皐月賞と同じコースで行われるトライアルレース、
弥生賞が今週は開催されます。
コースも同じ事から本番に繋がる事が多く、
弥生賞からクラシックホースが多く産まれています。
今年のG1を占う意味でも注目度は高いレースと言えるでしょう。
今回は1番人気濃厚だったブレスジャーニーが回避した事により、
昨年よりは荒れるレースを期待できそうです。
それでは、過去の傾向から弥生賞を見ていきます。
人気順から見る過去傾向
☆近年は少し荒れ模様の傾向が☆
昨年はマカヒキ・リオンディーズ・エアスピネルの
2番→1番→3番人気で決着し、
3連単830円とガチガチのレースとなりました。
ですが、一昨年は18万馬券、4年前は46万馬券と
荒れる時はなかなかの荒れたレースとなります。
今年は絶対的な信頼を置ける馬が見当たりませんので、
荒れる事を期待してもいいかもしれませんね。
枠順から見る過去傾向
☆人気馬の外枠が不振傾向☆
過去10年のデータを見てみると、
一見外枠が来ていないような感じもしますが、
弥生賞は出走頭数が少ないだけで外枠も来ています。
内も外もあまり有利不利はありませんが、
3番人気以内の人気馬の場合は、
12番以降の枠に入ると馬券を外す事が多いので、
その点は注意しておいた方がよさそうです。
脚質から見る過去傾向
☆先行馬×差し馬の組み合わせがいい☆
中山は先行有利な展開になる事が多く、
このレースも例外ではありません。
現在の馬場を見てみても、
先行勢が良く勝っているので、
先行馬または中団につける馬が良さそうです。
追い込み馬には厳しい展開となるでしょう。
弥生賞(G2) コース解説
弥生賞が行われるのは中山2000Mの舞台。
スタートは正面スタンド前から。
先週の中山記念とは距離が200M違うものの、
アップダウンが激しいコースである事は
変わりありません。
スタート直後は若干の下りですが、
100M程で上り坂に突入します。
そこからは中山記念の時と同じく、
上りながらカーブに入ります。
スタートで下りではありますが、
序盤に加速をつけにくく、ペースは遅めの傾向ですね。
上りながらカーブを曲がると、
2コーナーあたりからは下りとなります。
ここから皐月賞ならペースが上がっていくのですが、
弥生賞の場合はそれほど大幅にペースが上がる事は少ないです。
後続の馬は先週の中山記念と同じく、
仕掛けるタイミングが重要となるでしょう。
スローで差しが決まるレースとはいえど、
中盤で徐々に位置を上げていける馬でないと
馬券内に入る事は難しそうです。
中山記念と同じく、
- 内枠の先行馬
- 4コーナーまでに上がっていける馬
この点に注意した方が良さそうです。
そして、こちらも先週と同じく、
重馬場適正が如実に出るレースですので、
天候にも注意ですね。
弥生賞(G2) 注目馬予想
今回の出走馬は以下の12頭
・カデナ
・キャッスルクラウン
・グローブシアター
・コマノインパルス
・サトノマックス
・スマートエレメンツ
・ダイワキャグニー
・ダンビュライト
・ディアシューター
・テーオーフォルテ
・ベストアプローチ
・マイスタイル
では、この12頭の中から調教具合や血統、適正などを加味して、
弥生賞の注目馬をあげていきましょう。
■コマノインパルス
今回の出走馬の中で外せないのは
中山巧者で2000Mの巧者でもあるコマノインパルスでしょう。
中団からの差しができる馬ですので、
問題はないと思いますが、差しが後ろ過ぎたらという不安はあります。
ただ、道中も動ける馬で、
自在性もあるので問題はないと思います。
■グローブシアター
兄がエピファネイアとリオンディーズという、
血統的には申し分のないグローブシアター。
パワーとスタミナの血はしっかりと受け継いでおり、
前走のホープフルステークスでも3着ながら、
存在感のある走りをしてくれました。
スローな展開となりそうな今回、
ガンガン前に行って押し切って欲しいですね。
■ダイワキャグニー
前走のレースは500万下とはいえ、
決してレベルの低くないレースでした。
そこで見事に2馬身差をつけて快勝。
まだ重賞未経験ながらこれからの成長を期待したくなる
レースをしてくれました。
中山は初めての挑戦ですが、
先行しながらも長い脚も使えるので、
本コースでも問題はないでしょう。
■ダンビュライト
昨年の朝日杯では2番人気ながら、
13着と惨敗してしまいましたが、
前走のきさらぎ賞では3着と挽回。
血統的にも距離が長い方が合っている印象でした。
この2走はなかなかスムーズに動けていない事が
気になりますので、内に揉まれずに積極的に
前に行ける展開となれば馬券内も見えるでしょう。
■マイスタイル
シンザン記念では5着と馬券内は外してしまいましたが、
そこそこのレベルの馬に対して僅差で戦えています。
先行できますし、距離も伸びた方が良さそうな感じで、
面白い1頭だと思います。
内枠を引いてくれればかなり期待度は高くなりそうです。
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以上が現時点での注目馬です。
こでまで連対を外した事がないカデナが
1番人気となりそうですが、これまで勝ってきた
相手レベルも高くありません。
ここで完璧に仕上げてこない可能性もありますので、
もしかしたら飛ぶ事も十分にありえるでしょう。
昨年ほど激しいレベルの差は感じられませんので、
積極的に穴馬を狙っていきたいですね。
【弥生賞(G2)2017予想】今年のメンバーレベルなら穴馬狙いでもいいの口コミ
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