【天皇賞(春)2016予想】不安要素が少ないのは1頭のみ

今週は淀を舞台とした伝統の一戦、天皇賞(春)が開催されます。

天皇と名前が付いているくらいですので、
格式の高いレースである事は間違いないのですが、

3200MというG1最長の距離、超高速馬場という事で、
この後に不調をきたす可能性も大きいため回避する馬が
最近では多くいます。

今年もゴールドアクターやキタサンブラックは出走するものの、
少しメンバー的には寂しい感じがします。

ドゥラメンテやラブリーデイが出走してくれれば、
更に盛り上がったと思うのですが。。。

そして、天皇賞は荒れるG1としても有名ですね。

2006年にディープインパクトが1番人気で優勝して以来、
10年間1番人気は1度しか勝利しておらず複勝率も20%と、
不振となっています。

それに対し、2番人気は複勝率70%、3番人気は複勝率50%と
2番、3番人気の方が信頼度は高い傾向にあります。

また、10番人気以下のいわゆる二桁人気の馬が、
平気でくるようなレースですので、大穴を狙ってみてもいいかもしれません。

枠順では1枠が複勝率36.8%、6枠が30.0%と
他の枠を大きく引き離しています。

高速馬場になる事から今年も1枠で前目の好位で進める馬が、
有利になりそうですね。

前走のレースから見ると、
阪神大賞典、日経賞、産経大阪杯が判断基準になるでしょう。

どのレースにも言える事が、
3000M以上の長距離での好走歴とG1での好走歴を持つ馬が、
天皇賞でも台頭しています。
それでは、コースから、
天皇賞の展望を見ていきましょう。

天皇賞(春) コース解説

京都3200Mで行われる天皇賞(春)は、
向こう正面の直線からのスタートとなります。

スタートしてからすぐ上り坂があり、
長距離という事もありますので、序盤はペースが上がりません。

その後も比較的ゆったりとしたペースになり、
2週目の3コーナー付近の下りから、ゴールまで流れるような展開となります。

最後の800Mは息のつく事ができない展開になりますので、
瞬発力もさながらスピードの持続力も必要となる、厳しいレースとなります。

先行、好位の馬が有利となりますが、
これは、4コーナーでの位置で前目にいる事が重要という事ですので、
ただ単に先行できる馬では逃げ切る事は難しいです。

ただ、最後のカーブで前と詰める事が難しく、
最後の直線が縦長になりやすい事から、
展開次第では、2012年に悠々と逃げ切ったビートブラックのように、
逃げても勝てる可能性もあります。

この辺りは予測するのは難しいですね。

基本的な予想は、前目に行けてキレより長い脚が使える馬が勝つと
考えていた方が良いと思います。

騎手の判断にも大きく左右されるレースだと思います。

天皇賞(春) 注目馬予想

今回の出走馬は以下の18頭

・キタサンブラック
・トゥインクル
・カレンミロティック
・トーセンレーヴ
・フェイムゲーム
・アドマイヤデウス
・ファタモルガーナ
・シュヴァルグラン
・トーホウジャッカル
・アルバート
・タンタアレグリア
・ヤマニンボワラクテ
・マイネルメダリスト
・サトノノブレス
・サウンズオブアース
・ファントムライト
・ゴールドアクター
・レーヴミストラル
では、この18頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
天皇賞の注目馬をあげていきましょう。

■ゴールドアクター
これまで、5連勝中と怒涛の勢いで勝利を重ねているゴールドアクター。

去年覚醒した1頭ですね。

今年初の日経賞でもトップハンデを背負いながらも、
堂々の1着と力を付けてきている事は明らかです。

2014年の菊花賞ではトーホウジャッカル、サウンズオブアースに
大きく離されての3着でその後の長距離実績はありませんが、
前での競馬もできますし、今なら十分に通用するでしょう。

■キタサンブラック
昨年の菊花賞の覇者キタサンブラック。

サクラバクシンオーの血が入っていながらも、
長距離でもやれる事を証明しました。

器用なタイプですので、
今回も大きく崩れる事はなさそうです。

今回はライバル達にマークされる事になると思いますので、
厳しいレースとなると思いますが、1枠の絶好枠ですので、
パフォーマンスを上げている今回も期待できます。

■サウンズオブアース
2着続きとこれまで重賞経験が豊富ながら、
なかなか勝ち切る事ができていません。

今回も他のライバルと比べると、
見劣りする面はあり、1着となるイメージは沸きませんが、
菊花賞、京都大賞典で強い競馬をしており、
得意な京都で距離も問題はありません。

地力はある強い馬ではあるので、
後は騎手の乗り替わりがどうかなと言う感じです。

■フェイムゲーム
昨年の天皇賞2着のフェイムゲーム。

昨年も4コーナーまでは中団におり、その後徐々に脚を伸ばしていっての2着と、
速いラップとなっても対応できるので、
流れるような競馬となれば抜け出せる可能性もあります。

前走ではトゥインクルに4馬身差で大敗していますが、
斤量4.5キロの差はやはり大きかったのでしょう。

前走で叩いてパフォーマンスも上げてくると思いますので、
仕上がりは良いと思います。

■カレンミロティック
昨年の天皇賞は3着と健闘しましたが、
その後はパッとしない成績でした。

今回もキタサンブラックなどの先行タイプがいますので、
良い環境で走る事は難しいとは思いますが、
展開が向けばワンチャンスはあると思います。

この馬はふと好走するイメージがありますので、
狙ってみても面白い馬だと思っています。
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以上が現時点での注目馬です。

3200Mという長距離ゆえに、
騎手がどう動くかで展開、着順がガラッと変わりますが、
やはり長距離の実績がある馬が強い印象です。

今のところは一番不安要素がないゴールドアクター。

ディープインパクト依頼の1番人気1着となれるのでしょうか。

6番人気以下はほとんど横一線と考えても
問題なさそうなレースですので、思い切って大穴を狙いたいレースです。

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