【宝塚記念（Ｇ１）２０１７予想】１強プラスあえて差し馬で狙いたいレース

梅雨に入り雨の日が多くなってきた中、
春のＧ１最終レース、宝塚記念が行われます。

３歳の出走馬はほとんど出る事はありませんので、
古馬同士の戦いとなっています。

クライマックスレースですので、
注目度も高く歴代の優勝馬も名馬が多くいますが、
開催時期が高温多湿な事や勝利しても
そこまで実績にはならない事から出走を回避する馬も多くいます。

年々、寂しい感じがしますね。

それでは、過去の傾向から宝塚記念を見ていきます。

人気順から見る過去傾向

☆１番人気は超安定、最近はやや荒れ模様☆

１番人気の成績は複勝率８０％とかなりの
安定感を誇っています。

また、2014年は３連単25万馬券、
2015年は52万円と荒れ模様ですが、
今年は出走頭数も少なく、実力の差も大きいので
狙えてもヒモ荒れ１頭くらいではないでしょうか。

年齢から見る過去傾向

☆牡馬・セン馬は４～６歳まで☆

馬券の中心は４～６歳ですが、
６歳は過去５年で１頭しか絡んでいないので、
４、５歳を中心とみてもいいと思います。

また、７歳は過去１０年で２８頭出走していますが、
馬券に絡んだ馬はいませんので、
今年も軽視しても問題ないと思います。

脚質から見る過去傾向

☆完全に前が有利な傾向☆

逃げた馬の複勝率が３５％とかなり高い数値が
示すように、前にいける馬の方が圧倒的に有利です。

差し、追い込みも届いてる事はありますが、
ペース次第という感じですので、
ペースの予想は慎重に行いたいですね。

宝塚記念（Ｇ１）　コース解説

宝塚記念が行われるのは阪神2200Mのコース。

スタートはスタンド前のポケットからになります。

スタートから緩く長い下り坂が続きますので、
前半はペースが速くなりやすいです。

枠順の有利不利ほとんど影響はないでしょう。

直線終わりの500M地点で上りがありますが、
十分に加速はついているので、
ここでペースが極端に落ちる事はありません。

そこからは最後の直線までは起伏がなく、
平坦または下り坂になるので、
全体的なペースも速くなりがちです。

この事から瞬発力より、
長く良い脚を使える馬の方が有利になります。

差し・追い込み馬にとってはかなり厳しい
レースとなるでしょう。

また、前半に隊列が決まると後方から上がってくる事が
難しいですので、この事も差し馬が苦戦する要因になります。

どの馬がペースを作るかが重要になりますね。

ただ、キタサンブラックが前に行くと思いますので、
スローになる予感もします。

そうすると差し馬が届きやすくなるので、
穴馬は差し馬から選んでも面白いかもしれません。

宝塚記念（Ｇ１）　注目馬予想

今回の出走馬は以下の１１頭

・ミッキーロケット
・ゴールドアクター
・スピリッツミノル
・クラリティシチー
・シュヴァルグラン
・シャケトラ
・レインボーライン
・ミッキークイーン
・ヒットザターゲット
・キタサンブラック
・サトノクラウン

では、この１１頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
宝塚記念の注目馬をあげていきましょう。

■キタサンブラック
春の古馬戦３冠に大手のかかったキタサンブラック。

外枠に入ってしまいましたが、今回は逃げ馬不在ですので、
またもやキタサンブラックのペースになりそうです。

天皇賞からのローテーションの心配もありますが、
このメンバーなら負ける感じはしません。

あえて外す必要はない馬でしょう。

■シャケトラ
不器用な馬ではありますが、
エンジンがかかってからの伸びは素晴らしいものがあります。

大型馬でタフなレースも大得意なので、
重馬場になりそうな今回は絶好の舞台ではないでしょうか。

不安定な面はありますが、
キタサンブラックを負かすならこの馬かもしれませんね。

■シュヴァルグラン
キタサンブラック以外での単純な実力上位はこの馬でしょう。

ただ、勝ちきれないレースが続いていますので、
Ｇ１レベルで見るとやはり底力はキタサンブラックに
勝るとは思えません。

成長は見せてきているので、馬券には入れておきたい
存在ですね。

■ミッキークイーン
阪神では連対を外しておらず、
去年の神戸新聞杯はサトノダイヤモンドに
クビ差まで迫った実力です。

前走は位置取りも悪く７着と敗退してしまいましたが、
それでも最後は伸びていたので、
スムーズに行けば勝ち負けに持っていける力はあります。

ゲートの出に難がある馬ですので、
中心視はできないですが、馬券には入れておきたいですね。

■レインボーライン
阪神との相性抜群なレインボーライン。

重馬場になりやすいこの時期の競馬も向くと思います。

ゆったりと行けそうな外枠を引けたのも
ポイントは高いですね。

前走は距離が長すぎたので参考外とみていいでしょう。

叩き３走目で状態も良くなっていると思いますので、
一発に期待したいところです。
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以上が現時点での注目馬です。

サトノクラウンはコース適正がなさそうですし、
ゴールドアクターは衰えが気になりますので、
消してもいいかもしれませんね。

道悪になりそうな今回の宝塚記念。

１１頭ではありますが、
荒れる事を期待したいです。