【函館記念（Ｇ３）２０１６回顧】次走が楽しみな馬を発掘できたレース

函館記念（Ｇ３）　先週のレース傾向

小雨の中で行われた函館記念。

馬場は稍重となり、荒れる事で有名な函館記念は
更に荒雰れそうな囲気が漂っていました。

人気は混戦となりましたが、意外にもバイガエシが１番人気。

これまでの成績を見ても、まだ重賞は未勝利の馬でしたので、
さすがに１番人気は無いと思っていました。

スタートはほぼ揃ったスタートで、
ネオリアリズムだけ、出負けした感じに。

まずは、マイネルミラノが勢いよく飛び出してハナを切ります。

今年は内枠でしたので、すんなりと先手を取れましたね。

その後ろにはオツウ、マデイラ、フェイマスエンド。
オツウは逆に外枠となった事で上手く逃げれていませんでした。

１番人気のバイガエシ、２番人気のレッドレイヴンは、
後方での競馬となりました。

前半の1000Mは６０．０秒とこの流れる函館にしては、
スローペース。

雨が降っていたという事で、このペースは仕方ないでしょう。

３コーナーを過ぎるとオツウが失速して、
その後ろにいたマデイラが２番手に。

４コーナーカーブの途中からレッドレイヴンが、
外から上がってきました。

そして、直線を向いた辺りから他もスパート。

この時点で先頭のマイネルミラノは２番手に２馬身ほどの差。
なかなか２番手との差は詰まりません。

レッドレイヴン、バイガエシは伸びを欠いていました。

残り50Mほどで、ケイティープライドが内側から伸びてきて
２番手になりますが、マイネルミラノが余裕で逃げ切って１着でゴール。

マイネルミラノは６歳にして重賞初制覇となりました。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

函館記念（Ｇ３）　各競走馬のレース回顧

■マイネルミラノ（１着）
２着と２馬身を離して完勝だったマイネルミラノ。

正直、これほどの走りを見せてくれるとは思いませんでした。

今回は余力を持ってゴールしていましたので、
これまではスパートの位置が早過ぎたのかもしれません。

ポテンシャルはありますが、
使える脚が短いので、今回の形が一番良いような気がします。

展開次第では更に上のクラスでも通用すると感じましたので、
トップスピード戦にならないレースなら狙えると感じました。

■ケイティープライド（２着）
小倉大賞典では七夕賞を勝ったアルバートドックと
差のない競馬をしていましたので、
走ってもおかしくはない馬でしたね。

もちろん、ハンデが軽かった、展開が噛み合ったと
いう事もありますが、2000Mは初挑戦ながら、
良い走りを見せていたと思います。

この距離でもいいと思いますす、
もう少し距離を伸ばしても走れる印象でした。

■ツクバアズマオー（３着）
最後は反応が少し悪い感じがしていましたが、
しぶとく伸びて最後の最後でマデイラを捕えて３着。

スピードが弱いので、
今回はスローになった事が吉となりましたね。

ただ、器用さもありますし、
末脚も良いのでもう少し伸びて欲しかったというのはありますが、
マイネルミラノ、ケイティープライドが予想以上に強い競馬を
したという事なのかもしれません。

■バイガエシ（５着）
５着と人気には応えられなかったものの、
良い競馬をしたと思います。

外を回りロスがある中で、
最後は上がり最速を出して、
しっかりと詰めていっていました。

もう少し前で競馬をしていれば、
更に上位は狙えたと思いますし、
今回の結果は特に悲観するような内容ではないでしょう。

■レッドレイヴン（９着）
３コーナーでは鋭く動き出したものの、
少し無理をするような追い上げ方でした。

結果は脚が鈍くなって９着と惨敗。

こちらもロスがあったとはいえ、
バイガエシには見劣る感じでした

ちょっと距離が長かった模様ですね。

鋭い脚は使えるので、マイル戦あたりで
もう一度様子を見てみたいところです。
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今年も３連単２３万馬券と荒れた函館記念。

結果、上位を締めたのは道中内側を走れた馬でした。

外枠でもスタート次第では内枠を獲る事はできますが、
内で揉まれるのを嫌う馬もいます。

このあたりをどう考えるかが競馬は難しいですね。

それでは次回のレース予想は、
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７月２４日（日）
中京記念（Ｇ３）
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まだまだ荒れ模様のレースは続きます。

今週は、中京の重賞で最も歴史の長いレース、中京記念。
こちらも毎年のように２桁人気の馬が台頭します。

2010年には２５５万馬券が飛び出した程ですから。

このレースでは、人気上位が惨敗している理由があるので、
その条件を中心に予想をしていきたいと思います。