一瞬グッと伸びてきますが、
サトノクラウンも粘ります。

サトノクラウンはそこからもう一伸びを見せて、
後続を振り切って1着でゴール。

京都記念連覇を飾りました。

2着は最後マカヒキを差したスマートレイアーとなりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。

京都記念(G2) 各競走馬の回顧

■サトノクラウン(1着)
終始、前にいましたが先頭2頭を前に行かせ、
無理せずに2列目の位置で進めていました。

最後はジワジワと伸びてきて、
前を捕えますが一瞬マカヒキが流石の伸びを見せて
差されるかと思いましたね。

ただ、持ち前のパワーとポテンシャルを見せて
振りきって完勝。

デムーロ騎手の騎乗も良かったですが、
この馬の強さも十分に見れたと思います。

■スマートレイアー(2着)
サトノクラウンの後ろをキープして、
最後はサトノクラウンと同じくしぶとく伸びて2着。

マカヒキをも制して波乱を演出しました。

持久力は強くしぶとい競馬をする馬ですが、
今回はこの馬を買うならアングライフェンかなとの思ったので、
買いにくかったです。

これくらいの距離で重馬場なら
まだ馬券内を狙えそうな走りでした。

■マカヒキ(3着)
1番人気の期待に応えられず3着となったマカヒキ。

最後は瞬発力を見せたのですが、
スマートレイアーにも差されてしまいました。

馬体重も去年とほとんど変わりがなかったので、
今回の稍重の馬場が合わなかったのでしょう。

ハイなペースで良馬場なら真価を発揮してくれると思います。

■ミッキーロケット(4着)
出負けしてなかなかリカバーできず、後方からの競馬に。

最後はジリジリ伸びて来て、
それなりの走りを見せてくれましたが、
決定的な脚は出せずに4着。

出遅れで思った位置に付けなかった事が
明らかに響いていますので、何ともいえませんが、
スムーズにいったとしても、そこまで着順は変わらなかったと思います。

G1で勝負するならもう少し成長がないと、
難しそうな印象でした。

■アングライフェン(5着)
中団の位置で競馬を進め、
脚を溜めてから最後の直線に入りましたが、
そこまで伸びずに5着。

こちらは予定通りの展開をしたと思いますので、
現状ではまだ力不足感は否めません。

■ヤマカツライデン(7着)
予想通りの逃げで3コーナーでも
伸びてきましたが最後はさすがに脚が鈍ってしまいました。

7着と完敗してしまいましたが、
悪い逃げではなかったと思います。

もう少し距離が長ければまた狙いたいと思います。

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マカヒキが3着となり、
意外と配当が付いた今回の京都記念。

マカヒキは本気で勝負に挑んではなかったかもしれませんが、
スマートレイアーにも差されたのは気になりますね。

連覇したサトノクラウンは強かったと思います。

タフな馬場なら初G1勝利が今年は見れそうな気がします。

それでは次回のレース予想は、
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2月19日(日)
フェブラリーステークス(G1)
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今週は今年1発目のG1レース、
フェブラリーSが開催されます。

現段階の登録馬は23頭。

メンバーを見るとモーニン、ノンコノユメ、ホワイトフーガ
その他にも面白いメンバーが揃っていますね。

今回はオッズ的にもかなり割れそうな感じで、
予想も難しくなりそうです。

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