今週はサマースプリントシリーズの第1弾
函館スプリントステークス。
ここから9月11日(日)のセントウルステークスまで、
6回にわたり開催されます。
ここを制した馬が、
スプリンターズSで台頭する事もありますが、
函館スプリントSはなかなかの波乱傾向が強いレースです。
特にここ2年は大波乱となっており、
2015年は3連単94万馬券、
2014年は3連単87万馬券となっています。
過去10年では1番人気は60%とそこそこの成績を誇っていますが、
過去3年でみると1、2番人気は馬券内には来ていません。
今年も人気馬には注意が必要といえるでしょう。
また、前走から見ると、
前走で重賞を走っている馬が好走しています。
注意したいのが、前走の着順。
G1で二桁着順だった馬や、
前走1400Mで二桁着順の馬もよく馬券に絡んでいます。
この事からも実力以外の要素が
勝ち負けを左右する事が伺えます。
このレースは開幕週という事もあり、
前が有利という点も大きいですね。
ダッシュ力のある馬が1枠なら、
問答無用で購入した方がいいと思います。
また、夏という事もあり牝馬の成績が良く、
牡馬、セン馬の複勝率が16.8%に対し、
牝馬は31.6%となっています。
夏に牝馬が強いというのは、
噂ではなく実際に体の作りが牝馬の方が熱さには強いみたいですね。
他にも、実力がある牡馬が休養に入ったり、
牝馬が得意な平坦なコースが多い事も夏に牝馬が強くなる理由でしょう。
ただ、今回は目ぼしい牝馬は少ない感じもしています。
それでは、コースから、
函館スプリントステークスの展望を見ていきましょう。
函館スプリントステークス(G3) コース解説
このレースが行われるのは函館1200M。
向こう正面のポケットからスタートします。
スタートからは真っ直ぐ直線になっていますので、
枠順はそこまで関係がなさそうです。
内枠が有利とも言われていますが、
二桁馬番も馬券に絡んでいますので、軽視はしないようにしましょう。
スタートからダラダラと上りとなりますので、
加速はしにくいですが、そこまでペースが緩む事はありません。
そして、最後の直線の入り口あたりから、
少し下りになっており、ここで加速がつきやすくなっています。
先行馬が残りやすいのはこのためでしょう。
ただ、追い込み馬が全く届かないかというと、
そうではありません。
外から回されているなら厳しいかもしれませんが、
そこまで隊列が長くなる事はありませんので、
内を突いて追い込み馬が抜け出てくる事もあります。
その点は騎手の腕にもかかってきているので、
函館で実績を残している騎手も見てみましょう。
函館スプリントステークス(G3) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の16頭
・アクティブミノル
・アースソニック
・エポワス
・オデュッセウス
・オメガヴェンデッタ
・キャンディバローズ
・シュウジ
・スカイキューティー
・セイコーライコウ
・ソルヴェイグ
・ティソーナ
・ティーハーフ
・ファントムロード
・ヤマニンプチガトー
・レッツゴードンキ
・ローレルベローチェ
では、この16頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
函館スプリントステークスの注目馬をあげていきましょう。
■ローレルベローチェ
昨年末から快進撃を重ね、
満を持して3月、初のG1高松宮記念に出走しましたが、
16着と大敗してしまいました。
ただ、高松宮記念で見せたスピードは、
相当なものでしたし、中京のコースで逃げ切るのは、
かなり難しかったと思います。
逆にこのコースでは武器になると思います。
スタートも上手いですので、
今回突き抜ける可能性もあるでしょう。
■ティーハーフ
昨年の同レースの覇者ティーハーフ。
昨年は展開に恵まれた感じもありますので、
信頼度はそこまで高くはないものの、
近年は差しが決まる展開になっているので軽視はできません。
適正が重要となるこのコースで、
髙い適正を持っている事もプラスのポイントです。
展開次第ですが、重馬場になりそうな馬場ですし、
破壊力のある末脚が光りそうです。
■シュウジ
まだまだ成長過程のシュウジですが、
髙いポテンシャルは秘めている馬です。
昨年末から成績が振るいませんが、
距離が長かったという事も考えられます。
血統的には、1200Mで活躍を見せたキンシャサノキセキの
血を引き継いでいますので、この距離がベストかもしれません。
斤量も優遇されている今回は、チャンスがあると思います。
■オメガヴェンデッタ
オメガヴェンデッタもシュウジ同様、
1200Mでこそ力を発揮できる馬だと思います。
持久力はいいものを持っていますし、
流れる形になれば勝機はあるでしょう。
スピードもあるので、
位置取りも問題ないと思います。
キレは他の馬には劣りますが、
得意な洋芝ですので、このレースで好走を期待したいです。
■アクティブミノル
高松宮記念ではこれまでの逃げとは一変、
後方から伸びて4着と健闘しました。
気性が荒く安定感が見られない馬ではありますが、
どこか怖い雰囲気を持っています。
ただ、気性も若干の落ち着きをみせているようですし、
競馬の幅も出てきているので成長している感じはします。
凡走が続いてはいるものの、地力は高いものを持っていますし、
やんちゃな馬ではありますが、
穴を狙うべきこのレースなら面白いと思います。
◇━━━━━━━━━━━━━━━◇
以上が現時点での注目馬です。
今回もメンバー的に鉄板の馬はなく、
波乱の雰囲気が漂っていますね。
このレースで高配当を勝ち取って、
宝塚記念に備えたいものです。
馬券の買い方はかなり悩みますが、
ここは幅を獲って買った方がいいかもしれませんね。
【函館スプリントステークス(G3)2016予想】大波乱を期待するレースの口コミ
コメントはまだありません。