弥生賞(G2)レース結果
春を感じる暖かい気候の中、
今週は皐月賞のステップレース、弥生賞が行われました。
レースは序盤スローな展開から、
最後はコーナーではなく直線からペースアップし、
前残りが強いレースとなりました。
勝ったのは先行から最後も伸びてきたダノンプレミアム。
デビューから無傷の4連勝となりました。
それでは弥生賞を振り返ってみます。
弥生賞(G2)レース回顧
まずはスタート。
好スタートを切ったのは、
外枠の2頭、サンリヴァルとダノンプレミアム。
続いて打ち枠のリビーリング、ジャンダルム。
1馬身程空けてワグネリアン。
その後ろにはオブセッション、アラウン、
アサクサスポット。
そして、そこから2馬身程空けて、
トラストケンシン。
最後方にはヘヴィータンクとなります。
サンリヴァルが4馬身程開けて先頭を進んでいきます。
番手のダノンプレミアムは掛かる事なく、
抑えている感じ。
前半1000Mは61.5秒。
ペースはスローですが、弥生賞なら普通ですね。
隊列はやや縦長、
ヘヴィータンクが大差で後ろを走っています。
せめてもう少し仕上げて出走して欲しかったですね。
レースは3コーナーを回り、
後続が徐々に追い上げてきます。
最後の直線手前でダノンプレミアムが
先頭に1馬身差程まで詰めてきます。
そして、最後の直線。
オブセッション、アサクサスポットは
カーブで大きく回ってしまい、
かなりのロスをしていました。
これだけの不器用だと本番も難しそうです。
外からダノンプレミアムがジワジワと追い詰めますが、
サンリヴァルも先頭で粘ります。
その後ろではジャンダルム、ワグネリアン、
リビーリングも追走。
この5頭の争いになりました。
残り200M、
伸びてきたのはダノンプレミアムとワグネリアン。
ダノンプレミアムは一気にサンリヴァルを交わして
先頭に立ちます。
ワグネリアンも4番手から力強く伸びて
前を強襲していきます。
しかし、最後はダノンプレミアムが他を寄せ付けず、
後続と1馬身差をつけて余裕のゴール。
2着はゴール手前で前2頭を差しきったワグネリアン。
ダノンプレミアムには届きませんでしたが、
流石の末脚を見せてくれました。
3着にはジャンダルムがハナ差でサンリヴァルを
交わしてゴールしました。
それでは、各馬の回顧をしていきます。
弥生賞(G2)各競走馬の回顧
■ダノンプレミアム(1着)
4連勝を飾ったダノンプレミアム。
様々な流れで勝ち切っており、
死角のない競馬をしていますね。
道中もかからず折り合いをつけており、
成長も感じられます。
皐月賞はペースが上がりますが、
こちらも問題ないでしょう。
長い距離も対応できるので
ダービーも視界は良好です。
今年どれだけのタイトルを獲れるかが楽しみですね。
■ワグネリアン(2着)
最後は追いこんでいたものの、
決定的な差を詰める事ができませんでした。
仕掛けがもう少し早ければと思いますが、
ダノンプレミアムも余裕がありましたので、
完敗でしょう。
皐月賞よりダービーで期待したいですね。
■ジャンダルム(3着)
上手く好位置で競馬をしていましたが、
最後は甘くなりワグネリアンに差されて3着。
思ったよりはしぶとく粘ってくれましたが、
上位と比較するとまだ力は及ばない印象です。
G1で勝ちきるなら余程恵まれないと難しいでしょう。
■サンリヴァル(4着)
終始ハナを切って、最後まで良く粘っていましたが、
ゴール手前で差されて惜しくも4着。
道中でペースを落としていましたので、
あそこでもう少し引き離していればと感じました。
最後の直線勝負では瞬発力がどうしても劣りますからね。
先行力や完成度はやはり高いので、
今後も馬券内には入れておきたいですね。
■リビーリング(5着)
先行してダノンプレミアムの後ろを付いていきましたが、
最後ははっきりと甘くなって5着完敗。
やはりこのメンバーですと、
力の差がハッキリ現れますね。
今回の負け方ですと、
クラシックでは難しい競馬となりそうです。
■オブセッション(7着)
中団で進め、最後のカーブで加速しようとしましたが、
大きく外に膨らむ致命的なロス。
そこから追い上げる事はできず7着と完敗。
不器用な感じはありましたが、
ここまでコーナリングが上手くいかないとは
思いませんでした。
素質は素晴らしいだけに、
この弱点を早く克服して欲しいですね。
レースは堅く決まりましたが、
皐月賞の展望が垣間見れた良いレースでした。
ダノンプレミアムがこのままどこまで勝ちを
重ねるかが楽しみです。
それでは次回のレース予想は、
_______________
3月11(日)
報知杯フィリーズレビュー(G2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トライアルが続き、
今週は桜花賞のトライアルレース、
報知杯フィリーズレビューが行われます。
桜花賞のトライアルとはいえ、
1400Mというスプリンターも好走できるレースから、
最近ではここから本番という感じではないですね。
割と荒れるレースではありますので、
穴馬を狙っていってもいいと思います。
【弥生賞(G2)2018回顧】皐月賞の展望が伺えたレースの口コミ
コメントはまだありません。