宝塚記念(G1) レース結果
西日本は大雨の予報でしたが、
阪神競馬場はそこまでの雨は降らず、
馬場は稍重でのレースとなりました。
今回の宝塚記念の話題としてはキタサンブラックが
9着に大敗した事でしょう。
最後の伸びが全くみられず、
ちょっと負け過ぎな印象がありますが、
キタサンブラックの敗因はなんだったのでしょうか。
それでは、宝塚記念を振り返っていきます。
宝塚記念(G1) レース回顧
まずはスタート。
出遅れる馬はなく、ほぼ揃ったスタート。
好スタートを切ったキタサンブラックが、
前に行きハナを取るかと思いましたが、
序盤に前に行ったのは、シュヴァルグランにシャケトラ、
そして、クラリティシチー。
キタサンブラックは4番手で進んでいきます。
1コーナーで先頭はシュヴァルグラン。
ミッキーロケットも前に行き、
キタサンブラックはこの時点で5番手。
その後ろにはゴールドアクター、サトノクラウン、
スピリッツミノル。
そして、後方集団にミッキークイーン、
レインボーライン、ヒットザターゲットで進んでいきます。
2コーナーではキタサンブラックが
ジワジワ前に上がっていき3番手に。
サトノクラウンもキタサンブラックの後ろを追う感じで、
前に上がっていきます。
前半のペースは1000Mの通過が60.6秒とやや遅め。
3コーナー付近でサトノクラウンがキタサンブラックに
並びかけますが、ここでペースが上がり再び後ろにいきました。
無理に追走しなくてもいいと判断したのでしょう。
内ではゴールドアクターがじっくりと我慢しており、
ミッキークイーンも後ろで待機しています。
4コーナーでは後ろの馬も上がってきて、
馬群がごちゃごちゃしながら最後のコーナーへ向かいます。
前にいたクラリティシチー、スピリッツミノル、シュヴァルグランが
若干下がり、シャケトラとキタサンブラック以外の先行集団は
序盤でほとんど後退していく形に。
シャケトラ先頭で、内からはインを通ってきた
ゴールドアクターが2番手に、
直線に入った直後でキタサンブラックは3番手。
そこからすぐに、
サトノクラウンが一気に抜け出して先頭になります。
キタサンブラックは全く伸びずにズルズルと後退。
ゴールドアクターが内で粘っており、
外からはミッキークイーンも良い脚を使っていましたが、
もう一息届かず、サトノクラウンが余裕の圧勝となりました。
力はあるものの、
なかなか日本のG1を勝てなかったサトノクラウンが、
G1初勝利となりました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
宝塚記念(G1) 各競走馬の回顧
■サトノクラウン(1着)
前半は無理をせずにキタサンブラックの後ろで進め、
途中はキタサンを煽るように並びましたが、
自身はすぐに後退して控えました。
最後は得意の瞬発力勝負で力を引き出して勝利。
これはサトノクラウンの実力もさながら、
デムーロ騎手が完璧に立ち回った事も大きいでしょう。
なかなか好走時が難しい馬なので、
見極めがし辛いですが、単純な能力は高いので、
今後も活躍する事でしょう。
■ゴールドアクター(2着)
最後の直線までは中団の馬群の中で控えて、
最終コーナーは内から最短距離で直線へ向かいました。
懸命にサトノクラウンに迫りますが、
一歩及ばすに2着で完敗。
外が辛い状況でしたので、
良い立ち回りだったと思います。
今後も噛み合えばという感じでしょうか。
■ミッキークイーン(3着)
終始後方で待機して最後の直線では
外から差してきましたが、前には届かず3着。
さすがに最後の直線でサトノクラウンの後ろから
差してくるのは難しかったですね。
直線でミッキーロケットと接触もありましたが、
スムーズに行ってても届かなかったでしょう。
■シャケトラ(4着)
前の馬が沈んで行く中、
先行馬で善戦したシャケトラ。
敗退はしましたが、
持久力を問われたレースで、
最後まで粘れたのは強い証拠でしょう。
今後も前に位置取ればかなり安定した
結果を残せるのではないでしょうか。
■レインボーライン(5着)
穴馬として期待はしましたが、
ちょっと足を溜めきれませんでしたね。
更に末脚を引き出せる展開になっていれば、
もっと上位も狙えた可能性もあったでしょう。
当日、重馬場になっていれば
もっと素質を活かす事ができたかもしれません。
■キタサンブラック(9着)
今回断トツの1番人気を裏切って
9着と惨敗したキタサンブラック。
途中で息の入らない展開となってしまった事、
外枠でいつもより集中力が散漫になってしまった事が、
原因に上げられます。
ですが、シャケトラが4着に粘れているので、
崩れ過ぎな印象はありますね。
ハッキリとした敗因は難しいですが、
色んな展開に適応できる馬ですので、
次は同じようなレースでも好走できると思います。
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キタサンブラックがまさかここまでの敗退をする事は
誰も想像できなかったであろう宝塚記念。
競馬に絶対はない事を再認識させられたレースでしたね。
それでは次回のレース予想は、
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7月2日(日)
CBC賞(G3)
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宝塚記念が終わり、
今週からは夏競馬が始まります。
開催場も全てローカル開催。
そんな開催初週の中京で行われる重賞がCBC賞。
ハンデのスプリント線ですので、
荒れやすそうではありますが、近年は堅い傾向にあります。
ただ、過去にはかなり荒れていたレースですので、
相手関係を良くみて決めていきたいと思います。
【宝塚記念(G1)2017回顧】キタサンブラックが負け過ぎたレースの口コミ
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