【函館スプリントステークス(G3)2016回顧】層の厚さを垣間見れたレース

函館スプリントステークス(G3) 先週のレース傾向

金曜に降った大雨はすっかりと上がり、
日曜は曇り空の中行われた函館スプリントステークス。

日曜には芝もパンパンになっていた模様です。

土曜にはすでに時計が速い馬場になっていました。

今回の函館スプリントSはオッズがかなり割れており、
1桁台の馬が7頭もいましたね。

スタートはほぼ揃った形でスタート。

まずは、ローレルベローチェがハナに立ち、
その後には、ソルヴェイグ、シュウジ。

大外のソルヴェイグが早い段階で、
前にいけた事が意外でした。

やはり斤量50キロのハンデは大きかったのでしょう。

前半の600Mは33.4秒と流れる形となりました。

隊列はほぼ変わらず4コーナーを曲がり最後の直線へ。

ローレルベローチェが4コーナーまで先頭を
キープしましたが、すぐにソルヴェイグがかわして先頭に。

外からはアクティブミノル、
内からはレッツゴードンキが追い上げてきて、
レッツゴードンキがグングン伸びてきたところで、
ソルヴェイグ、シュウジがもう一加速。

シュウジは脚を伸ばして、
一瞬ソルヴェイグを追い越しましたが、
ソルヴェイグが驚異的な追い込みを見せてほとんど並んでのゴール。

写真判定の結果、
ハナ差でソルヴェイグに軍配が上がりました。

12番人気のソルヴェイグが1着となった事で、
3連単は39万馬券となり、例年通り荒れたレースとなりました。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

函館スプリントステークス(G3) 各競走馬のレース回顧

■ソルヴェイグ(1着)
大外でしたので、前に出ずらいと思っていましたが、
スタートすぐに前に出てきて2番手に。

そこからは、ローレルベローチェの後で、
楽々と進めていました。

ローレルベローチェはかなりの速さは持っていますので、
この展開は意外でしたね。

最後に粘れる事はこれまでの競馬でも見せてくれていましたが、
基礎スピードのパフォーマンスはかなり上がっていると思います。

まだまだ成長過程の3歳馬ですので、この夏の走りが楽しみです。

■シュウジ(2着)
ハナ差で2着と敗北してしまったシュウジですが、
強さは見せてくれたと思います。

今回のレースで、スプリント戦も強さを発揮できるところを
見れましたので、今後のレースに期待です。

今年1度も重賞を勝っていない岩田騎手がついに勝つかと
思いましたが、まだまだ運は味方してくれていないみたいですね。

■レッツゴードンキ(3着)
前半は無理をせず、中団で進めていたレッツゴードンキ。

最後に良い脚を見せ、
ラスト100M当たりでググッと伸びてきましたが、
上位2頭には届かずの3着。

ソルヴェイグとは4キロの斤量の差がありますので、
これがハンデが一緒だったと考えると差はほとんど無い
のではないでしょうか。

1200Mでもやれる事は証明できたので、
こちらも次に期待したいです。

■アクティブミノル(4着)
もう少し人気薄になるかと思いましたが
当日は3番人気と意外と人気が出ましたね。

高松宮記念で見せた末脚とを出せれば、
もしかすると抜け出す恐れもあると思いましたが、
ちょっと中途半端な内容になってしまいましたね。

このメンバーならもう少し力を見せて欲しかったと思います。

ただ、今後も相手には入れたくなる存在でしょう。

■オメガヴェンデッタ(6着)
今回1番人気となったオメガヴェンデッタ。

前日は7番人気でしたので、
かなりオッズが変動しました。

レースは流れる形なり、オメガヴェンデッタにとっても
悪くない流れだったとは思いましたが、
前半でスピードに乗れませんでした。

キレはまだまだ物足りないものがありますから、
前半のスピードに対応できないのでは勝機は薄くなってしまいます。

総合力も良いところを見せれなかったので、
スプリント戦での信頼度は下げた方がいいかもしれません。

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結果はレコードでの勝利で、
非常にスプリント色の強いレースとなりましたね。

斤量の軽い馬、牝馬が今年は上位をしめたので、
もっと高速馬場という事を考慮すべきでした。

次回の函館の際も土曜のレースはしっかりと見て判断すべきでしょう。
それでは次回のレース予想は、
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6月26日(日)
宝塚記念(G1)
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春のG1シーズン最後を飾るレース。

近年は回避する馬も多く、
あまり面白味が無いと言われていましたが、
今年のメンバーはかなり豪華となっています。

アンビシャス、キタサンブラック、ドゥラメンテ
ラブリーデイなど、どの馬が勝利してもおかしくはないメンバーですね。

海外帰り、骨折の影響が心配されるドゥラメンテですが、
この馬だけは別格との声も多いようです。

波乱が起こりやすいレースですので、
今回の函館スプリントのように適正をしっかりと見るべきでしょうね。

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