【報知杯弥生賞(G2)2016回顧】力関係が把握できたレース

弥生賞(G2) 先週のレース傾向

予想通りというか、当然といいますか、
オッズを見ても完全に、
リオンディーズ、エアスピネル、マカヒキの3強になった弥生賞。

3歳世代でトッククラスの3頭が揃ったハイレベルな争いとなりました。

スタートではリオンディーズ、エアスピネルは
まぁまぁのスタートで、マカヒキがやや出負けしていました。

先手を取ったのはシャララとケンホファヴァルト。

ケンホファヴァルトがかなり勢いよく前に行った為、
スタートはかなり速い流れとなりました。

リオンディーズ、エアスピネルは少し掛かり気味でしたが、
抑えて中団辺りの好位置で進めていました。

マカヒキはゆったりと後方で待機。

前半が極端に飛ばしていたため、
ラップは速かったのですが、隊列が縦長になっている事から、
後続はフラットな感じで進めていたのでしょう。

3コーナー過ぎから徐々に詰まっていき、
4コーナーあたりでリオンディーズがペースを上げてきました。

それに続き、エアスピネルも。

そして、最後の直線に入るとすぐに3頭が抜け出し、
すでに3強で決まった感じでした。

3頭の中でエアスピネルが伸びずに脱落。

リオンディーズが最後まで粘るも、マカヒキが強烈な末脚で詰めていき、
最後はクビ差でリオンディーズを差し切って1着でゴール。

2回も坂があるタフで、
差すのは難しいと言われているコースで差したマカヒキ。

今回ももの凄い瞬発力を見せてくれました。

それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。

弥生賞(G2) 各競走馬のレース回顧

■マカヒキ(1着)
父ディープインパクトのような強さを見せたマカヒキ。

今回は理想の展開となりましたが、
とはいえ、このコースであれだけの差しを見せているのですから、
強い競馬をした事には変わりないでしょう。

次は、前が流れた時のレースも見てみたいと思います。

同じく弥生賞で勝利しているディープインパクトに
どこまで近づけるのか、この先が楽しみです。

■リオンディーズ(2着)
終始好位で競馬を進めていましたが、
最後はもうひと伸びが足りませんでした。

恐らく、道中で前に行きたがっていた為、
最後までもたなかったのでしょう。

瞬発力ではマカヒキに劣ってしまうかもしれませんが、
速い流れにもついていけた事は評価できます。

また、今回は先頭のメンバーが貧弱であった為、
動くのが遅くなってしまったという事も響いたと思いますので、
レベルが上がってくれば、この馬の基礎スピードは武器になると思います。

今回は叩き台という事もあったので、
本番では期待したとところです。

■エアスピネル(3着)
今回の3強の中では見劣りした印象のエアスピネル。

リオンディーズと同条件の中で完敗し、
瞬発力ではマカヒキにかないませんでした。

朝日杯FSでリオンディーズに、キレで負けているので、
もう少し早く仕掛けて欲しかったとは思いますが、
それでも上位2頭との力差はあると思います。

次のレースでは上の2頭と比較するとかなり人気を落とすかもしれませんね。

■タイセイサミット(4着)
前走1着となった寒竹賞と同じような走りはしていましたが、
3強には全くついていけませんでした。

もう少し全体が流れるような展開で、
スタミナ勝負となれば面白いかもしれませんが、
それでも勝利するのは難しいと感じました。

■アドマイヤエイカン(5着)
瞬発力では確実に見劣りする分、
もう少し前で競馬をするかと思いましたが、
やや後方での競馬をしていました。

連闘や輸送というマイナスポイントもありましたが、
こちらも3強との戦いとなると結果を出すのは
かなり厳しいといえるでしょう。

人気が落ちていれば穴馬として入れてもいいかもしれません。

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極端に強い3頭が揃った弥生賞は、オッズも極端に下がり、
3連単の配当が830円となりました。

今の3歳世代は、
ここに、マカヒキと同じく無傷のサトノダイヤモンドが入り
4強といえるでしょう。

マカヒキに騎乗し、勝利したルメール騎手は、
本番でマカヒキとサトノダイヤモンドどちらに乗るのでしょうね。

この4強が万全の体制で争うレースを早く見たいものです。

それでは次回のレース予想は、
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3月13日(日)
フィリーズレビュー(G2)
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桜花賞の出走権を賭けた戦い。

1400Mという事もあり、
桜花賞と直結しない事でも有名ですが、賞金額が大きく、
この賞金を求めて出走する馬も少なくありません。

スプリンター、マイラーが混在するレースですので、
荒れる事が多くあります。

とにかく適正がキモだと思いますので、
この点に注目しながら予想を立てていきたいと思います。

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