【宝塚記念(G1)2016予想】先行勢に注目すべき上半期最後のG1レース

上半期最後のG1宝塚記念が今週は開催されます。

ファン投票で選ばれた馬が出走する、
年末の有馬記念に並ぶドリームレースです。

今回の注目はやはり、
格が違うと言われているドゥラメンテと
天皇賞の覇者キタサンブラックの直接対決。

ドゥラメンテはこれまでキタサンブラックに2戦2勝していますが、
キタサンブラックも成長していますので、楽に勝てる相手ではないでしょう。

それでは、過去の傾向を見ていきましょう。

宝塚記念はここでG1初制覇する馬が多い事から、
荒れるレースとしても有名です。

昨年はラブリーデイがここでG1初制覇を果たしましたね。

とはいえ、過去10年の上位人気の複勝率は、
1番人気→60%
2番人気→40%
3番人気→40%とまずまずの成績。

ただ、人気薄の好走もかなりあり、
昨年は3連単52万馬券、一昨年は25万馬券と荒れていますので、
穴馬を積極的に狙っていってもいいレースでしょう。

年齢別では、4~6歳馬が圧倒的に強く、
7歳以上の馬は過去10年でほとんど馬券に絡んでいません

そして、特に強いのが、牝馬の5歳馬。

複勝率は驚異の42.9%を叩きだしています。

枠順は外枠の馬から勝利しているパターンが多いですが、
枠順はそこまで固執しなくでも大丈夫だと思います。

ただ、1枠は複勝率が高く35.7%もありますので、
先行できる馬がいれば1枠は入れていてもいいかもしれませんね。

前走では天皇賞(春)を最も注視すべきでしょう。
この10年、ほぼ全ての年で天皇賞からの馬から絡んでおり、
穴馬も平気で突っ込んできます。
それでは、コースから、
宝塚記念の展望を見ていきましょう。

宝塚記念(G1) コース解説

阪神2200Mという中距離での戦いとなる宝塚記念。

スタンドの前にあるポケットからスタート。

スタートから500Mほど直線が続きますので、
枠順の差はほとんどありません。

ただ、このコースは1コーナーを曲がったあたりから、
後ろから詰めてくるのは難しいので、好位置をとれる馬が
後半でもレースを有利に進める事ができるでしょう。

後半はペースが緩む事がなく進んでいきますので、
最後の直線は瞬発力より、長い脚が必要となります。

基本的には先行、またはある程度前目につけれた馬が好走します。

差し、追い込みの馬は実力馬以外は苦戦していますので、
人気薄で狙うべきは先行馬でしょう。

宝塚記念(G1) 注目馬予想

今回の出走馬は以下の17頭

・フェイムゲーム
・アンビシャス
・キタサンブラック
・ワンアンドオンリー
・シュヴァルグラン
・ラストインパクト
・ラブリーデイ
・ステファノス
・ドゥラメンテ
・カレンミロティック
・トーホウジャッカル
・サトノノブレス
・タッチングスピーチ
・ヒットザターゲット
・サトノクラウン
・マリアライト
・ヤマカツエース

では、この17頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
宝塚記念の注目馬をあげていきましょう。

■ドゥラメンテ
海外から帰国してきたモーリス、リアルスティールが
苦戦しているところをみると少し不安がありますが、
準備をする期間は十分にあったと思います。

長期休養明けの中山ではアンビシャスに差されかけましたし、
道悪ならパフォーマンスが落ちるなど、
色々と不安視はされていると思いますが、
この馬はやはり別格だと感じています。

今回は1着の予想に押したいと思っています。

阪神のコースは初めてとなりますが、
中山もこなせているのでその点は問題ないでしょう。

■キタサンブラック
ファン投票1位のキタサンブラック。

中距離戦線においてトップクラスの実力を持っている事は、
間違いありません。

成長も著しく、追い切りの時計からも、
前走から更に向上しているようです。

今回も前に行く競馬をするでしょうし、
脚質的にも合っているでしょう。

ギアチェンジの器用さ、
ポテンシャルの高さなどの総合力は素晴らしいものがありますが、
ハイペースとなった時の対応や最後の決め手には欠けますので、
今回はドゥラメンテの方に分があるかなと考えています。

■マリアライト
前走は敗れてはしまいましたが、
調整不足もあったと思いますので、
悲観するような内容ではありませんでした。

好位置につける事ができますし、
今回は陣営も仕上げてきているでしょう。

手強いメンバーが揃ってはいますが、
地力も高く、充実期ですので、
上位人気馬にひけのとらないレベルの高い走りが期待できます。

■トーホウジャッカル
昨年の宝塚記念の4着馬。

ここ4戦では馬券に絡んでいませんが、
天皇賞でも良い走りをしていました。

もちろん、信頼度はそこまでありませんが、
今回は仕上げてきていると思いますし、
先行策を取って進める事ができれば面白い存在だと思います。

状態が気になるところですが、
今回は調教もかなり順調との事ですので、1発はあると思います。

■タッチングスピーチ
ミッキークイーンをも寄せ付けなかった強烈な末脚は、
展開が噛み合った時の爆発力は凄まじいものがあります。

不器用さはありますので、その点が不安ではありますが、
ある程度流れた展開になればしぶとく残る事ができる
この馬が有利に働くでしょう。

雨が降り道悪になればこの馬を押したいと思います。
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以上が現時点での注目馬です。

今年はそこまで荒れる事はなく、
ドゥラメンテとキタサンブラックのワンツーフィニッシュで
決まりそうな予感もしています。

アンビシャスは実力的には上位なのは間違いないですが、
瞬発力勝負でこそ力を発揮できるタイプだと思いますので、
この阪神のコースが合うかどうかは疑問に感じます

今のところ関西の日曜日の天気は曇りですが、
土曜が高確率で雨となりそうですので、
重馬場となる可能性は高いでしょう。

そうなった時に意外な伏兵馬が好走するかもしれませんね。

今年は豪華なメンバーが揃った宝塚記念。
最後はしっかりと決めたいところです。

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