【天皇賞(春)(G1)2017予想】2強以外はなかなか混戦のレース

今週はG1の中でも最も歴史の古いレース、
春の古馬三冠の第2弾、天皇賞(春)が開催されます。

3200Mという特殊な距離や超高速馬場になる事から、
毎年出走を辞退する実力馬が出てきますが、
今年はキタサンブラックとサトノダイヤモンドの
現在最も力のある馬が出走しますので、
大いに盛り上がるでしょう。

ただ、昨年も1番人気のゴールドアクターが凡走し、
13番人気のカレンミロティックが台頭するなど、
波乱の多いレースでもあります。

今年のメンバーの中からも思わぬ好走を見せる馬が出てくるのでしょうか。

それでは、過去の傾向から天皇賞(春)を見ていきます。

人気順から見る過去傾向

☆1番人気の凡走が著しいレース☆

天皇賞といえば、
1番人気が不振という事でも有名なレースです。

過去10年で見ると1番人気は勝った事がないばかりか、
連対もゼロ。複勝率は10%と悲惨な結果です。

そして、二桁人気の複勝率が
9.2%とかなりの好成績を収めています。

今年も二桁人気を積極的に入れるのもありでしょう。

枠順から見る過去傾向

☆内枠が優勢な傾向に☆

過去10年間で1~4枠が複勝率20.5%、
5~8枠が14.7%と内枠が優勢な状況です。

ペースが速くなる200M~400Mが上り坂で、
ここでポジション争いに巻き込まれるとかなり消耗しますので、
ロスの少ない運びができる内枠が有利となるのでしょう。

昨年も全て1~4枠で決まりましたので、
穴馬はそこから絞るのもアリだと思います。

前走から見る過去傾向

☆G3以下の好走は期待できない☆

前走のクラスを見てみるとG3以下の
レースから天皇賞に挑んだ馬は、
過去10年で3頭しか絡んでいません。

複勝圏はありえるかもしれませんが、
勝利する事はまず難しいと思います。

また、このレースは3200Mという距離ながら、
高速馬場になるので、2000Mくらいの距離で
好走している馬が台頭しやすくなります。

天皇賞(春)(G1) コース解説

天皇賞(春)が行われるのは、京都競馬場の3200M。

向こう正面の直線からスタートします。

スタートしてすぐに上り坂がありますので、
ゆったりとしたスタートになりやすいです。

先行争いは激しくなりにくいですが、
上記に記載したように、
上りでポジション争いに巻き込まれると
後半がキツくなりますので、
内枠の方が有利に進める事ができるでしょう。

そこまで無理なペースとなる事はなく、
中間地点では少しペースが落ち着きます。

最後のコーナーでは前に詰める事が難しいため、
この中間の平坦な道中で前に行く事ができるかが、
ポイントです。

最後のコーナーは縦長になる事が多く、
ここで中団より後ろですと、
割と長めの最後の直線でも巻き返す事は難しくなります。

また、ラップ的にはそこまで速いラップは刻みませんが、
他の長距離重賞と比べると明らかに速くなります。

平均的に中距離に近いラップとなりますので、
長距離ではなく中距離の好走馬が活躍する事が
多々あります。

天皇賞(春)(G1) 注目馬予想

今回の出走馬は以下の17頭

・シャケトラ
・ラブラドライト
・キタサンブラック
・スピリッツミノル
・ファタモルガーナ
・シュヴァルグラン
・アルバート
・タマモベストプレイ
・ディーマジェスティ
・アドマイヤデウス
・プロレタリアト
・ゴールドアクター
・トーセンバジル
・ワンアンドオンリー
・サトノダイヤモンド
・レインボーライン
・ヤマカツライデン

では、この17頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
天皇賞(春)の注目馬をあげていきましょう。

■キタサンブラック
昨年の天皇賞の覇者キタサンブラック。

外枠を引けば怪しいかもと思いましたが、
1枠2番ですので、複勝圏内はほぼ
狙えると見てもいいと思います。

前走の大阪杯は完全とはいえない中で、
余裕の1着でしたから、
今回は更に良化してくると思います。

サトノダイヤモンドに屈した
有馬記念の屈辱を晴らすのは、今回でしょう。

■シュヴァルグラン
阪神大賞典では3000Mという距離の中、
かなりのハイペースでした。

そんな中で差し切ったサトノダイヤモンドは
化物とみても良さそうですが、
2着のシュヴァルグランも良いパフォーマンスを
見せてくれました。

力では上位2頭には敵わないかもしれませんが、
サトノダイヤモンドが外枠になったので、
一発はあるかもしれません。

■サトノダイヤモンド
前走の阪神大賞典を見ていても、
動きも良く、昨年よりも成長している印象です。

距離もペースも自在で、
今回は更にパフォーマンスを上げてくるでしょうし、
こちらも欠点は見つかりません。

枠順もこの馬にはあまり関係ありませんが、
天皇賞のデータを見る限りでは、
その点だけが少し不安です。

■タマモベストプレイ
一発を狙うならこのタマモベストプレイで
勝負したいと思います。

レベル的にも難しいとは思いますが、
良いシブとさを持っているので、
一気に逃げて欲しいですね。

基礎スピードのレベルも高いので、
面白い存在だと思います。

■ファタモルガーナ
ステイヤーズステークスでは
2着と好走しましたが、今年の始動戦
ダイヤモンドステークスは7着と惨敗。

ただ、この馬は位置取り次第で
結果が大きく変わる馬だと思います。

こちらも上手く先行できれば、
魅力的なシブとさはあるので、
優位にレースを進める事ができれば
一発は期待できるでしょう。

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以上が現時点での注目馬です。

シャケトラも人気になると思いますが、
初めての58キロの斤量で3200Mとなると
買い辛い馬ではありますね。

せっかくなら意外性のありそうな
馬を狙っていきたいと思います。

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