小倉記念(G3) 先週のレース傾向
天気は晴れ猛暑の中、小倉記念が行われました。
今年は12頭と少ない頭数ではありますが、
過去には少頭数であっても荒れたレースとなっています。
今年はどうなったのでしょうか。
まずはスタート、ほぼ揃った形となり、
最初に抜け出しハナを切ったのはメイショウナルト。
2番手にはクランモンタナが続き、
その後ろにはウインリバティとテイエムイナズマが
並走するような形に。
1番人気のダコールは中団辺りの位置で進めていました。
ペースは前半60.5とややスローな展開に。
前半を終えた直後あたりから、
ロングスパートを狙ったアングライフェンが、
一気に押し上げてきて、4コーナー手前で3番手に。
クランモンタナにも
早くも鞭が入っていましたね。
直線に差し掛かる手前で、
メイショウナルトは早々に失速。
後ろからクランモンタナが脚を伸ばし1番手に。
内側からテイエムイナズマとサトノラーゼンが追走しますが、
なかなか差は縮まりません。
外では、ダコールとベルーフがマーティンボロが外によれたせいで、
追い辛そうにしていました。
逆にエキストラエンドはスペースが空いて、
まっすぐ突っ込める形に。
最後は、ダコール、ベルーフ、エキストラエンドが
クランモンタナを猛追しますが、
届かず、クランモンタナが初の重賞を制覇しました。
それでは、
上位人気馬、注目馬の走りを見ていきましょう。
小倉記念(G3) 各競走馬のレース回顧
■クランモンタナ(1着)
今回は昨年とは違い、前での競馬をしました。
最後は失速しましたが、よく粘ったと思います。
レースが例年より緩い流れでしたし、
展開が噛み合った事も勝因でしょう。
追い切りで好時計を出しており、
調子は良さそうだったとはいえ、
1着になるとは思いませんでした。
今回は展開、メンバー的にも恵まれた点が多いですので、
次に繋がるかどうかは疑問ではあります。
■ベルーフ(2着)
上がり最速を使い伸びてきましたが、
最後は2着となったベルーフ
ダコールを意識してか道中は後方での競馬をしていました。
スローなペースであっただけに、
もう少し前めでの競馬をすれば1着も十分にありえたでしょう。
また、今回は最後の直線でロスもありました。
近走では凡走が目立っていただけに、
ここから復活して欲しいところです。
■エキストラエンド(3着)
エキストラエンドは逆にロスなく進めましたが、
最後の伸びがイマイチでした。
走るタイミングを見極めるのが難しい馬ですが、
実績的にはこのメンバーならもう少しやれても
良い存在ではあります。
今回はスローな展開もこの馬にとってはよかったですね。
■ダコール(4着)
ベルーフと同じく、最後の直線で
マーティンボロが壁となりロスがありました。
ですが、ベルーフはそこから2着に追い上げているのですから、
ちょっと力及ばずといった感じでした。
速いペースでもこなせるので、
展開も合わなかった印象です。
■サトノラーゼン(7着)
2番人気ながら、7着と凡走に終わったサトノラーゼン。
ロスなく進めていたにも関わらず、
最後の直線で伸びる事ができていませんでした。
この馬も速いペースがあってるとはいえ、
今回の走りを見ている限り、
まだ立て直す事ができていない感じです。
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早めに仕掛けたアングライフェンは
最後、早々に甘くなり9着となりました。
仕掛けのタイミングうんぬんより、
単純に力がまだ足りないという印象です。
このクラスではまだ張り合う事はできないかもしれませんね。
12頭立てという少頭数ながら、
11番人気のクランモンタナが勝利したため、
32万馬券がつき、今年も荒れた小倉記念。
クランモンタナは入っていたものの、
不器用なタイプという事から、
ベルーフ、エキストラエンドは切っていました。
こういういつ走るかわからないタイプは本当に難しいと
感じたレースです。
それでは次回のレース予想は、
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8月14日(日)
関屋記念(G3)
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秋のG1を目指すような馬も多く出走する事から、
こちらは配当的には落ち着いた傾向となっています。
今年も春に活躍をみせていた馬も多く出走しますので、
上位人気の信頼が髙そうです。
今回は堅実な予想が良さそうな予感がしています。
【小倉記念(G3)2016回顧】予想外ではなくても、獲りにくいレースの口コミ
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